恥ずかしいというか、見てて恥ずかしかった話。
東北のとある湯治場へ行った時の話です。
そこは市街地から離れた山奥、本当の田舎の鄙びた湯治場といった感じの場所で、僕が泊まった宿の近くには地元の人も利用する共同浴場がありました。
その共同浴場も、もちろん混浴。
僕は夕飯を済ませ、夜の8時くらいにその共同浴場に行きました。
入ると中は狭く、畳2枚くらいの浴槽が2つあるだけの素朴な温泉で、2名のおばあさんが入ってました。
もちろんこの辺では、タオルで体を隠すようなことは全くありません。
「こんばんは、失礼します」
僕は掛け湯をしておばあさんとは別の浴槽に浸かりました。
すると扉がガラっと開いて、今度は40過ぎのお母さんと中1~2くらいの娘さんが2人で入ってきました。
びっくりしたのは、思春期であろうこの女の子もタオルで体を全く隠すことなく入ってきたことでした。
2人は掛け湯をし、なんと僕の目の前であそこもごしごしと洗い、僕の浸かっている浴槽に入ってきました。
「ご旅行ですか?」と尋ねてきてくれて、そこから会話が始まり、2人は地元の方で週に2、3回はここに来るとのことでした。
しばらくして、僕が湯に浸かっているちょうど目の前で、女の子が熱くなったのか湯から出て、浴槽の縁に座りました。
透き通るような白い肌に堀北真希似のきれいな顔、膨らみかけた胸、ピンク色の乳首・・・。
ドキっとしました。
そしてなんと僕の目の高さにあそこが・・・。
薄っすら生えかけたヘアーの奥には、見えてはいけないものも見えてしまっていて、いくら子供と言えども、(こんなの見ていいのだろうか・・・)と、正直興奮してしまいました。
なんとか視線を逸して平常心を保ちつつも会話は続いていました。
とその時、また扉がまた開きました。
今度は僕と同じ宿に泊まっていた親子が入ってきたのです。
父親と息子。
息子がちょうどその女の子と同じくらいの年でした。
親子は軽く会釈をして隣のおばあさんの浴槽に入ったのですが、息子は終始俯いて顔を真っ赤にしていました。
ところが驚いたことに、女の子の方は同じくらいの男の子が来たにも関わらず、まったく動じず、隠すことはありませんでした。
(田舎の女の子はみんなこうなのかなぁ・・・)
なんて思っていた時、とうとう男の子は恥ずかしかったのかバツが悪かったのか、お湯から出て立ち上がり、脱衣所の方に向かおうとしました。
と、その時、体を洗うために女の子が洗い場へと立ち上がったのです。
そして、事が起きました。
男の子と女の子が向かいあった瞬間、男の子のチンコが一気にピーンと立ってしまったのです。
男の子は股間を押さえて走り、女の子は俯いて初めて体を手で隠しました。
なんでか分かりませんが、それを見た僕まで、なぜかチンコが立ちました。
「あんらまっ、あんらまっ」
男の子を見たおばあさん達は拍手喝采、彼の父親は申し訳なさそうに苦笑いをしてました。
東北って、なんかいいなぁと思いました。