「ダ、ダメ~・・・やっ、やめてッ・・・本当にもうやめてッ~」
私は、いかにも抵抗している感じたっぷりに、そう叫んだのでした。
もちろん手足をバタバタさせて。
と言っても、隣の部屋には聞こえないくらいの声で。
するとカレは・・・。
「・・・ね、いいだろ!奥さんだって、そのつもりでボクの部屋に来たんだろ?まさか言葉通り、残念会だけのために寄ったんじゃないでしょ?」
鼻を鳴らして、荒々しくスプリングセーターをたくし上げ、ブラジャーの上から乳房を揉み揉みしながら、そう言ったのでした。
そこは大学生のカレの部屋。
パチンコで負けたあと・・・。
「負けた者同士、残念会でもやりません?ボクの部屋で。すぐ近くですから」
そうカレに誘われるままお邪魔していたのです。
もう、分かってらっしゃますよね。
私のセックスアバンチュールって、そうなんです。
私、一度だけでいいから、レイプされるみたいにセックスしてみたかったのです。
だから、パーラーで見知ってて、ちょっぴり好感を持っていた大学生のカレの気を引くように婚びた視線を送ったり、「どう、出てますー?」なんて声をかけたりして、その日を待っていたのです。
私の誘惑に焦るカレが一瞬可愛想になったんだけど、ここですんなりカレの思いのままの従順さを示したらレイプ感覚を楽しめなくなってしまうと思って・・・。
「ダ、ダメったら・・・それ以上、無茶すると大きな声を出すわよ。隣に聞こえるくらいに・・・」
私は、そう挑発してみたのでした。
もちろんカレが私の言葉を真に受けて行為を中止しないように、そんな“抵抗”のあとに、「・・・ああっ~」なんて鼻を鳴らして。
なぜ私がカレの荒々しい愛撫に、媚びというか感じたふりを少しだけ見せたかと言うと・・・。
スキモノ女と軽蔑されてもかまわないから、本当に一度だけでいいから、レイプ感覚のセックスをしてみたかったんです。
たとえ、その一度きりのアパンチュールで「させ子」って噂が立とうとも。
だから私、カレがレイプ行為を中止したりしないように、少しだけ媚びて見せて、乱暴で荒々しい愛撫にも関わらず少し感じたふりをして見せたのでした。
「ああっ~・・・ダ、ダメッ・・・ですってっ、そんなことしたら、私・・・」
切ない喘ぎのあと、カレの愛撫に女肉が反応し始めたかのように息を少し弾ませて、少しだけ“抵抗”を弱めたのでした。
と同時に、カレの荒々しい愛撫に逆らように見せかけて、絡み合わせた右手の抵抗も少し緩めて・・・。
そんな私のあやふやな抵抗ぶりに少し面喰らって、一瞬行為を中止したカレでしたが、その瞬間を私は見逃しませんでした。
なぜなら、その瞬間こそが、カレをさらに挑発する瞬間だと、私のオンナの本能が教えてくれたから。
私はブラを弄るカレの指を利用して、自慢のオッパイをはみ出させたのでした。
セーターをたくし上げて、ブラを弄ってくるカレの手に、いかにも抵抗する素振りを見せながら、カレの手首を掴んだ私の手で、ブラの肩紐をスーツとずり下ろしたのでした。
そればかりではありません。
「・・・ダ、ダメッ・・・本当に嫌だったら・・・こ、これ以上無茶すると、私、本当に大声を出すわよ」
そう口では言いながら、片足を膝のところで高く曲げて、スケスケのパンティをわざわざ彼の目に晒したのでした。
カレの男の荒ぶるレイプ魂を挑発するために。
心の中では、ここでカレが・・・。
「うるさい。オマンコしたくてたまらなくなって男の部屋までついて来たくせして、今さらなんだよ!」
とか、私がカレをさらに挑発するためにわざと足を曲げて露出させたパンティを指して・・・。
「イヤイヤ言いながら、パンティをもう濡らしているじゃないか。パンティの中でオマンコはもうクチャクチャといやらしい音を立ててるんだろ!」
とか言いながら手をパンティの中へ荒々しく潜り込ませて、イジイジホジホジしてくれないかなと思いながら・・・。
また、本当にレイプされてるみたいに、私の頬を殴ってくれないかな(あんまり痛くないようにだけど)、なんて想像を膨らませてもいたのでした。
でも・・・でも・・・やっぱり、相手にその覚悟がなければダメなんですよね、レイプってのは。
だから私、そのとき、『レイプごっこ』を思いついたの。
どうしてもレイプ感覚のセックスを体験してみたいという私の切望が、そんな行為を思いつかせたに違いありません。
言い訳になっちゃいますが、私がレイプ願望を持つようになったのも、無理ないことなのです。
なぜなら・・・。
私は今35歳で、オンナの真っ盛りだというのに、夫は月に1~2回しか可愛がってくれないのです。
それに、そんな月1~2回のセックスもワンパターンで、どうしても義理というか、おざなりとしか思えないのです。
それも結婚10年を迎えた今に始まったことではないのです。
もう5~6年も前から急激に回数も減り、行為そのものにも熱意とか愛が感じられなくなってしまっているのです。
きっと夫は外で浮気しているに違いないのですが、そんなことはたいした問題ではないのです。
男性の浮気なんて、やめさせようとしても無理なことくらい私にも分かっているつもりです。
そんなことより、たとえ浮気してもかまわないから、時には荒々しく組み敷かれ、辱められ、甚振られるような激しいセックスを体験してみたいのです。
女肉の疼きを知ってしまった熟れた人妻なら、こんなレイプ感覚のセックスを夢見ても少しも不思議ではないはずですよね。
でも、そんな私のいけないレイプ願望も、やはり無理だったのです。
男性の部屋にのこのことついて行ったあと、いかにレイプ感覚のセックスを演出しようとしても無理があったのです。
レイプに近いセックスを楽しむには、やはりシチュエーションを考慮に入れなければダメだったのです。
だから私は、『レイプごっこ』を提案したのでした。
レイプ感覚のセックスを楽しむには、このチャンスを逃してなるものかと決意して。
で、私は、いかにもカレの執拗なセックスのオネダリに負けたふりをして・・・。
「・・・わかったわ・・・あなたの好きなようにしていいわ」
そう言って体のカを抜き、絡みあわせていた右手をダラリと下げたのでした。
でも、そうしながら、カレの荒ぶる性欲を鎮めることのないように、腰を怪しく突き出して、スカートがさらに捲れて少し湿り気を帯び始めたパンティの露出を際立たせるようにしました。
そしてもう一度、「あなたの気の済むように、私を好きなようにしたらいいわ」と呻くように言って、目を閉じたのでした。
カレは一瞬ポカ~ンとしていましたが、私が目を瞑ったままで・・・。
「・・・でも、好きなようにしていいから荒々しく愛してちょうだい。レイプするように、辱めるように犯して!」
そう甘い声で『レイプごっこ』を囁きかけました。
「よーし!」
カレはそう呟くと、人妻に自分のセックステクをバカにされたくないと思ったのか、やにわにブラをグイッとずり下げ、武者ぶりついてきたのでした。
右手ではパンティの上からアソコを荒々しく愛撫しながら。
・・・こんな『レイプごっこ』の始まりも、今では病みつきになって・・・。
私の性的な関心はいささか、いえ相当に倒錯しているのかもしれませんが、そのように男から乱暴に荒々しく愛されることが、私にとって一番嬉しいことなのです。
これってもしかしたら、女なら誰でも潜在的に秘めている願望なのではないでしょうか?
私は最近、そんなふうに思われてなりません。
私は時々、1人の男だけにヤラれるのではなく、何人も、いえ何十人もの男たちに犯されている姿を想像します。
現実的には不可能なことかもしれませんが、もしそんなことになったら、嬉しくて嬉しくて、そのまま死んでしまっていいと思うくらいです。
快楽の妄想は限りなく深まるばかりです。