大学の頃、サークルの先輩の部屋に泊まった。
飲み会の帰りに仲の良かったメンバーで先輩んちで二次会。
俺と、後に俺の嫁となる香奈、あと友人とその彼女。
最初は5人だったんだけど、友人と彼女は帰っちゃった。
二人は比較的近くのアパートで同棲していたので
歩いて帰ったが、俺と香奈は電車がなくなったので、
先輩んちに泊まっていく事になったんだ。
この時、友人に「うちに泊っていけよ」と言われたけど、
酒が入ってもう歩くのダルかったし、愛の巣の邪魔するのも何だし、
このまま香奈と先輩の部屋に残る事にしたんた。
ちなみに俺も香奈は同い年で、まだこの時はただのサークルの仲間。
当時、香奈はまだ処女だったんだよね。
まあ、俺も童貞だったけど・・・。
まだ5人で飲んでいる時から多少はエロ話が出たりもした。
結局、この日に墓穴を掘ったのは香奈で、
友人と彼女のエロ話を暴露しちゃったんだよね。
「うえ〜、お前そういう性癖あるんか!」
みたいに友人は先輩に突っ込まれていた。
まあ、その仕返しとして友人の彼女からはっきりと、
香奈は処女って暴露返しされてしまった。
「言わないでよ〜」と香奈は悶えていたが、
香奈がペラペラと友人カップルの情事を喋らなければ、
言われなかったわけで。
香奈は何か妙に下ネタが好きな子で、
ただその割には自分の話はあまりしないし、男の影もない。
だからうっすらと実は経験ないのではと思われていたけど、
はっきりとそうだと分かると、
何か特別な存在に見えたりしたよ。
いろんな意味で。
俺は酒があんまり強くないから、
二人が帰ってちょっと経った頃には半分意識がない状態で、
隣の部屋でぐてーっと横になっていた。
酒でグロッキーだっただけで寝てはいなかったので、
先輩と香奈が盛り上がっているなって感じは分かった。
ここからの話は、俺がところどころの覚えている箇所と、
後で先輩が皆に暴露した箇所とを継ぎ足しての話になるが。
先輩と香奈はいろいろと盛り上がっていた。
エロ系の話もかなりしていたようだ。
香奈は処女のくせに引かないんだよね。
まあ、そういうところが付け入られる要因になるんだけど。
そのうち先輩は香奈の処女について話題にしだし、
ついには「何なら俺が相手してやってもいいぞ」と迫ったらしい。
「何でそんな上から目線!?」と、
香奈も最初ははぐらかしていたけど、
余りにしつこい先輩のペース段々と乗せられた。
「最初は好きな人にって決めているんです」
とガラにもないことを言って逃げていたようだが、
「ただ単にきっかけ逃しただけじゃないの?」
と先輩に突っ込まれ、
「俺がそのきっかけになってやるって」
みたいに言われていたけど、最後の一線だけは守った。
「今日、危険日で・・・」
「そうやって土壇場で逃げるから、いつまでも処女なんだよ」
「処女で悪いんですか?」
「処女で負い目持っているの自分じゃん」
「・・・」
この辺りははっきりいってあんまり覚えていない。
詳細は後から知った。
香奈は先輩にやり込められていたとの事だ。
危険日がどうのこうのって話していたような記憶はある。
この他にもいろいろやり取りあったようだ。
まあ、香奈も嫌々でもなく、ちょっとは楽しんでいたんでないかな。
その後、チンポ見せる見せないみたいな話していた辺りから、
何の話しているんだろう、様子が変だなと、
俺も徐々に目が覚めてき出した。
寝た振りしていたけど。
「香奈ちゃん、男のあそこ見たことあるの?」
「・・・ありますよ、それくらい」
「お父さん以外だよ」
「・・・」
「ないんだ」
「写真とかでならちょっとはあります」
「そんなの誰でも見れるよ。
生では?」
「別に見たくないですもん」
「じゃあ、一生処女だ」
「・・・そんなことないです」
「見る?」
「・・・遠慮しておきます」
「香奈の意思なんてどうでもいいや。
俺は見せる」
「ちょ・・・」
「こういうところが体験者とそうでないものの違いなんだぜ?」
なるほど相手の意思より自分の気持ちが優先か。
童貞の俺にはとても参考になった。
この時、香奈は助けを求めようと思えば、
隣の部屋で寝ていた俺を起こして誤魔化せばよかったはず。
ただ香奈はそうせずにただ黙ってしまっていた。
何だかんだ言って興味があったんだろう。
いや、俺自身、香奈を助ける気があれば起きればよかったんだ。
一つは酒でダルかったのと、もう一つはタイミングを失ったのと。
そこまではしないだろうという気持ちともあった。
甘かったね。
やる人はやる。
「ほれ」
と言って先輩は立ち上がり下半身を露出した。
香奈も俯きながらチラチラ見ていたようだ。
逃げなかったり、完全に顔を背けるわけでもないところから、
やはり興味はあったんだろう。
「どう?」
「どうって言われても・・・」
「そっか。
比べた事ないもんな」
「うっさい」
「正直な感想でいいよ」
「思ったより普通」
「て、俺のけっこう大きい方だと思うんだけどww」
「あ、そういう意味じゃなくて、もっとグロいかと思ってた」
俺は腕で顔を隠して、薄らと目を開けて状況を見ていたんだが、
先輩のあそこは男の俺が見ても、はっきり言って、
半勃ち状態にも関わらずかなりグロい部類だと思った。
香奈は強がりとかではなく、その辺は平気だったみたいだ。
「それじゃあ・・・」
「見せたから見せろってのは無しですよ」
「処女のなんて見飽きた。
見せたければそこに寝ている童貞にでも見せてやれよ」
「むかつく」
「俺はただ咥えてもらえればそれでいい」
「だ、誰が咥えるか!」
「いやいや、君が咥えるんだよ。
そこに寝ている童貞に咥えてもらっても仕方ないし」
「ううう・・・」
ホント、何度も思った。
逃げようと思えば逃げられるし、
突っぱねようと思えば突っぱねられるはず。
多少、先輩に好意みたいなを持っていたってのもあるのかな。
逃げない、けどどうしていいか分からない。
戸惑いを見せる香奈に先輩は、
「別に怖くないって。
やってみ」
急に優しい声で香奈にフェラを促した。
ついに香奈は落ちた。
先輩のを咥えた。
俺は薄目で見ながら、「ええええ」って思ったよ。
そんな簡単にいくものなのかって驚いた。
半勃ち状態の先輩のアソコを口で軽く咥え、
顔をちょっと動かすようなぎこちない感じで、
香奈はフェラとうものをやっていた。
「うん、手を添えて。
そうそう、あ、歯はたてちゃダメだよ」
何か教えるように、励ましながら、
優しく香奈に声をかける先輩。
上手いな、扱いが、と感心したよ。
しばらくそんな感じで香奈はゆっくり顔を前後に動かしていたが、
先輩のアソコが完全体になった時に、
顔を離し、手だけ添えて動かしながら、
「・・・ホントに大きいですね」
とボソっと呟いた。
「香奈が大きくしたんだよ」
と先輩が言うと、
「・・・ばか」
と香奈は照れたように答え、
また先輩のチンポを咥え、前よりは激しく顔を動かした。
あれれ、香奈からはさっきまでの先輩とのやり取りのような
強がったり、はぐらかしたり、そういうのがなくなり、
何と言うか、女っぽくなっているぞ、と。
先輩マジックだ。
先輩はずっと立ったままだった。
しゃがんで咥える香奈の髪の毛をかきあげたりしていた。
そして、「香奈、上脱ぎなよ」
と、言うと、「恥ずかしい」と咥えながら答える香奈。
だけど、結局は先輩の言う事を聞き、Tシャツを脱ぐ。
下半身はジーンズ、上半身はブラだけ、
それで膝まづいて、男のアソコを咥える香奈。
何ともエロいシチュエーションだった。
香奈はBカップくらいで、あんまり胸は大きくない。
先輩にブラの肩ひもをちょっと外されたら、
ブラは浮いたようになり、俺の位置からはよく見えなかったが、
立って上から見下ろしている先輩からは乳首が見えていたと思う。
香奈は当然、テクニックとかあるわけでなく、
ホントただ単調に顔を激しく動かし、
疲れると顔の動きを緩め、手でしごくという繰り返し。
先輩はそれについて特に何を言うわけでもなかったが、
そのうち痺れを切らしたのか、
片手でガッと香奈の頭を固定し、
もう一方の手を香奈のチンポを握っている手に添えて
激しくしごきだした。
先輩はそのうち香奈の頭を持った手で、
香奈の頭を前後させ、完全にイラマチオ状態。
香奈は「うっ・・・うっ・・・」とちょっと苦しがっていたが、
それでも涙目で耐えていた。
そして段々と激しくなってきて、
「うっ・・・」という先輩の声とともに動きは止まった。
イったようだ。
香奈は口を先輩のチンポから離したがっていたが、
先輩はイった後もしばらく強引に香奈の頭を固定し、
精子を出し切るまで離さないといった感じ。
その後、出し尽くしたのか、パッと手を離す先輩、
香奈は顔を先輩のアソコから離すと、
脱いだTシャツを持って洗面所に駆け込んでいった。
しばらく香奈は戻ってこなかった。
先輩はちゃっちゃとティッシュで事後処理をし、
ズボンをはいてどかっとその場に座り
タバコを吹かしながら、テレビのスイッチをつけた。
言葉で言いくるめ、
優しく促し、
最後は鬼畜に変貌。
なんという巧みだ。
俺はそこで何とかタイミングを見計らい、
テレビの音で目が覚めたふりをした。
「あれ?香奈は?」と言うと、
先輩は、「ん?飲み過ぎて洗面所」と言い、
「目覚ましたんなら、飲め」
と俺にまた酒をすすめてきた。
そうこうしているうちに香奈が戻ってきた。
真赤な顔して、目もちょっと赤かった。
起きている俺を見て、ちょっとビックリしていたようだが、
普通を装って、また飲み出して、とりとめもない会話をした。
しばらくして寝た。
その後は何もなかった。
後日、先輩はサークルの一部にこの時の事を暴露した。
俺は直接は聞いていないが、又聞きで聞いた。
「お前、横で寝ていて気付かなかったのか?」
みたいに誰だったかに教えてもらったんだが。
覚えているところ、覚えていないところあったが、
全然覚えていないふりをしてその話を聞いた。
まあ、フェラのくだりはほとんど見ていたんだが。
先輩と香奈はその後はそう言う事は一度もなかった。
ホントになかったと思う。
先輩はある時、香奈の事を誰かに聞かれた時、豪語していたらしい。
「香奈との事はあれで終わりだ。
香奈もいずれは誰かに処女を捧げ、いろんな男と付き合い、
いつかは誰かと結婚するだろう。
ただ処女の香奈が、
その中の誰のでもなく、俺のチンポを咥えていたという事、
それだけで面白いじゃないか」
先輩は見た目も言動も派手で、
サークルでも女性問題をいろいろ抱えているほど遊び人で、
たぶん嘘や強がりではなく、本音だろう。
香奈も香奈でその後もサークルに残ったし、
先輩とも今まで通りに接していた。
他の男どももフェラの事は知っていて香奈には言わなかった。
普通なら何となく雰囲気で察して居づらくなろうものだが、
香奈は基本的に天然入っているのか、
あまり意に関していないようだった。
俺と香奈は大学時代はさほど進展がなく、友人関係のままだったが、
社会人になり、ひょんな事から付き合うようになり、そして結婚した。
ちなみに付き合い出した時、香奈はもう処女ではなかった。
俺は素人童貞だったが・・・。
社会人になって大学時代のサークルの面々とは疎遠になっていたので、
会う事も、あえて思い出す事もなかった。
香奈も俺もあの夜のことを話したことはない。
何でこんな事を書こうと思ったかと言うと、
この間、香奈と出かけた時、久々に先輩と会った。
7、8年ぶりだ。
二人で歩いていたら、声をかけられ、見ると先輩だった。
あえて触れなかったが、あれは風俗か何かの客引きだろう。
もう30歳超えているだろうに、
大学時代輝いていた遊び人の末路はここかと。
ちょっと立ち話をした。
俺が「香奈と結婚したんですよ」と言うと、
先輩は「ふ〜ん、そう」と興味なさそうにしていたが、
その後ちらっと香奈を見た目が何となく笑っているように感じた。