俺がバーのバンドボーカルをやってた二十代半ば、生涯唯一のモテ期だった。
 現在とチガいヤセ型だった俺、背は低くフツ面。
 そんな俺でもステージを重ねる度に女性客が増えてチヤホヤされはじめた。
 そんな中、一人の子が積極的アプローチして来た。それが彼女だ。
 まだ時代は携帯よりポケベルが大半の頃、電話番号を書いた女子らしいメモ用紙を手渡して来た彼女に俺も始めからホレてしまった。
今の有名人で例えると森泉っぽい彼女、背は俺と同じ位でヒールの高い物を履くとその分彼女の方が高くなる。
 艶やかなロングヘアーでセクシーさを併せ持つ可愛い子だ。年は二十歳。一人娘。
 (ちなみに、俺も彼女も地元民。)
初デートのカラオケの帰り、助手席の彼女は
 「次会う約束して下さい。」
 と眼を閉じて顔を少し上げた。キスのおねだり、積極的だ。
ある晩(といっても3度目に会った時)、様子がおかしくヤケにツンツンした態度を続ける助手席の彼女にキレた俺。
 そのワケは、仕事の都合上、俺のステージを毎回見に来れる訳ではない彼女は他にもファンが居る俺にヤキモチを焼いていたとの事。
「俺、カッコつけてッけど、今のバンドやるまでモテた事ないし、お前だけだから。」
 そう言うと彼女の方から抱き付いて来た。舌を絡ませるキスの後、深夜のホテルに車を向けた。
 道中、俺の左腕にしがみ付いて寄り掛かる様に肩に頭を付ける彼女。
 運転しずらさこの上ないが愛おしい。
 信号に引っ掛かる度にチュッチュッとするバカップルになっていた。
ホテルに着くと彼女の手を引いてチェックインして急ぐ様に部屋に入った。
 実際、朝になれば二人とも仕事だから時間が無かった。
鍵をロックすると彼女をベッドの前に立たせた。
 抱き締めてチュッとすると彼女は微笑んだ。
 俺は彼女の服を手早く脱がし始めた。
 アウター、トップス、タイトのミニスカ。
 まるで、親が子供の着替えをさせている様に。
彼女「お風呂は?」
首を横にふる俺「いいよ。」
彼女「電気は?」
首を横にふる俺「いいよ。」
俺はワガママモードだった。(変態モード?)
 明るい部屋で彼女の全てを見ながら風呂に入らない彼女本来を堪能したかったのだ。
 セクシーなコロンの香りもそのままに。
彼女をブラとショーツだけの姿にすると俺は自分でトランクスだけになった。(バリテント!)
再び抱き合いチュッチュッしながら彼女をベッドに横たわらせながら覆い被さる様に上になる俺。
 二人は高揚し、キスは先程よりディープになる。
 互いの舌を絡め合い、頬裏、歯茎にまで舌を這わせ唾液も吸い合う。キスというより口への愛撫だ。その中
 「はぁ んふ 」
 彼女のもらす吐息が色っぽい。
 眼をトロンとした表情、セクシーだ。
口を離し、俺の顔は彼女の耳、首筋とキスしながら少しずつ下に向かう。
 勝負下着であろう、フロントホックのビスチェブラは実にすんなりと外し安く、大きくはないが形のいい胸が露出した。
 両手で揉み上げ、ソフトに擦り、先端部を軽く摘まんではまたソフトに擦り、揉み上げる。
 コリッとなった両先端部を交互に口に含み、吸ったり舐め上げたりした。
 可愛くあえぐ彼女。
 俺はそれまでの女歴は元カノ達2人しか居なかったが、どちらも 明るい部屋NG、濃厚な前戯NG、しかもマグロ↓でつまらんセクースしか経験が無かった。
 俺はあえぎ声すら可愛くセクシーな今の彼女に(やっと出逢えた)と喜びに心踊らせていた。
 そしてそんな彼女に俺のやりたかったセクースをぶつけていた。
俺は彼女のショーツに手を掛けた。
 すると彼女は少し腰を浮かせたので、クロッチに染みの出来ているショーツをサッと一気に脱がせた。
 (意外に剛毛~)そのギャップに、より興奮を覚えた。
 彼女の脚を開き御開帳。
 ピンク色のアワビが目に飛び込んだ。
 そこに顔を埋めようとした俺だったが、
 (ストップ!)頭を彼女の両ひざに挟まれた。
 「だって、お風呂・・」
 俺は拒む彼女の脚を無言で強引に開いて行く、抵抗は途中で止んだ。そして秘部にキスをして顔を埋めた。
 少しのアンモニア臭。しかし、クサいとは思わなかった。
 わざと音と立ててのクンニ、俺の頭を両手で押さえる様にしている彼女のあえぎ声が大きくなる。
 アンモニアの匂いが取れて来ると、ほんのり酸味を帯びた彼女の味に変わった。
 (例えるなら、甘さの無いソース煎餅のみかんジャム)
 俺はその味に犬になった。
アワビの上部の蕾を舐め上げると中身の小さなピンクの突起が露出して少し丸く膨らんだ。
 その突起を数回舐め上げた時、彼女のあえぎ声がカン高くなり、俺の頭を押しのけ、体をよじって横を向いてしまった。
 「 ダメ~、イッちゃうからぁ ダメ~ 」
 息の荒い彼女を立ち膝姿勢で少しの間、見下ろした俺はベッドの上で立ち上がりながら彼女を引き起こした。
『仁王立ち』そして彼女は顔の真ん前に突き出されたギン立ちの俺棒をしなやかな右手で握った。(ヤベ、自分で握るのとチガう。気持ちイ~♪)
 彼女はハニカんで
 「なんか出てる。」
 と言った後、棒を優しくシゴキながら先端にキスを数回してソフトにくわえ込んだ。
洗ってない俺棒に、ゆっくりめに頭を前後する美しい彼女。
 その光景に喜びと興奮で高鳴る胸の俺。
 彼女の口の中にジワジワと透明汁を注いでいるのがわかる。
 手を使うのをやめた彼女がディープスロートし始めた、しかし、小さめの口の為、少し歯が当たって痛い。(上手過ぎても困るけどね)
俺は彼女の口から棒を引き離すと仰向けに寝かせ直した。
 そこでゴム(持参)を装着したが、俺は要らぬ事を口走ってしまった。
 「初めて?」
 すると彼女は首を横に振り、悲しい顔をした。
 「幻滅した?」
 俺は自分が放った言葉に後悔した。
 そりゃそうだ。美しい二十歳の彼女を今まで他の男が放っておくワケが無い。
 フォローではなく、本心から俺は
 「幻滅なんかしないよ。変な事聞いてゴメン。お前はもう、俺の彼女だし、放すつもりなんか無いから。好きだよ。」
 笑顔に戻った彼女の両脚を開き、入口に俺棒を当てがう。
 ゆっくりと入れ進む、いきなり締まりがキツい。
 両手を俺の肩に添える彼女は眼をトロンとさせ、
 「あ~ 、あぁ~ 」
 と俺が入って来るのを感じ取っていた。
 ゆっくりと腰を動かし始めた俺。
 「あっ 、あっ 、アッ 」
 と眉間を寄せながらあえぎ声を上げる彼女が実にエロカワイィ!
 そして彼女は俺棒で突かれる度にそのエロい表情でこっちを見つめて
 「アッ 好きぃっ、 好きぃっ 、好きぃっ 」
 と連呼する。たまらん!
 「俺も好きだよ。」
彼女「ホントにぃっ アッ わたしッ だけッ ?」
俺「お前だけだよ。ホントに。これからも。」
彼女「うれッ しいッ しあわッ せぇッ! 」
次の瞬間、彼女の両脚が俺の胴を絞めた。
 今で言う『だいしゅきホールド』だ。
 彼女はあえぎながら強く脚を絞める。マムコも強く締まる。
 スゲェ気持ちイ~し、うれしいのだが、腰を動かしにくい。そこで俺は
 「後ろ、向いてごらん。」
 と言った。
 彼女はうなずくとホールドを解いた。
 一旦、結合も解き、俺はゆっくりと彼女が四つん這いになるのを見ていた。
明るい照明のもと、普段は下着に隠されている彼女の全てが俺に向けて晒された。
 俺は少しの間、見入っていた。
 四つん這いの彼女が長い髪を掻き上げる様にしてチラッとこっちを見て言った。
 「恥ずかしいからあんまり見ないでェ?」
 その言葉に促され、プリッとした立体の逆ハート型の彼女のヒップを引き寄せながら、あらためて入口に棒を当てがった。
 待っていた彼女は、当てがわれただけで
 「アッ 」
 と甘い声を洩らした。
 さらに彼女のヒップを引き寄せ、俺棒がズリュズリュッと入って行く。
 そして根元まで入った時、
 「 んんーーッ!!」
 彼女が色っぽく大きな吐息を上げた。
俺「大丈夫?」
少し振り返る彼女「スゴいッ 深い 」
やっぱエロい表情に興奮した俺は前後運動を開始した。
 パン!パン!パン!パン!
 「あっ アッ んっ アッ 」
 丸見えの結合部は彼女の快感汁が白い粘液で俺棒に絡みついている。
 彼女の入口の薄い皮膚が、前後する俺棒に吸い付く様に同調して伸び縮みしている。ホイップ状の白い粘液をまといながら。
 卑猥な音も聞こえる
 ヌチュッ、ヌチャッ、ヌチッ、ヌチャッ
彼女は上体をベッドに突っ伏してあえぎ続ける。
 すると、締まりが物凄くキツくなって来た。
 俺に限界が近付いて来た。
 スピードアップをはかる俺に更なるキモチ良さが襲って来た。
 俺棒に伝わる彼女の内壁の感触が突然強くなった。
 すると彼女は右手を後ろに伸ばして俺の手首を掴んで来た。
 「あァッ! すごいッ! キモチッ イイッ 」
 そう言う彼女の締まりは物凄く、俺のスピードアップをそれ以上に許さない。
 (スゲェ マムコだ~!)
 俺はそう思いながら
 「行くよ、出るよッ!」
 発射宣言した。
 一瞬振り返る様にこっちを見た彼女は
 「私もッ! イクッ !アッ アッ! 」
 とあえぎ声をカン高くした。
最深挿入で俺は爆発的に果てた。
 彼女は
 「?あアァ~ッ!!」
 と上体を反らせた後、崩れる様に再びベッドに突っ伏した。
 俺の放出は大きく脈打ちながら、なかなか止まらない。
 自分でも(こんなに溜まってたっけ?)と驚く程に。
 彼女もヒクつきを繰り返していた。
 その度に俺棒を壺深くに引き込み、内壁が棒の根元から先端に向け連鎖的に締まり、白濁液はおろか、残り汁の全てを搾取していく。
 最高の賢者タイムだ。俺は感激していた。
しばらくそれは続き、ようやっと俺棒が八分立ち程度になったあたりで、彼女からゆーっくりと引き抜き始めた。
 そんな俺に衝撃的な光景が目に飛び込んだ。
 棒の根元で破れたゴムがまとまって輪ゴムになっている。
 おそるおそる引き抜き続ける。
 彼女の快感汁にまみれた俺棒の地肌が見える。
 結局、根元より先にはゴムの存在は無かった。
フィニッシユ前、途中から彼女の内壁を突然強く感じたその瞬間がゴムが破れた瞬間だったのであろう。
 締まりのモノスゴい彼女のマムコは、見事にゴムを破壊し、妊娠液の全てを子宮に受け止めたのである。
俺「やべッ!破れて中に出しちゃったよ。」
 (まだ二十歳の子、しかも一人娘を妊娠させてしまった?焦る俺。)
まだ尻を高く突き出して突っ伏していた彼女は、少しだけ振り返る様に横目でこっちをみながら
 「うん なんか、いっぱい、ピューッ、ピューッって、わかった 」
 嬉しそうに答えた。
俺「ヤバイよ。」
そう言うと彼女はうつ伏せから起き上がり、お婆ちゃん正座で俺を見つめた。
彼女「何がヤバイの?」
曇った顔の俺「だって、デキちゃうじゃん。」
彼女「なんで困った顔してるの?」
彼女から視線をそらす俺「・・・。」
彼女は俺の視線を戻す様に両手首を掴んで来た。
彼女「困った顔しないで、・・・私、うれしいから。」
俺は優しく微笑む彼女の言葉に救われ、気が付くと抱き締めて
 「好きだぁ!好きだぁ!」
 と連呼していた。
 俺の変貌ぶりにキョトンとしていた彼女が抱き締め返してくると
 「だーい好き 」
 一言で俺のナナメ上を行った。
時間の無い二人は、湿らせたバスタオルで自分の局部を拭き、服を着てホテルを後にした。
車を走らせながら俺は考えていた。ニコニコで俺の方を見る彼女を横目に、結婚の事を。
 (親御さんにどんな顔で会おう、何て言おう・・)(妊娠したかも知れません。って?)
 そして、俺の行き着いた答えは
 (妊娠しました。)にしよう。だった。
まだ明るんでない町の中、彼女を送る車のコースを突如変えた俺。
 彼女がそれに気付き(ん?)と不思議顔をこっちに向けている。
 俺は睡眠時間をさらに削る事を内心で謝りながら、住宅街でも人目につかない所を迷い探して車を停めた。
彼女「どうしたの?」
俺「さっきは困った顔してゴメン。でも、もう迷わないから。」
彼女にキスしながら助手席のシートを倒した。そして、たくし上げたタイトのミニスカの下はなんとノーパンだった彼女と今度はゴムなど着けず、ナマでセクースし、再び子宮に妊娠液を放出した。
空は明るみ始め、彼女の送り先に着いた車の中で
俺「あのさ、子供できたらちゃんと育てよう。」
うなずく彼女だが浮かない顔だ。
俺「子供できたらじゃなくて、そうじゃなくて、俺、お前がホントに好きなんだ。だから、・・・結婚しようよ。」
すると、彼女は二、三度うなずきながら泣き始め、俺にもたれ掛かった。
彼女の肩を抱く俺「大事にするから。」
それから数日後、彼女と会った別れ際、
彼女「今度、ウチの親に会って。もう説得済みだから。」
俺「説得。って、お前・・・(強え~!)」
結局、デキ婚ではないが、交際期間半年も無いスピードで俺と彼女は夫婦になった。
――もう、あれから20年になる。
 俺、オッサン。妻BBA。今でも仲良くやっている。 



