小学6年生の夏、恒例の家族旅行で田舎に帰った。
海沿いに住む祖父の家で、華やかさはないが綺麗な海で遊ぶのが楽しみだった。
3つ下の従兄弟の竜君に連れられ、都会じゃ絶対見られない大自然を走り回った。
その竜君は、「おねーちゃん、おねーちゃん」と、どこに行くにも私の後ろをついてまわった。
お互い一人っ子同士なのもあって、私も本当の弟みたいに可愛がってた。
2年前に来た時は一緒にお風呂に入ったりしてたんだけど、さすがに今年はアソコに毛も生えてたし、先に一人で入らせてもらった。
まだ夕食には少し早い夕暮れ時、本気で疲れてた私は2階の借り間の布団にうつ伏せになってた、眠るでもなくうつらうつらと。
ドタドタドタと階段を駆け上がる音、竜君だ。
勢いよく襖が開けられるのが分かる。
分かってるんだけど、半分夢の中にいた私は、そのまま横になってた。
ドタドタドタ。
「ツーちゃん(私のこと)寝てるよー」
竜君が叔母さんと話す声が遠くで聞こえた。
どれくらい経ったのか?
1回記憶が飛んで、まだ半分夢の中。
まぶたが感じる明るさはまだ夕方のそれだった。
襖が開く感覚・・・。
竜君が気を遣って小声で話し掛けてくる。
「ツーちゃん、起きてる?」
(ゴメン、まだ半分寝てるの)
起きるのも少々面倒なので狸寝入りする私。
竜君の手が私の体をそっと揺する。
静かになる。
(階下に戻ったのかな?)
ちょっとした罪悪感を感じたその時だった。
竜君はまだいた。
横になって寝ている私。
スカートなのでパンツは丸見えなのだろう。
竜君がパンツのちょうどワレメの辺りを引っ張り始めた。
(ちょ、ちょっと何してるの竜君!!!)
慌てる私。
でも、寝てることになってるし、いきなり起きるのも不自然だ。
股間の辺りを触っていた竜君の手が離れる。
小さな溜息が聞こえた。
(あ、諦めたのかな・・・)
ホッとするのも束の間、竜君は大胆にも私の体を正面に引っ張り起こす。
変に抵抗するのもおかしいと思ったので竜君のしたいように体を預ける。
(ちょ、これで目を覚まさない方が不自然なような・・・)
私に考える間もなく竜君の手がパンツにかかった。
(!!!!!)
さすがにそれはちょっと・・・。
なかり焦ったが、パンツがお尻に引っ掛かってなかなか脱がせられない竜君を、腰を浮かせてフォローしてしまう自分が嫌になった。
好きな男の子にすら見せたことのないアソコ・・・。
毛が生えているのを見られてると思うと顔が熱くなる。
容赦なく伸びる竜君の手。
ワレメを開いて観察している。
「んんっ!」
思わず声が出た。
ビクっとして離れる竜君の手。
しかし私が寝てるのを確認すると(寝てないんだけど!)、再びワレメに沿って指が動き出す。
そのうち竜君の荒い鼻息がアソコに当たりだす。
(うそっ?)
竜君がアソコを舐めだした。
肛門から膣口、そしてクリトリスにかけて丹念に・・・。
エッチな汁が溢れるのが分かる。
(っていうか普通は起きるだろ!)
自分で自分に突っ込みを入れる。
「ア、・・・、ンン、・・・、・・・アン」
もう相当声も漏れてたと思う。
(ヤ、ヤバイ、イキそう・・・)
脳裏にそんな考えが浮かんだ瞬間、竜君の舌が股間から離れた。
そして再び私にパンツを穿かせると、何事もなかったように部屋から出て行った。
一族揃っての夕食の時、当たり前のように隣同士でご飯を食べる竜君と私。
努めて平静を装う竜君の耳元で、そっと言ってやった。
「エッチ」
見る見るうちに赤くなる竜君の顔が愛らしかった。