従姉の美貴ねえが、うちの下宿に来た。
美貴ねえは関東の大学に行ってたんだけど、修士は阪大で取るってことで、院の受験のために、ちょっとおれのところへ泊まってる。
聞くと、美貴ねえは国文科で勉強しているらしい。
「大学院で研究しながら、教員免許も取るつもり」
美貴ねえは、そんなことを話した。
俺はその頃、毎月奨学金を借りていて、これが結構な額になってきてたし、色々と将来のことを考えて不安になっていた時期だったので、美貴ねえに打明け話をするような気分で、相談したりした。
美貴ねえは静かに聞いてくれる。
俺は自分のどろどろした考えを話すうち、自分の中の弱い部分が露出していってどんどん心が気弱になっていった。
甘えるような気持ちがあって、横に座っている美貴ねえのふところへ、寄りかかった。
最初は美貴ねえも、「やぁよ、もう」といった風だったが、それでも美貴ねえにくっついてじっとしていると、二人は無口になった。
思い出せば、最後に美貴ねえに会ったのは小*生の頃。
当時は無邪気にかくれんぼをしたり、じゃれ合ったりしていた。
俺は、懐かしくなって、美貴ねえへちょっと抱き付いた。
美貴ねえのおなかに顔を埋めると、「泣いてるの?」と聞いてくる。
全然そんなことはなかったのだが、聞かれたせいで、ちょっと涙が出そうになった。
美貴ねえも俺の体に手を回してくれた。
俺は美貴ねえを抱く腕に、少し力をこめた。
美貴ねえの体はもふもふしていて、なんだか温かかった。
俺がふと顔を上げると、美貴ねえの顔が、すぐ間近にあった。
「これからどうなるんだろう?」
「さぁ。分からない」
俺は、美貴ねえと唇を合わせた。
キスの間も美貴ねえは、こちらへしがみついてくる。
唇を離すと、口から漏れた二人の息が、混ざり合った。
俺は、抱き付いてくる美貴ねえの手を、ゆっくり俺の体から引き離す。
美貴ねえは一瞬不安そうな目をしたが、俺が引き離した手を握ってやると、すぐ落ち着いた。
手と手を繋いで、目と目を合わせて、自然と、もう一度キスをする。
セーターの上から美貴ねえの胸を触る。
美貴ねえは体を硬くした。こういう事に慣れていないらしい。
俺はあくまで優しく、乳ぶさ全体を揺さぶってみたり、あるいは触れるか触れないかのタッチですりすり撫でたりする。
しばらくそうしていても、緊張がほぐれないので、俺は片手を繋いでみた。
「ね?美貴ねえ、こっち向いてみて?」
美貴ねえが顔をこちらへ向けると、俺はまたキスした。
「んんっ、んん」
美貴ねえの体から力が抜けてゆく。
俺の手に、しっとりとした胸の重みが伝わってきた。
美貴ねえの顔は、少し赤くなっていた。
俺はなおも美貴ねえの胸を触る。
と同時にさり気なく美貴ねえの太ももの上にも、俺の片手を添えておく。
そろそろかな。そう思って俺は、美貴ねえのセーターの下から、手を入れた。
ちょっと体を左右に揺らしたりしたが、美貴ねえには、抵抗らしい抵抗がない。
俺はこれは行けると判断し、美貴ねえのセーターを脱がした。
「これも、取っちゃって良い?」
「ん」
美貴ねえの水色のブラを外す。
触れてみると、美貴ねえの乳ぶさは柔らかく、俺の手に合わせて素直に形を変えた。
俺の手の上で、胸はずっしりとした重さがあった。
乳ぶさ全体を触りつつも、ぴょんと立っている乳首には、触れない。
乳首ぎりぎりを繊細に撫でるだけ。
ちょうどこの頃から、美貴ねえの太ももやふくらはぎも触ったりする。
目をじっくり覗き込んで、美貴ねえの顔色や反応を楽しみながら、何度もキスした。
唇が触れあうたび、美貴ねえはぎゅっと俺にしがみついてくる。
美貴ねえの唇を舌先で突いてみると、美貴ねえはおずおずと唇を開いた。
俺と美貴ねえは、舌をくっつけて、小刻みに動かす。
美貴ねえの舌は、俺の指が美貴ねえの乳首に近づくたび、焦っているような動きになった。
時々、「んぁ」と声が漏れる。
俺は、美貴ねえの太ももを触っている手で、少しスカートをたくし上げた。
そして手を内ももに差し入れて、こする。美貴ねえが言う。
「ねえ、目を開けてチューしよう?」
美貴ねえの舌は、俺が胸を弄ったり足を触るのに合わせて、激しくなったり、ねっとりしたりする。
それでもずっと、俺の目だけはじっと見つめていた。
俺も美貴ねえを見つめ返している。
唇がくっついて、舌が絡んで、唾液がぐちゅぐちゅになりながらも、真摯な気持ちで見つめ合った。
美貴ねえをベッドに運ぼうと思って、お姫様だっこする。
さわり心地は柔らかいのに、意外とほっそりして軽い。
美貴ねえは俺の首に手を回してきて、目を閉じて、唇をちょんと突き出した。
キスのおねだりをしているのだ。
意地悪しようとして、俺は、指で美貴ねえの唇をつついたり、そっと撫でたりした。
「んんぅ、チュー、チュー」
美貴ねえは、甘えるような声を出しながら、軽くじたばたした。
美貴ねえをベッドに降ろすと、俺はその上に優しくのしかかった。
「もお、重いよお」
言いながらも、美貴ねえは俺のキスを受け入れた。
舌と唾液で、つぷ、ぷちゃ、と音がする。
唇を離すとちょっとだけ、唾液が糸を引いた。
「美貴ねえ、チューするの好き?」
美貴ねえの顔を、ほっぺたを両手でぎゅっと挟みながら、目を見て尋ねた。
美貴ねえは恥ずかしそうに目を伏せて、頷いた。
その反応が可愛いので、俺は重ねて聞いた。
「うん?チューするの、好き?言ってみ?」
美貴ねえは目を左右に泳がせて、もじもじ。それでも俺は美貴ねえをじっと見つめる。
「好きだよ」
美貴ねえは小声でぽつりと言って、照れ隠しでキスしてきた。
手の平で、決して潰さないようにしつつ、乳首をこね回した。
その間も、美貴ねえはしばしばチューをおねだりしてくる。
指先で乳首を突いたりすると、美貴ねえの腰がびくんとふるえた。
そろそろ頃合いだと思って、キスしたり胸を触ったりしながら、俺は美貴ねえのスカートを脱がせた。
「すべすべだねえ」
美貴ねえの太ももを、指先でなぞりながら、俺は言った。
美貴ねえは下の下着も水色。
俺が美貴ねえを下着の上から触っていると、美貴ねえが小さな声で言う。
「今日の下着、人に見せると思わなかったから、あんまり可愛いやつじゃない」
「下着も可愛いし、美貴ねえ自身も、可愛いよ」
「恥ずかしいこと言わないでよ。私の方が年上なんだからっ」
美貴ねえは目を閉じて、キスのおねだり。
俺と美貴ねえは軽くキス。
胸を触っていた手を、美貴ねえの下半身の方へと移動させた。
手や美貴ねえの足や下着を撫でながら、美貴ねえの胸にチュッと口づけした。
美貴ねえの乳首を、舌先でちょんとつつく。
「ああっ、やんっ」
そして舌の腹で、ねっとりと美貴ねえの乳首を転がした。
「あっ、や、んんんっ、ああんっ、あああっ」
美貴ねえが腰をもじもじと動かす。
俺の手は美貴ねえの腰を逃がさないようにゆっくり触り続けた。
「美貴ねえ」
呼びかけてから、手を繋いで、キス。
そして美貴ねえの目をじっと見つめる。
美貴ねえも、甘えるような、優しいような目をして、こちらを見つめてくる。
もう一度キスしながら、美貴ねえの下着を脱がた。
美貴ねえは恥ずかしそうに太ももを閉じていたが、俺が太ももを触ったりキスしたりすると、徐々に足が開いていった。
美貴ねえの部分に指で触ると、ねっとりとしたものが糸を引いた。
「ああっん、んふぅ」
俺はズボンと下着を脱いだ。もちろん、美貴ねえにキスしたりしながら。
そしてもう一度美貴ねえのところを触って、ねちょねちょした感触を楽しんで、自分のものを、美貴ねえのにあてがった。
先端と入り口が、ぴたりと触れる。
そこで美貴ねえが「ねぇねぇ」と言って、俺の手を握った。
そして、「もう一回、もう一回」と言ってキスをねだる。
俺は唇を合わせた。
そしてそのまま、美貴ねえの中へと挿れてゆく。
「あああん」
キスしつつ、美貴ねえの表情と声を楽しみながら、俺はねっとりと腰を動かした。
「ああんっ、もっと、もっとぉっ」
美貴ねえは俺にしがみついてくる。
「あっ、ああん、んあああっ」
俺は美貴ねえの唇だけでなく、首や胸元にもキスした。
「んんんっ、くちびるが、いいのおっ、ああんっ」
「美貴ねえは、くちびるのチューが良いの?」
俺は美貴ねえとキスしながら、頭をなでなでしてみた。
「んあっ、ああん、私のほうが、年上なのにっ、んああっ」
俺のゆっくりした動きに合わせて、美貴ねえも腰をちょっと動かしはじめた。
俺は負けじと腰の動きを激しくしてみた。
「あん、あああっ、すごい、すごいのっ、ああんあっ、」
美貴ねえとのキスも激しくなってゆく。
舌と舌が、ぬちょぬちょと音を立てた。
ディープキスしながらも、腰の動きはゆるめない。
「ねえっ、そろそろ私、ああんっ」
「どうしたの?」
「私、ああっ、いく、そろそろいくのっ、あああんっ」
美貴ねえはぎゅっと俺の手を握った。
「じゃあ一緒にいく?」
俺が聞くと美貴ねえはこくんと頷いた。
腰を動かす。
「あっ、いく、いくのっ、ああんっ、ああっ、すごいっ、いくのっ、ああああんっ」
俺と美貴ねえはもう一度キスする。
「いく、いくっ、ああん、あああ、一緒に、ねえ、一緒にっ、いくっ、ああっ、ああああんっ!」
美貴ねえが、ぎゅっと抱き付いてきて、体をびくびくさせた。
俺も、どくどくと美貴ねえの中に射精した。
そして、もう一回、キス。
俺は美貴ねえの体を蒸しタオルでふいた。
美貴ねえは、甘えるように俺の胸に顔を添わせている。
俺は美貴ねえの頭を撫でた。
「もおっ」
美貴ねえにキスする。
そしてもう一度美貴ねえをなでなで。
美貴ねえは、満足そうな顔をしていた。