嫁と結婚してもう18年が経過した。
俺はもう42歳になったし、嫁の加奈子も40歳。
子供も大学に通うようになり、月日の経つのが早いと思うこの頃だ。
俺と加奈子は、いわゆる出来ちゃった婚で、嫁は妊娠した当時はまだ大学生だった。
色々と風当たりもあったけど、いざ子供が生まれると両方の両親共にとても喜んでくれた。
5年前に独立した仕事も順調で、何も不満のない人生だと思っている。
嫁の加奈子は、40歳にしてはまだまだ若い見た目だと思う。
元々童顔という事もあると思うが、肌に異常にハリがあり、皺1つない。 スキンケアに気を使っているのかというとそんな事は全くなく、洗顔も薬局で売っている普通の固形の安い石鹸でやっているくらいだ。
日焼けとかもそれほど気を使っていないし、元々頑丈な皮膚なのだと思う。
それが結果的に、若々しさの源になっている感じだ。
しかし、見た目は若いが美人というわけではない。
愛嬌がある顔というか、井上真央みたいな感じだと思う。
それでも、俺には過ぎた嫁だと思っている。
とにかく加奈子は朗らかで、太陽のような明るい感じだ。
料理も上手いし、家事もそつなくこなす。
ただ、1つ気になるのが長年にわたるセックスレスだ。
子供が中学くらいになると、なかなかする機会がなくなった。
それとは別に、俺にキャバクラのミナちゃんというお気に入りが出来た事も影響していると思う。
俺はモテるタイプではないと思っていたが、ミナちゃんは仕事抜きで俺と会ってくれるようになり、今ではセックスフレンドというか、恋人に近い感じになってしまっている。
嫁には物凄く申し訳ないと思っているが、若い体を抱く欲望は捨てる事が難しい…。
そんな事がありながらも、とりあえず夫婦仲もよく、幸せな毎日だった。
「ねぇねぇあなた。日曜日映画行かない?前から言ってたの、もう始まってるからさ!」
食事中にニコニコとしながら、加奈子が言ってきた。
「あ、そうなんだ!良いね、行こうよ!」
俺が即答すると嫁は嬉しそうに笑った。
「相変わらずラブラブなんだな。いい歳して、そんなに浮かれるなよ」
息子が笑いながら言う。
「いいでしょ~。まだまだラブラブなんだよ~トシちゃんも早く一緒に行ってくれる人見つけないとね」
からかうように加奈子が言う。
「うっさいわ。いくらでもいるっちゅーの」
息子も、そんな事を言いながらも楽しそうだ。
本当に、息子もいい子に育ってくれているし、良い家庭だと思う。
こう言う時、少しだけ胸が痛む…。
そんなある日、会社で思い切りコーヒーをワイシャツにこぼしてしまった。
その日はお客さんの所に行かないといけない予定もあったので、家に着替えに戻った。
こんな風に、昼間に家に帰るのはかなり久しぶりだった。
“こう言う時、家に帰ると嫁が浮気してたりするんだよな。”
とか思いながら家に向かった。
そして家に帰ると、浮気どころか嫁自体がいなかった。
今日は何だったっけ?とか思いながら着替えを始めた。
嫁はテニスとゴルフをやっていて、確かスクールも通っていたはずだ。
なので、まぁそれだろうと思いながら、会えなかった事が少し寂しかった。
何となく寝室に入ると、テレビが点きっぱなしだった。
点きっぱなしといっても、画面には何も映っていない状態で、入力がレコーダーになっていた。
録画したのでも見てたのかな?と思いながら、テレビを消そうとしてリモコンを探した。
そしたら間違えてレコーダーのリモコンで電源を押したので、レコーダーが起動してしまった。
ただ、立ち上がったレコーダーはDVDの方になっていて、映画でも見てたのかな?と思い、好奇心から再生した。
すると、いきなりエロ動画が始まった。
動画は、いわゆるハメ撮り動画のようで、バックで突く男がカメラを持っている感じだ。
ベッドの上でバックでガンガン突かれる女が、他の男のチンポを咥えている構図だ。
いきなり始まった、無修正の3P動画。
一瞬驚いたが、すぐに笑ってしまった。
嫁も、長年のセックスレスをこんなもので解消していたんだ…。
そう思うとちょっと笑えたが、申し訳ない気持ちも起きた。
それにしても、なかなか強烈な動画だ。
女はよく見ると、後ろ手に皮の拘束具で両腕を繋がれて固定されている。
もっとよく見ると、チンポはアナルに入っている。
アナルをガンガン突かれながら、目の前の男のチンポを咥えている女。
顔が見えないが、体の感じで若くはないと思った。
「んんっ~~!!ンッ~~ッ!!」
男のチンポを咥えながら、大きな声で呻く女。
すると、アナルを犯している男が女の尻を平手で思いきり叩いた。
パチンと強い音がするのと同時に、
「んんんん~~~~~っっっ!!!!」
と、女が一際大きく呻く。
「ほら、もっと締めろよ。ガバガバにしすぎたか?。こっちもガバガバになったら、どこでするんだよ」
男が馬鹿にしたような感じで言う。
その言葉に合わせるように、女にフェラされていた男が女の頭を両手で固定して、ガンガン腰を振り始めた。
「おおっぉぇっ!ぐぅあぁぅぁ…」
女は吐きそうな声を出しながら、喉を犯され続ける。
しかし、加奈子がこんな過激な動画を見ているんだと思ったらちょっと引いた…。
こういう願望があるのかな?と、ちょっと不安にもなった。
あの朗らかで明るい嫁がこんな願望を内に秘めていたのかと思うと、人は見かけにはよらないなぁと変に感心した。
俺は至ってノーマルな性癖なので、女性をこんな風に物扱いするエロビデオとかは嫌いだ。
正直、少し気分も悪くなった。
だけど、嫁が見ていた動画だと思うと、ちょっと別の意味の興味が湧いて見続けた。
メーカー物のAVと違って1つのカメラで、なおかつ撮影者=男優なので、正直単調だ。
よほど女優さんに魅力がないと間が持たないが、そもそも顔が見えないので魅力もクソもない。
ただひたすら吐きそうになりながら、それでも大きな声で喘ぎ呻く女。
その、ドMなところがウリの動画なのかも知れない。
するとバックではめていた男が
「全然緩いし。こっち入れるぞ」
と言い、アナルからチンポを抜くと、そのままアソコに入れてしまった。
一瞬、ウエッときた。
アナルに入れていた物を、そのままアソコに入れるなんて、汚い…。
ただ、アナルから抜いたチンポの全体が一瞬映ったが、驚くほどの大きさだった。
アレ?もしかして、男優さんは外人さん?と思うくらいのサイズだったが、肌の色は日本人っぽい。
そもそも、言葉は流暢な日本語だ。
あんなに大きなチンポでもガバガバと言われるアナルって、どんなだろう?ちょっと好奇心が刺激された。
今、女のアソコにチンポが入っていて、アナルには何もなくなった。
大きなチンポが入っていたので仕方ないと思うが、アナルは完全に閉じきっていない。
少し真ん中辺が開いている感じで、ピンクの内壁まで見える感じだ。
この動画、アングルとかブレとかは酷いが、よくよく見るとかなりの髙解像度だ。
裏ビデオもフルハイビジョンの波が来ていると思うと、ちょっと感動した。
そして、アソコに極太をぶち込まれて、なおかつ口というか喉奥を犯され続ける女。
しかし、過激というか酷い動画だ。
嫁はこんなもので興奮するのだろうか?
意外すぎて、驚きを通り越える。
「あぁ…。イクぞ…。イクっ!」
口を犯していた方の男が呻く。
思い切り、女の喉奥に押し込んだ状態でイッたようだ…。
「ウんんっっーーー!!」
女は喉奥にぶちまけられ、大きく呻いた。
そして、男が女の口からチンポを抜いた。
それを見て驚いたが、その男のチンポもデカかった。
さっきの男ほどではないのだが、とても立派なモノだと思った。
画面を通してだと、デカく見えるのかな?と思ったが、それにしても大きいと思った。
俺のものは、本当に日本人の標準ど真ん中くらいなので、ちょっと羨ましいと思ってしまった。
男がチンポを口から抜くと、バックではめていた男も動きを止めた。
「まだ飲むなよ!ほら、こっち見ろって!」
言葉遣いや体の感じから、男達が結構若いような気がした。
そして、女がカメラの方に体を向けていく。
いよいよ女の顔が見えるかな?と、ちょっと身を乗り出したが、顔が画面に映ると、いきなりモザイクがかかった。
顔だけ綺麗にモザイクをかけるという技術がないのか、かなり雑に広範囲にモザイクが掛かってしまい、顔は分からなかった。
そしてカメラが女の顔をアップにする。
すると、鼻から下だけモザイクが消えた。
大きく口を開けた女の口の周りが見える。
その口の中には精液がたっぷりと溜まっていた。
そして、ガンガン喉奥を犯された影響か、口の周りなどは唾液でドロドロになっていた。
そんなに大きく口を開けていては、美人かどうかも分からないが、肌の感じから意外と若い女だと思った。
バックでガンガン突かれていた時は、主に背中と尻が見えていたが、結構弛んでいる感じがあった。
だらしない体の若い女という感じだが、なかなかエロい感じで悪くないと思った。
そこで、ハッと気がついたが、もう時間がなかった。
そろそろ出かけないと、客先に間に合わない。
しかし、この続きはとても気になる。
でも、恐らく加奈子が帰ってきたらこのDVDは隠されてしまうと思う。
画面では、男が
「よし、口の中でクチュクチュしろ」
と、指示をした。
すると、女が口を閉じて、口の中でうがいみたいにクチュクチュと精液を掻き混ぜる。
俺はこう言うのは苦手だ。
最近のAVとかだとわざわざコップに溜めて飲ませたりするが、アレを見ると吐きそうになる。
ただ、口を閉じたので少し女の顔の感じが分かった。
鼻から上はモザイクで相変わらず見えないが、口を閉じた女の口周りは、意外に美人っぽかった。
「よし、口開けろ」
男が言うと、女が素直に口を開ける。
すると、泡だった精液が見えた。
気持ち悪いと思いながら、加奈子はこんなのを見ているのかと、ちょっとムカついた。
どうせ見るなら、もっとノーマルなヤツにして欲しかった…。
すると、バックではめていた方の男が女の口の中にチンポをぶち込んだ。
そして、カメラをもう1人の男に渡す。
その時に渡された方の男の顔が一瞬映ったが、やはり若い男だった。
学生くらいに見える男だが、全裸だったのでそれ以上は何も分からなかった。
カメラを渡すと、男は女の頭を両手でホールドして、ガンガンと腰を動かし始めた。
「ンッ~~ッ!んぐぅっ~~っ!!」
女は口を塞がれ、喉奥を責められ、またくぐもった呻き声を上げる。
カメラアングルが変わったので、女のカラダがよく見えた。
よく見ると、両腕を繋ぐ拘束具で隠れて見えていなかったが、ブラをしている。
ブラと言っても、ボンデージというか、SMっぽい黒い革製の物で、胸のところがフレームだけで、大きく開いているタイプのヤツだ。
ブラなのに、おっぱいが丸見えのヤツ。
しかも、強烈に寄せられているようで、不自然なくらい上向きになっていて、胸の谷間も凄い。
だらしない体の感じなので、胸は垂れていそうだが、このブラをしているので良い感じになっている。
そして、一番驚いたのが、乳首に刺さるピアスだ。
小さな手錠みたいなデザインのピアスで、乳首を貫く部分はかなり太い。
指くらいはある太さのピアスで、そんなものが貫通しているので、乳首が驚くほど肥大している。
恐らく、長い時間をかけて、少しずつピアスを太くしていったのだと思う。
その過程で、乳首もこんなに肥大したのだと思う。
そして、手錠同士は鎖で繋がっている。
こんな女がいる事に驚いた。
こんな風に人体改造したら、取り返しがつかない気がする。
ここまで肥大した乳首と、大きく開いているであろう穴は塞がるのだろうか?
この女、年はいくつか知らないが、結婚する時とかどうするつもりなんだろう?
それとも、男のどちらかが旦那なのだろうか?
しかし、それだと旦那が他の男に嫁を抱かせているか、フェラさせている事になる。
まぁ、どちらにしても理解出来ない世界だ。
そろそろ時間も限界だ。
今出て、ギリだと思うが、まだ目が離せない。
男はそんな酷い体の女の喉を犯し抜き、
「イクぞ~」
と、軽い感じで良いながら、射精したようだ。
「んーーっ!!」
女が呻く…。
そして、男がチンポを抜くと、もう1人がカメラをアップにして女の顔を映す。
「口開けろ」
カメラの男が指示をすると、女が口を大きく開ける。
さっきの泡だった精液と、いま出されたばかりの精液が混じり合い、物凄い事になっている…。
「よし、飲め」
男がそう言うと、すぐに飲み込む女。
ゴクンと音がしそうな程喉が大きく動いた。
そして、言われてもいないのに口を大きく開ける女。
空っぽになっている。
もう時間だ…。
慌てて電源を落とす。
だが、落とす間際に、
「ごちそうさまでした。美味しかったです。ありがとうございました」
と言う、女の声が響いた。
こんな扱いを受けて、こんな風にお礼を言う女。
調教された女って、凄いなと思いながら、慌てて家を出た。
そして、ギリギリ何とか間に合って、無事に仕事を終えた。
家に帰る途中は、ずっとあのビデオの事を考えていた。
あんなどぎついエロビデオを見る加奈子。
やっぱり、長年のセックスレスで欲求不満が溜まってるんだなと、申し訳なくなった。
俺はミナちゃんとセックスもやり捲っていたので、本当に申し訳ないという気持ちが強かった。
たまには抱いてやるか…。
そんな上から目線でのんきににやけていた…。
そして家に帰り、今日は息子は遅くていないので、2人で飯を食べた。
「ねぇ、映画終わったら、たまには外で食べましょうか?昔みたいに」
楽しげに話してくる加奈子。
俺は、一瞬ドギマギしてしまった。
この笑顔の裏に、あんなに強烈な性癖が隠されている…。
分からない物だ…。
「良いね、たまにはちょっと良いとこで食べようか?」
「え?ホント?でも、良いとこ知ってるの?」
一瞬ドキッとした。
ミナちゃんとは結構色々なところで飯を食べている。
キャバ嬢だけあって、色々と流行の店を知っているので、俺の必然的に流行の店に詳しかった。
「え?飲み屋くらいしか知らないなぁ~今度、会社のヤツに聞いておくよ。楽しみだね」
慌てて言い訳がましく言った。
まぁ、俺の浮気や嫁のエロビデオなど、多少の秘密はあるけど、幸せな夫婦生活だと思った。
そして、今夜は何年ぶりかに誘おうかと思っていた。
タイミングを見ながら食事をしていて、嫁が先に食べ終わり、
「ごちそうさまでした」
と言った。
この瞬間、ミッションインポッシブルとかで、謎が解けた瞬間みたいに、一気に時間が巻き戻っていった…。
あの動画の女が、精液を大量の飲み込んだ後、
「ごちそうさまでした。美味しかったです。ありがとうございました」
と言ったところまで巻き戻った…。
一緒だ…声が一緒だ…。
嫁とあの女の、”ごちそうさまでした”の声が、イントネーションから声の質まで、全く一緒だったと思う…。
俺は、多分固まっていたのだと思う。
「聞いてる?どうする?」
加奈子がこう言っている。
何を聞かれたか分からない…。