自分をフった女の子と会うことほど気まずいものは、世の中に中々ありません。
僕はその日おびえていました。
1年前に勇気を出して告白したものの見事に玉砕した香奈枝ちゃんが、
家に遊びに来るというからです。
そもそも決して可愛くもなく、ましてタイプでもない彼女に告白したのは、
何度か二人で遊んでいるうちにこっちに気があるのではないかと
勘違いしてしまうという非常に恥ずかしい理由でした。
不思議なもので、一度そういうことを意識してしまうと止まらないものです。
僕は気がつくと毎晩彼女でオナニーをしていました。
童貞の僕は、彼女が見せる白い生脚や、
ストローを吸う時の唇のすぼみなどを思い出しては
それを白く汚す妄想に取りつかれていました。
繰り返しますが、香奈枝ちゃんは決して可愛くありません。
芸能人で言うとPerfumeのかしゆかにかなり似ていますが、あれをほんの少し崩すと結構微妙な顔立ちになるのは想像していただけるかと思います。
ただ身体つきはいやらしいものでした。
170cm程度の高い身長とほのかに肉のついた稜線はその抱き心地の良さを感じさせましたし、
何より肌が凄い白くてそこが僕の欲情を非常に掻き立てたのです。
オナニーで満足できなくなった僕は、その身体にどうしても自らをゆだねてみたいという欲望に逆らえず、また流石に失敗は無いだろうという慢心から軽い気持ちで告白してしまいました。
結果は玉砕。
普通にあっさり断られ、その後の交流は殆どなくなってしまったのです。
その日の夜は狂ったようにチンコをしごいたのは言うまでもありません。
そんな彼女が何故急に家に来るようになったのかというと、僕の友達が彼女と最近知り合い仲良くなったからです。
授業のグループが一緒で意気投合した二人は、話していくうちに共通の知人である僕の存在に気づき、そこから一人ぐらしの僕の家に遊びに行こうという話になったということです。
僕にとってそれは青天の霹靂でした。
僕は相変らず童貞をこじらせており、未だに彼女をおかずにオナニーに励んでいたからです。
その頃の僕のおかずは、彼女がフェイスブック上にあげる写真でした。
彼女の地元は少しガラが悪いらしく一緒に写っている友達はヤンキーやギャルで、彼女の真面目そうな外見とはかなり似つかないものでした。
けれど、それがまたいっそうオナニーを捗らせました。
彼女がそういった連中と乱交している場面を想像するのが、たまらなく興奮するのです。
また、彼女の顔のアップの写真を印刷してはそこに精子をかけるといったことや、昔こっそり隠し撮りした彼女の脚の写真を舐めまわすなんてこともお気に入りでした。
そんな風にめちゃくちゃに汚している香奈枝ちゃんが、まさか家に来るなんて。
僕は最初断ろうと思いましたが、そうするとまだフラれたことを根に持っているようでみっともないという思いが生じ、結局受け入れることにしました。
二人が来たのは17時過ぎでした。
僕はもうすでに、香奈枝ちゃんが男たちのペニスを上下両方の穴に突っ込まれながら喘いでいる姿を想像して2回もオナニーをした後でした。
「おじゃましまーす」
彼女の声を聞いた瞬間、僕は心臓が滝のように血を送り出すのを感じました。
だってあの香奈枝ちゃんが、僕の想像の中で精子まみれになって喘いでいる香奈枝ちゃんが目の前にいるんですから。
「久しぶりだね」
「うん、久しぶり。
元気だった?」
僕は出来るだけ平静を装うって会話をしましたが、正直少し勃起していました。
香奈枝ちゃんは決して露出が多い恰好ではありませんが、脚に自信があるらしくその日もなかなかのミニスカでその程よく太い真っ白な脚を見せつけているのですから。
その時の僕は、今すぐしゃぶりつきたいという欲望を抑えるだけで精一杯でした。
僕は何とかそれを抑えるために代わりのもので我慢することにしました。
それは彼女の靴です。
二人をリビングに残し、僕はトイレに行くふりをして玄関へ向かいました。
そして、彼女の靴をそっとトイレの中へ持ち込むと、それを思いっきり舐めまわしました。
皮の苦い味がしましたが、彼女の素足がそれに触れていると思うだけで何物にも代えがたい興奮を与えてくれました。
1分もしないうちに、僕は本日三度目の射精をしました。
精子はほんの少しだけミュールの先につけておきました。
もちろんばれないように注意しながら。
さて、その日は3人で料理を作ることになっていたのですがまだ材料は完璧に用意されていません。
僕があることを実行するためにわざと買わないでおいたのです。
「あ、豆腐としめじが足りないや。
悪いけど買ってきてもらえる?」
僕は友人に頼みました。
「いいけど、それくらいちゃんと買っとけよぉ~」
「悪い、悪い、ついでになんか適当なつまみでも選んで買って来てよ」
彼は快くOKしてくれます。
また、彼は凄く気が利く奴のため
「香奈枝ちゃんも一緒に行く?」
と香奈枝ちゃんを誘い出してくれました。
僕と二人きりにしては気まずいだろうという配慮でしょうが、これは完璧に計画通りです。
もちろん彼女は。
「うん、私も行く」
と答えました。
ここまでは問題ありません。
何も知らない二人は早速買い物に出かけて行きました、財布と携帯だけを持って。
そして鞄は置いて。
そう、僕はこの時を待っていたのです。
家で香奈枝ちゃんの持ち物を好き放題に出来る時間。
それを作るために、わざわざあんな猿芝居を打ったのです。
家から近所のスーパーまで早くても片道5分はかかります。
帰って来るまで20分近い時間の余裕があるのです。
それだけ時間があれば一体何ができるでしょうか。
僕は気が狂いそうなほど興奮していました。
とりあえず手始めに鞄の中を漁ってみます。
すると早速素晴らしいものが見つかりました。
リップクリームです。
僕は急いでそれを唇に塗りたくりました。
本当は亀頭に塗りたかったのですが、ひりひりするのが嫌だったので仕方がなく唇で我慢です。
まぁ最初は間接キスぐらいから入るのがいいでしょう。
次に、グロスを見つけました。
これは亀頭に塗っても大丈夫そうなので、思う存分塗りつけることにしました。
ガチガチの勃起したチンコには面白いほど簡単に塗れ、ラメとガマン汁で亀頭はキラキラと光り輝いていました。
僕は、自分のガマン汁が大量に付着した刷毛を彼女が唇につける瞬間を想像しただけで、四回目の射精をしてしまいました。
勿論グロスの瓶の中に出しておきました。
ちゃんと匂いも色も確認しましたがばれることはほぼないでしょう。
そのグロスを見ているだけで、見る見るうちにチンコは再び大きくなっていきます。
鞄の中にめぼしいものが無くなったので、次は上着に向かうことにしました。
鞄の取手にガマン汁をなすりつけると、僕は椅子に掛かっている彼女のカーディガンを拾い上げました。
まさか、こんなお宝をおいて行ってくれるとは。
今日の中々下がらない気温には感謝の気持ちでいっぱいです。
僕はいったん匂いを嗅いでみました、しかしそこから漂うのは香水と羊毛の香りだけで、少し残念な気持ちになってしまいました。
彼女の汗の匂いを嗅ぎたかったのですから。
まぁ贅沢を言いすぎると罰が当たります。
カーディガンが手に入っただけでも感謝しなくては。
僕は次にそれを下半身にからませ、うつぶせになりました。
そのまま気の向くままに動き続けます。
香奈枝ちゃんの顔を、胸を、脚を想いながら。
そこにたくさんの男たちの精子が降りそそぐところを浮かべながら、彼女の激しく切ない喘ぎ声を自らで作りながら。
そうしていると、ふいにとてつもない射精感が襲ってきました。
僕は慌てて、カーディガンをほどきましたが僅かに間に合わず、少しだけ精子がかかってしまいました。
しかし五回目となると、どうしても薄まっているのでそこまで致命傷という感じではありません。
僕は慌ててその部分を布巾でふくと、臭いを落とすためファブリーズを振りかけました。
そして完全に臭いが獲れたのを確認してから湿り気をとるために、しばらく回していました。
結局それをしているうちに二人は帰ってきてしまい、思ったほど気持ちいいオナニーはできませんでした。
ですが、何とか香奈枝ちゃんにはばれずにすみました。
ばれていたら警察沙汰だったでしょうから、本当に良かったです。
その日はもうそれで何もありませんでした。
1日に五回も射精した僕は流石に冷静になり、これといった粗相をすることもなくお開きまで向かうことが出来ました。
それから香奈枝ちゃんはまだ家に来ていません。
けれど彼女が使った箸やコップを洗わずにとっておいてあるので、まだしばらくはそれで我慢できそうです。