それは私が45歳のときでした。
同性愛なんて想像もしていなかった頃の話です。
その頃の私は市役所の係長でした。
日曜出勤して調べ物をしていたら、部下で『A』という30歳の女子職員が出勤してきて、「近くだから慰問に来ました」とコーヒーを淹れてくれました。
応接室のソファーで雑談しながら2杯目のコーヒー飲み終えた頃、なんだか無性に眠くなり、私はソファーで寝入ってしまいました。
ちなみに・・・。
Aは私より背は低いものの、均整の取れた美人でした。
私は典型的なおばさん体型です。
どれくらい時間が過ぎたのか、ふと下半身に違和感を覚えて目を凝らしてみると、剥き出しになった下半身をAの指が這いまわっています。
(まさか、Aって・・・)
はね退けようとしましたが、恥ずかしさとあまりの気持ち良さにしばらく動けずにいると、どんどん快感が増してきて体の力が抜けていくのが分かります。
そのうちAの両手がシャツの下から差し入れられ、そのまま両方の乳首まで這い上がって、微妙に刺激し始めました。
思わず、「ああっ」と声を出してしまうほどの快感でした。
いきなり乳首を触らえて感じてしまう自分が信じられず、頭が混乱してきます。
その後も乳房の周辺から中心に向かって弾くような愛撫が続きました。
私は、とっくに目を覚ましているのがバレバレなほど喘いでいました。
同時に下半身の愛撫とクンニが開始されました。
その頃にはもうAの舌を拒否する気もなくなり、ただただ生まれて初めて体験する快感に身を任せてしまいました。
そのうちAの舌が私の割れ目を離れ、私の片足を持ち上げて腰を浮かせると、アナルの周辺を舐め始めました。
(ああ、気持ちいい・・・)
すっかり快感に翻弄されてしまい、昼日中の職場で同性の部下にアナルを責められるという異常な状況に興奮した私は、今まで発したことのない喘ぎ声を断続的に出していました。
やがてAの舌で解されたアナルにひんやりしたな指が這い回り始めました。
するっとした感触と共に指が1本、ゆっくりと差し込まれます。
後で思えば、何かクリームのようなものを塗られていたのです。
大した痛みもなく、Aの指を飲み込んでしまいました。
それどころかAの抉るような指使いで、(もっと動かして欲しい)とさえ思ってしまいました。
そんな私の気持ちを察知したのか、Aは指を2本にしてきました。
かなりの圧迫感ですが、自ら両足を抱え込んでAに協力さえするようになっていました。
Aはアナルに指を出し入れしながら体を横にずらし、クリをしゃぶっていた口で乳首を責めにかかります。
一度味わった乳首の快感は忘れようもありません。
その瞬間に私は、「ああっ!!」と、自分でも驚くほど大きな声で喘いでいました。
またしても、アナルと乳首の2箇所責めです。
私はAの思うがままに喘がされてしまったのです。
「どうですか、お尻だけでイッてしまった気持ちは?」
ほくそ笑みながら彼女の唇がゆっくりと私の顔に近づいてきて、キスをしようとしました。
私は快感よりも、(とんでもないことしてしまった!)と頭がパニックになってしまい、顔を背けました。
それでもAは私のうなじに舌を這わし、耳たぶを舐め、荒い息を吹き込んできます。
私はブルブルと震えるだけで拒むことができません。
さらにAは私の右手を引き上げて脇を晒すと、「綺麗に手入れしてあるのね」と笑いながら、手触りを確かめるように右手の指で軟らかく刺激し始めました。
気まぐれのように時々、乳首や臍にも触れてきます。
何度か行き来している間に、「いい声が出てきたわ」とAが満足気に呟きます。
私は、「あっ、あっ」と断続的に喘いでしまいました。
「気持ちいいの?」
彼女に耳元で聞かれ、それでも必死で首を横に振って認めようとはしませんでした。
そんな私をAは嵩にかかって責めてきます。
微妙な強弱をつけたり、何かを探るように奥襞を抉ったり。
そのうち彼女は私の首の下に片腕を差し入れると、私の顔を抱きかかえるようにして頬を寄せて、耳元に言葉を吹き込んできました。
「脇の下が光ってきたわ」
「お腹が波打っている」
「お行儀が悪いのね」
こうして彼女に喘がされている最中にも再びキスを求められ、今度は為す術もなく唇を奪われてしまいました。
一旦受け入れてしまうと、もう歯止めが利きません。
舌を吸われ、口内を舐め回され、彼女のねっとりと濃い唾液も何の抵抗もなく飲み込んで・・・。
私はいつの間にかAに寄りかかり、自分から彼女の背中に両手を回していました。