最近便秘がちで、就職後の事を考えると気分が重くなってしまって……。
「仕事がきちんと勤まるのか、ちゃんと社会人とてやっていけるのか」
などと考えていると体調が悪くなってきて、気になり出すと考え込んでしまいます。
健康診断のつもりで、以前からしっかりした病院で診てもらおうとは考えていました。
大学の講義も12月で終わりになったので、先日ある大学病院へ行ってきました。
何科で診てもらえば良いか分かりませんでしたが、受け付けで相談に乗ってもらったところ、総合診療科というところに回されました。
最初、予診室という部屋に呼ばれ、若そうな先生に色々と質問を受けましたが、
「また後でお呼びします」
と言って去っていかれました。
それから随分と待たされましたが、ようやく呼ばれて、今度は第1診察室という所に入ってみると、随分年輩の貫禄のある先生が腰掛けていました。
驚いた事に、その先生以外にも後ろの方に3人の白衣を着た先生(あとで学生だと分かったのですが)おられました。
先生は私の方に見向きもせず、最初に予診室で会った先生から、私の病状を聞いているようでした。
中年の看護婦さんに
「これから先生が診察されますのでベッドに横になって待っていて下さい」
と促されました。
ベッドに横になるとズボンのベルトとチャックを緩められ、ブラウスを捲くってお腹を出した状態で待機させられました。
(お腹にバスタオルを掛けてくれました)
先生はまず、
「ここにいる3人は学生なんですが、勉強のために診察につかせたいんですが、よろしいでしょうか?」
と聞いてきました。
“あぁ、やっぱり大学病院というところは普通の病院とは違うんだな”と思いましたが、あまり何も考えずに
「はい」
と返事をしてしまいました。
先生は入念にお腹の触診を始め、腎臓はこうやって触れるとか、肝臓はここに手を置いてとか、学生さんに教えながら診察されていました。
「便に血が混ざる事もあるとの事ですが、お尻を拭いた時に真っ赤な血が紙に付くのですか」
と具体的に先生が聞いてきました。
確かに、硬い便の時にそういった事もあったので、そう答えると
「大抵はそういった場合、痔からの出血で良いと思うのですが、中には特別な病気も隠れている場合もあるので、1度お尻の方も診させてもらえますか」
この時になり、先ほど何も考えずに
「はい」
と言ってしまった事を後悔しました。
先生になら分かるのですが、勉強のためとはいえ学生には見られたくなかった。
しかし、現場の張りつめた雰囲気の中ではとても”嫌です”とは言えませんでした。
私は仰向けのままズボンを太股のところまで下ろされ、パンツも同様に太股のところまでずり下ろされ、横向きになって膝を抱え学生達に向かってお尻を突き出すような姿勢にさせられました。
腰から陰部にはバスタオルを掛けてくれましたが……。
「この縁に僅かに亀裂が見えますね」
と私の肛門を指でさす声が聞こえました。
「こういった時、体位を変えるだけでよく見えるようになります」
「○○さん、膝を出来るだけ胸にくっつけたままうつ伏せになりますよ」
と言われるのと同時にゴロンと転がされました。
学生達の間から、微かにざわめきが聞こえました。
「膝胸位と言って、この体位にするだけで肛門が広がって、詳細な観察が可能となります」
「さっき見えた亀裂の奥の方までこれだとハッキリします。ほら、さっきは隠れて見えなかった痔核が6時方向に見えるだろう」
私は土下座しているような格好でお尻を突き出していました。
自分でも、お尻が自然に開いてお尻の穴のヒダが伸び切って緊張しているのが分かります。
複数の人間に観察されていると思うと、顔から火が出るほど恥ずかしく、顔を上げる事ができませんでした。
この姿勢だとバスタオルを掛ける事もできず、肛門の下の陰部まで少し見られてしまいます。
実際、学生達はしゃがんで私のお尻を下から覗くような形で、すぐ傍まで顔を近付けて見ており、陰部に学生さんの視線が痛いほど感じられました。
私はなんとかアソコだけは見られまいと、足の裏で陰部を隠そうと四苦八苦しましたが、無駄な努力でした。
そうした行為自体が逆に恥ずかしく、惨めな気持ちになりやめました。
「いいですよ」
と言われ、また元の姿勢に戻されました。
「これから直腸の診察をしますので、できるだけ力を抜いていてください。痛いところがあったらおっしゃって下さい」
そう言うと、先生は私の肛門へ指を滑りこませました。
指先が肛門の中でくねり、腸の壁を隈なくなぞっているような診察でした。
その間、1分もかからなかったと思います。
え、もう終わりなのという感じで、以前受けた肛門の診察とのあまりの違いに驚いてしまいました。
しかし、恥ずかしかったのはこれからでした。
「学生さん、1人手袋を付けて」
そう言われ、最初に問診した学生が手袋を付け始めました。
チラリと一瞬、お互いに目が合ってしまい、その方も顔が真っ赤で、気まずい思いでした。
「診察して、所見を言ってみてください」
先生に指示され、ギコちない手つきでその学生が私の肛門に指を入れました。
学生の手が震えているのが分かりました。
「12時方向に何か触れるんですが…」
と消え入るような声で学生が答えました。
「バカ、それは子宮だよ」
と言って先生が笑われました。
一瞬、場が和んだのです。
診察も終わってホッとしていると、次のようなお話が先生からありました。
「これからは、食生活を整える事、毎朝の排便を習慣づける事ですね。少し肛門が切れていますが、硬い便のせいでしょう。あと少し気になったんですが、お腹を触った時に少し子宮が触れたようなのです。子宮筋腫の可能性もあります。これが大きいと直腸を圧迫して便秘の原因になる事もあるんです。1度、産婦人科で診察を受けてください」
その日のうちに私は産婦人科へ回されました。
「子宮筋腫?」
私の頭は最初、パニックになっていました。
今度は、先程の先生が電話をしてくれていたおかげですぐに診察の番が回ってきました。
診察室に入ると、壁に張り紙がしてありました。
○下履き(ズボン、スカート、下着)を脱いでください。
○足台を使って気をつけて内診台に上がってお待ちください。
部屋の中には腰ぐらいの高さの内診台があって真ん中がカーテンで仕切られており、向こう側が見えない仕組みになっていました。
張り紙にあった通りにズボンとパンツを脱ぎ、脱衣篭へ入れようと屈んだところ、カーテンで仕切られた向こう側にたくさんの靴が見えました。
“また学生のさらしものになるんだ…”
そう思うと足が震えてきました。
私がズボンとパンツを脱いだのを見計らったかのように、カーテンの向こう側から
「足元に気をつけてお上がりください」
と看護婦さんの声が聞こえました。
私は覚悟を決め内診台に上がりました。
内診台の中央にあるカーテンから向こう側は見えませんでしたが、複数の人の気配がします。
これからカーテンの向こうで陰部を曝け出す事を想像すると震えが止まりませんでした。
「ここに足置きがありますから足を置いてください」
とカーテンの向こう側から両足を足置きの上に誘導されました。
足置きは肩幅よりも幅が広く、内診台より30cm位高い位置についているので、これに両足を乗せると股間が強制的に開いてしまうんです。
「もう少しお待ちください」
そう言って看護婦さんは去っていかれました。
私は無駄な足掻きだと分かっていましたが、太ももをできるだけ合わせて内股にし、少しでも陰部を隠そうと努力して先生が来られるのを待ちました。
でも、なかなか先生がやって来てくれないのです。
時間にすれば5分程度のものだったのかもしれませんが、こんな体勢で何もされずに晒し者になるのは耐えられませんでした。
太ももを閉じているのも限界で、徐々に脚が疲れてきてしまいました。
ただこの時、私は嫌悪感と同時に、また変な気持ちになりつつある事を内診台の上で感じていました。
総合診療科で肛門を診察された時から少し感じてはいたのです。
ついには濡れ始めていました。
クリトリスが閉じた脚の中で脹ってきているのが自分でも分かるんです。
この時、私の頭の中でとんでもない考えが浮かびました。
「閉じた脚を自分から開いて、こんな状態の陰部をカーテンの向こう側にいる学生達に見せたら、皆どう思うだろうか?」
危険な考えでしたが、それをやった時の向こう側の反応を考えると、ますますドキドキして変な気持ちに傾いてしまって………もう1人の別の自分に強制されるかのように、ゆっくりと両脚を開き始めていました。
半分くらい脚を開きかけた時、カーテンの向こう側からヒソヒソと声が聞こえ、ドキッとしていったん脚を開くのを止め、ハッと我に返りました。
「なんてバカな事をしてしまったんだろう」
内診台の上で、自ら股間を開いてしまった事を後悔しました。
「私の事をどんな風に見られて、どんな風に思われてしまったのだろう」
あまりの羞恥に耐えかねていると、ようやく先生が現れました。
「○○さんですね。これから診察を始めますが、もう少しお尻をこちらの方に持ってこれますか?」
「はい………」
そう返事をしましたが、どうして良いか分からずにアタフタしていると、カーテンの向こうから先生の両手が伸びてきて私の腰の辺りを掴まれ、
「ちょっと腰を浮かせてもらえますか」
と言われ、カーテンの向こう側へ腰を引っ張られました。
両足は足台に固定したままなので、お尻が下にいけばいくほど股間が開いてしまうんです。
「もう1度いいですか」
とさらに先生側へ引っ張られ、お尻が内診台の縁からはみ出すんじゃないかというところまで引きずり降ろされました。
まさかここまで屈辱的な格好にさせられるなんて、想像できませんでした。
肛門も陰部も丸出しってこういう事なんだ。
普段は体の1番裏の奥深くにひっそりと隠されているのに、内診台の上では、表裏逆にひん剥かれた感じで、今では、体の1番表面に飛び出して露出してしまっている。
肛門の周りの皮膚に張り裂けそうなくらいの緊張が加わり肛門が広がってしまいそうになるんです。
オナラや便が出てしまいそうな変な気持ちになり、肛門が何とか広がらないようずっと力を込めていなければなりませんでした。
股間を強制的に極限まで開かされているせいで、両陰唇が強く外側に引っ張られて腟が開いてしまうんです。
愛液が肛門の方まで、つぅーと垂れてくるのが感じられました。
肥大し、露出したクリトリスまでも学生達の観察の対象になってしまっている事でしょう。
頭が羞恥で真っ白になりながら、私は今、自分の置かれた現状を客観的に見ていました。
診察自体は10分もかからなかったと思います。
クスコを腟に入れられ、縦に大きく広げられ、中の内臓を覗かれた時には、
「もうこれ以上、君達に見せるものは何もないよ」
と自暴自棄になっていました。
嫌だった事は、同じ診察を2回繰り返しやられた事。
カーテンの向こうなので見えませんでしたが、何人かの学生にも診察された事に気づきました。
あと、超音波検査(細長いものを腟に入れられて検査されました)の時に突然、
「○○さん、これ見えますか」
と言って先生が仕切りのカーテンを開かれ、超音波検査のモニター画面を私に見せてくれようとした時の事です。
小さな子宮筋腫があったのですが、先生が説明している時、何人かの学生がモニターの方を全く見ないで私の股間の方に視線を集中させていました。
なんとその中の学生の1人はあからさまに、チラチラと私の股間と私の顔を見比べ、ニヤッと笑ったのです。
大学病院に来てしまった事の後悔………最初、変な気持ちを起こしてしまい、自ら脚を開いてしまった事への後悔………。
もう2度と内診台には上がるまい。
しかも最悪な事に最近、陰部がかゆくなってきたんです。
今まで見た事もないようなオリモノもパンツに付くし、まさか大学病院で伝染るわけないし、セックスもしていませんし………本当に泣きたい。