セフレが出来た。
俺は今まで俗に言う「セフレ」というものが出来た事がなかった。
自分で言うのもなんだが、外見は左程悪くない。
彼女はいる。
太ってもいない。
貧乏なわけでもない。
性格だって悪くないと思う。
しかし、全くセフレができなかった。
というより、作り方がわからなかった。
そんな感じで30歳になり結婚をした。
子供もできた。
刺激の無い生活を送っていた。
そして数年後の夏、遂にセフレが出来た。
出会いは近所のスナック。
会社帰りに出会いを求めてたまたま入ったスナックに主婦が二人いた。
俺はその二人を全く意識してない風を装い、
恰好つけながら一人カウンターで飲んでいた。
もちろん心の中では意識しまくり。
そしてラッキーな事に、酔っ払ってテンションの上がった主婦達から声を掛けてきた。
「ね~!お兄さん!こっちで一緒に飲みましょ~!」
俺は内心【キタ~!!!】とはしゃいでいたが、ここは冷静に
「じゃあ、せっかくだから。良いですか?」と返事した。
俺は主婦達のテーブルに移動した。
その主婦達は寛子さん(38歳)と祐美枝さん(42歳)。
寛子さんは小柄で可愛い感じ。
かなり美人。
祐美枝さんは同じく小柄だが小太り。顔は20点。
ニキビ跡の様な肌が目立つ…。
胸はでかそうだが…。
もちろん俺は寛子さん狙い。
都合が良い事に、寛子さんはノリが良い。祐美枝さんはおとなしい。
3人で飲んでても寛子さんの方とばかり話をしていた。
1時間程度飲んだ頃、祐美枝さんがトイレに行った。
ここはチャンスとばかりに、寛子さんを口説こうと思っていた。
口説こうとしたその時、
寛子さん「ね~、ユミの事どう思う?」
俺「えっ?」
寛子さん「ユミね、あなたの事気に入ったみたいよ!」
俺「えっ、またまた~。」
寛子さん「ホントよ!だってあなたに声かけようって言い出したの祐美枝なんだから。」
俺「えっ、ホントに?」
寛子さん「ユミさ~、旦那さんと上手くいってないんだって。チャンスかもよ~!」
俺「何言ってるんですか~!」
寛子さん「とにかく、私はこれで帰るから!後はお二人でどうぞ!急用ができたって言っておいてね。」
と言うと、お金を置いて店を出て行った。
暫くすると、トイレから祐美枝さんが帰ってきた。
祐美枝「あれ?ヒロちゃんは?」
俺「なんか急用ができたみたいで、帰りましたよ。」
祐美枝「え~。そうなの~。」
俺「どうします?帰ります?」
祐美枝「どうしようかな~。」
俺はこの時、酒を飲んでいるせいか、
祐美枝でも良いからヤリたい気持ちで一杯だった。
俺「じゃあ、場所変えましょうか?」
祐美枝「う~ん。どうしよう…。」
小太り・ブツブツ(42歳)が迷っている事に腹が立ったが自分を抑えた。
俺「良いじゃないですか!行きましょ!」
祐美枝「じゃあ、後少しだけ。」
店を出ると、タクシーに乗り別の店へ向かった。
車で10分位だが、そこは近くにラブホがある。もちろん作戦通り。
その店で、祐美枝にガンガン酒を飲ませ、店を出る頃には千鳥足状態。
勢いにまかせて、ラブホへ連れ込んだ。
部屋に入ると祐美枝はベットに横になり、半分睡眠状態。
俺は祐美枝の服を1枚1枚脱がしにかかった。
ブラとパンティのみになった祐美枝は「ダメ・・・だよ・・・。」
などと呟きながらも力は無かった。
祐美枝の体は何とも醜かった。腹は4段腹。
俺は祐美枝の巨乳が収納されているブラをはずした。
「た、垂れてる・・・。」
そこにあったのはパンダの目の様なおっぱい。デカイ乳輪に黒い乳首。張りもない。
ショックだったが、しゃぶり付いた。
舌で乳首を転がした。
祐美枝は「ん~んっ・・・。」などと少し喘ぎ声を出していた。
おっぱいを味わった後、俺の大好きなクンニへ。
パンツを脱がし、足を広げた。
毛が多い・・・。黒い・・・。
クンニフェチの俺は構わずマンコに顔を近づけた。
ムワ~っと熱気が立ち込める。
いざ舐めようと舌を伸ばしたその時、物凄い異臭が。
例えるなら、真夏のゴミ収集車の匂いを更に強烈にした匂い。
クンニ大好き人間の俺も、これにはさすがに耐えられなかった。
仕方なく手マンをすると既にアソコはビチョビチョ。
祐美枝はというと、「あ~!!イイ~」と叫び出す始末。
10分程度手マンしていると遂に絶頂へ近づいたらしく、
突然ムクッと起き上がってきた。
祐美枝は俺の唇に吸い付いてきて、舌を絡めてきた。
口が臭い・・・。
そして俺の服を脱がせ、一気にチンポにしゃぶり付いてきた。
フェラはまぁまぁ気持ち良かった。
そして、糸を引きながら口から俺のチンポを離すと俺にまたがり
騎上位で一気に挿入してきた。
俺は「えっ!ゴムは?」と聞くと、
祐美枝「大丈夫。私妊娠しない体質なの。」
それを聞いて微妙な気持ちになったが、安心はした。
祐美枝は俺の上で腰を振りまくりながら、
「あ~イイ~!!もっと!!!」などと叫びまくり。
そして、「お願い。起きて!」と言ってきて、
抱き合い、舌を絡ませながら腰を振り続けていた。
物凄い汗、そして軽いワキガ臭。少し酸味が効いていた。
そんな中でも俺は絶頂を迎え、祐美枝の膣内に思いっきり射精した。
祐美枝は「あ~、すっごい出てる!」などと叫びながら感じまくっていた。
射精後、我に返った俺は1秒でも早く家に帰りたかったのだが、
祐美枝はすっかり恋人気分。
勝手に腕枕をしてきて、俺にへばりついていた。
その状況が非常に嫌で俺は「シャワーを浴びてくる」と一言言うと、
立ち上がった。
祐美枝は一緒に立ち上がり、
バスルームへくっ付いてくる。
正直うざかった。
シャワーを浴び、着替えようとすると、
「今日は朝まで大丈夫だよ・・・。」と。
とてもじゃないが、朝まで一緒に過ごせる心境じゃなかった為、
「俺、明日早いんだ。ごめんね。」
と、そそくさと着替えた。
祐美枝はかなり不満そうだったが、嫌々ながら着替えていた。
ホテルを出ると、タクシーを拾い、お互い無言で帰った。
家に帰ると、飲んでいる時にメアドを交換していた事もあり、
祐美枝からメールがあった。
「今日はありがとう。また暇な時に連絡下さい!」
その時は次は絶対無いなと思っていた。
しかし1週間後、懲りない俺は気が付けば祐美枝にメールしていた。
「今晩暇?」
などという簡単なメールだが、1分もしないうちに返事が返ってきた。
「全然大丈夫だよ!何時頃にする?」
その日の夜、また祐美枝の体内に射精した。
そんな事をかれこれ半年位続けただろうか。
週1回位のペースでヤリまくった。
いつも俺がヤリたい時にだけ連絡して、祐美枝からは連絡させない。
嫁にばれたらシャレにならないからな。
おもちゃも使ったし、無理矢理アナルに突っ込んだ事もあった。
普段嫁に出来ない様なプレイを祐美枝の体で初体験していた。
ブサイクな祐美枝と一緒にいる所を絶対に人に見られたくなかったので、
いつもラブホで集合・解散。
ずいぶんと可哀想な事をしたかもしれない。
約半年経ち、そろそろ飽きてきたな~と思っていた時、祐美枝から連絡があった。
「今日、会える?」
俺は今日1発ヤッて最後にしようと思い、祐美枝と待ち合わせした。
ホテルでいつもの様に大量に祐美枝の中に放出し、一服していると、祐美枝が「話があるんだけど…。」と。
俺は「あれっ、こいつもしかして俺と別れようと思ってる?まぁ、丁度良いか。」位に思っていた。
しかし、それは全く予想もしなかった内容だった。
祐美枝「妊娠したみたい・・・。」
俺「えっ?」
祐美枝「あなたの子供が出来たみたい・・・。」
俺「はっ?だ、だって妊娠しないんでしょ?!」
祐美枝「うん。そう思ってたんだけど、かなりの確率でできちゃったみたい・・・。」
俺「はっ?!何それ!ど、どうすんのよ?」
祐美枝「えっ?どうするって生むよ!もう一生妊娠しないかもしれないし!」
この辺から祐美枝の口調が変わってきた。
俺「無理だろ!俺結婚してるし!」
祐美枝「はっ!?何それ!?結婚してるってどういう事?!」
俺「お前だって結婚してんじゃん!それにホントに俺の子かよ!」
祐美枝「何それ!!信じられない!!!あなた以外とセックスしてないわよ!!!」
俺「・・・。」
祐美枝「とにかく私は生むから!絶対責任取ってよね!!」
俺「だ、だってお前妊娠しないって言ってただろ!」
祐美枝「できたんだからしょうがないでしょ!」
俺「しょ、しょうがないって・・・。」
祐美枝「とにかく、奥さんと別れてよね。私も旦那と正式に別れたから。逃げても無駄だからね。あなたの住所もわかっているんだから!」
俺「・・・。」
祐美枝「とりあえず今週中には奥さんと別居してよね。」
俺「む、無理だって!」
祐美枝「だったら私が奥さんのところ行くよ!イイの?!」
俺「・・・。」
祐美枝「とにかく、絶対責任取ってよね!!」
そう言い残すと祐美枝は部屋から出て行った。
残された俺はホテルの部屋で一人混乱していた。
どうしたらいいのか、全くわからない。
妻子と別れたくない!
あんなブサイク女と絶対結婚したくはない!!
死にたくもなったが、死ぬ勇気すらない。
それから1週間。
ほとんど眠れない。
食欲も全くない。
たまに祐美枝から「早く別れてよ!」的なメールが来ていた。
しかし何も行動を起こせずにいた。
10日程経ったある日、祐美枝からメールが。
「先週中って約束でしょ!家に行くよ!!良いの?!」
俺は「あと3日待って!何とかするから!!」と返答した。
翌日から3連休。
最後に3日間家族で過ごし、翌日、蒸発する事を考えていた。
3日間、家族3人で温泉旅行へ行った。
とにかく楽しかった。息子もはしゃぎまくっていた。
嫁もホントに喜んでいた。
家族と別れたくない!!!と心から思った。
残酷にも楽しい3日間はあっという間に終わり、約束の日となった。
やはり嫁には全く話す事ができなかった。
息子は元気良く「いってきま~す!」と学校へ行った。
玄関で強く抱きしめてあげた。
俺はその日、出張に行く事になっていたため、
荷物をまとめて嫁に「じゃあ行ってくる。」と一言。
嫁は「気を付けてね!」と。
普段した事は無いが、嫁に軽くキスをして家を出た。
驚いた顔をしていた嫁が愛おしかった。
会社に辞表を出し、退職金は嫁に振り込まれるように手配した。
携帯電話も解約した。
俺は着替えの入った旅行カバンと、
現金10万円程度持ち、
祐美枝の住むアパートへ向かった。
部屋に付くと散らかってる中で祐美枝が寝転がりながらTVを見ていた。
改めて見ると、本当に醜い。
顔も体型も最悪だ。
祐美枝「あれッ?早くない?仕事休んだの?」
俺「会社は辞めてきた。」
祐美枝「本当に?!どうやって生活すんの?!」
俺「考えるよ。」
祐美枝「どうすんだよ~!ふざけないでよ!も~!」
祐美枝「お金はあるの?言っとくけど私無いからね。」
俺「・・・。」
それからの生活は散々だった。
俺は何とか新聞配達の仕事を見つけて、
祐美枝とそこの寮に引っ越した。
祐美枝は家事をしない。掃除もしない。
家でゴロゴロしているせいか更に太った。
あれからセックスは一度もしていない。
祐美枝が同じ寮のおっさん達と浮気をしている事は知っているが、
もうどうでも良い。
数カ月後、子供が生まれた。
重い障害を持っていた。
今思うと、この子が本当に俺の子なのかもわからない。
でも俺にはもうこの子の為に生きていく事しか生き甲斐が無い。
置いてきた家族をたまに思い出し、
自分のとったバカな行動の愚かさを悔いながら、
今も辛い日々を送っています。