これは今から17年前、私が大学4年の頃のお話です。
私は3年生が終わった時点で、父の知り合いに誘われて地元に就職先が決まっていました。
なので4年生になると卒業論文以外にすることがなくて、ある建設会社でアルバイトを始めました。
建設会社と言っても現場での力仕事ではなくて、事務所での内勤でした。
この会社は当時としては先鋭的で、あらゆる資料を電子データ化してコンパクトに保存する取り組みを始めていて、私はその手伝い要員として雇われていました。
社長さんに彼女の有無を聞かれて、高校生の彼女がいたけど京都の和裁専門学校へ進学したので別れた旨を話したら採用が決まりました。
さらに、社内の32歳のお局事務員の相手をするよう言われました。
玲子というその女性はショートヘアの凛々しい美人で、社長の愛人でした。
しかし最近、社長が別の愛人に乗り換えたので、お詫びに若い男をあてがったようでした。
私は、年齢的にはおばさんですが、美人ではある玲子さんと週2~3回、大人の女の細身の色気を楽しんでいました。
そんなある土曜日、私は社長さんに誘われて2人で飲みに連れ出されました。
そこで私は、社長さんに誰にも内緒にすることを約束させられて、あるスナックに行きました。
そこの綺麗なママさんと何やら言葉を交わした社長さんは、ママさんに茶封筒を手渡してスナックを後にしました。
社長さんと向かったのは都内のホテルで、そこの1室には20代半ばくらいの大人しそうな女性がいました。
すでに入浴を済ませているようで、バスローブを羽織っていました。
「隆弘君、会社にあった一眼レフを扱う手つき見て、君になら頼めると思ってね。今まではビデオカメラを据付けていたんだが、綺麗な写真にしたくてね。これで、俺とこの女のスケベな様子を撮影して欲しいんだ」
バスルームから出てきた社長さんに言われ、一眼レフカメラを手渡されました。
まだハイヴィジョンカメラなんてない時代、一般人がビデオで綺麗な画像は撮影できませんでした。
カメラもまだフィルムの時代、28~85ミリでF2.8くらいのズームレンズ付きでした。
社長さんと20代半ばの大人しそうな女性の性行為が始まりました。
社長さんは女性を後ろから抱きかかえるようにして胸を揉み、時折動きを止めました。
撮影せよの合図だと気付き、素早く撮影しました。
社長さんはその女性に麻縄をかけました。
いわゆる亀甲縛りにされた女性が社長さんに股を開かれていて女陰を捲られる場面。
その女陰を弄られた大人しそうな女性が少しずつ感じ入っていく場面。
その女陰に社長さんの男根が突き刺さる場面などあらゆる角度から撮影し、また、女性が本気で喘ぐ写真も撮影しました。
社長さんが外したコンドームを結びながら言いました。
「ご苦労だったな隆弘君。君もやらせてもらいなさい。君はノーマルの方がいいかな?」
そう言って女性の麻縄を解きました。
そして思い出したように、「あ、ゴムはしてくれよ」とコンドームを手渡され、私もその女性を抱かせてもらいました。
彼女が私にとって4人目の女性となりました。
(真面目で大人しそうなのに、どうして彼女はこのような売春まがいの行為をしているんだろう?)
この時は不思議に思いました。
帰り道、社長さんは、「今日は、2軒目に行ったさっきのスナックで俺と盛り上ったことにしてくれよ」と言った後、俺の怪訝そうな顔を見て話し始めました。
「あ、あの女か?彼女は売れない劇団員だよ。時々ああやって抱いてやるんだ。そういう関係の女、俺には20人くらいはいるんだ。だけどお互い絶対内緒、街で会っても知らん顔がルール。わかったね。今度、違う女に撮影許可もらうから、その時はまたよろしく頼むよ」
「あんな画像、現像してもらえるんですか?」
「はは、色々な付き合いがあるからね。それに、蛇の道は蛇と言うだろう?」
社長さんはニヤッと笑って言いました。