俺自身の話じゃなくて申し訳ないんだが、
以前、某映像プロダクション…という名のAV制作会社に勤めてた。
こっち方面って異常に詳しい奴がいるから、中身はかなりデフォルメしてある。
その会社でよく組ませてもらってた監督の「Aさん」は、当時30代後半くらい。
熟女系が専門で、人気監督ってほどじゃないが底堅い需要のある人だった。
今は別の世界に転身したが、レンタル屋にはまだAさんの作品が残ってると思う。
そのAさん、やたら「リアリティー」とか「ガチ」にこだわる監督だった。
例えば熟女物じゃ定番の「人妻ナンパ」。うちも結構な数を出してた。
作品にするにはある程度の人数が必要なんだが、街頭ナンパって成功率が低いよな。
携帯番号を聞くくらいならともかく、実際に即マンってのはかなり難しい。
札束(ってほどの額じゃないが)をちらつかせて何とかホテルに連れ込んでも、
初対面の男優とカメラの前で絡んでくれる素人なんてそういないし。
だからうちじゃ頭数をそろえるため、応募してきたほとんど素人で
見た目やスタイルが普通っぽい(つまり今いちな)女優さんを使ってたんだが、
A監督は「最低2〜3人はガチでナンパしてこい」なんて注文を出すわけだ。
おかげで撮影隊や男優は大変だった。ナンパの腕は上がったけどな。
ある日の仕事帰り、会社近くの店に繰り出して2人で飲んでたら、
Aさんが「まともな母×××物っての、いっぺん撮りたいよなー」と言い出した。
うちは近親系も出してたが、Aさんは熟専なのに母子物はほとんど撮らない。
最初は不思議だったが、すぐにAさんのこだわりが原因だと気付いた。
つまり、仮に息子役に20代半ばの男優を使うとして、
その母親っぽく見える女優となると、どうしても40代後半か50代になっちまう。
いくら美熟女でも50代になると、体型とか正直いろいろキツいんだわ。
そんなのマニアしか見ないわけで、本数が出ないから予算もなかなか付かない。
かといって若い女優を母親役に使うと、今度はどうしても親子に見えない。
仕方ないから「義理」設定にしたら、コアなファンからそっぽを向かれる。
10代に見える男優がほとんどいないせいだが、こればかりはどうしようもない。
だから母子物は女優の質やリアリティーを犠牲にするか、義理で逃げるか、
無理やり「高校時代に出産」という設定にでもしてごまかすしかないんだな。
リアリティー重視のAさんとしちゃ、その辺が我慢できず敬遠してたんだろう。
よく母子物で息子役の男優が知恵遅れみたいな舌足らずな喋り方をしたり、
どう見ても似合わない高校の制服姿で出たりしてるが、
あれも少しでも子供っぽく見せるための無駄な努力だったりする。
逆にギリギリ学生服に耐えられる童顔の男優は、いろんな母子物に出てる。
話をAさんとの会話に戻す。別にシリアスな話じゃなく、
酒の席だと「こんなAV撮りたいよな」ってのはよく出る話題だった。
「でも、Aさんが納得できるくらい若い男優なんて、探すの大変でしょ?」
「いや、ドラマ仕立てじゃなくてガチでさ」
何を言い出すんだと思った。
その昔、実の息子との絡みを撮った女優がいたとは聞いたことあるが…。
「そりゃ世の中にはヤッてる親子もいるでしょうけど、AVには出ないでしょ?」
「いや、もうヤッてる親子を出すんじゃなくて、親子が初めてヤる所を撮るの」
「…それ、絶対に無理っしょ?」
Aさんに言わせると、近親物ってのは親子でも兄弟姉妹でも最初にやる時、
つまり初めてタブーを犯す時のゾクっとする背徳感がたまらなく興奮するらしい。
前から関係がある2人をカメラの前に連れてきて「いつものようにやって」じゃ
醍醐味が半減するわけだな。まあ、カメラの前でやる親子もいないだろうけど。
それに兄妹や姉弟ならともかく、母子だと少なくとも親の方は完全に大人。
それまで肉体関係がない息子相手にカメラの前で絡んでくれだなんて、
どんだけギャラを積まれても普通ウンと言わないよな。
Aさんの気持ちは分からんでもないが、実際に撮れなきゃ作品にならない。
「息子も難しいけど、母親を説得するのは、まあ不可能っすよね」
「互いに親子だと分からない状況なら何とかならんかな?」
あくまでも「実の親子の初絡み」にこだわるAさん。
このオッサン、実は相当な近親マニアじゃねえかよ、と今さら気付いた。
「ベロベロに酔っ払わせて、暗闇で赤外線使って撮るんすか?」
「赤外線はなあ…。例えば目隠しするとか?」
「声で分かるでしょ? だいたいそんな親子、どうやって調達するんです?」
「う〜ん」
この時は単なる酒の席での馬鹿話だと思ってた。
ところが、それから1週間くらいしてAさんが企画案を俺に渡したんだわ。
社長の許可が下りて予算が付いたから、脚本にしてくれという。
ガチ物だから脚本といっても構成だけで、どうせ現場で変更があるんだが、
企画書を読みながら、Aさんが冗談のつもりで言ったんじゃなかったと分かった。
「できる所までガチで行こうよ」というAさんの指示もあったんで、
とりあえず何カ所か近親系の掲示板で募集を掛けてみた。
「母親と一度シタいと思ってるアナタ。撮影させてくれるなら願望が叶うかも。
興味のある方は以下の連絡先に…」とかそういう内容だ。
ものすごい数の反響メールが来た。もっとも大部分は「死ねよ!クソ業者」
「通報しますた」といった捨てアドレスでの中傷やイタズラ。覚悟してたけどな。
まともなメールだけ選んで少し詳しい企画案を説明するメールを送ったんだが、
最初から本気じゃなかったのか、返信してこない奴らがほとんど。まあ仕方ない。
返信があっても「写真送るのはカンベンしてください」じゃ話にならんし、
相手が「母親のように慕ってる近所の奥さん」という応募者も残念ながらボツ。
いくらガチでも「本人30代、母親60代」だとかなりキツいものがある。
本当かどうか知らんが「2年前から母と関係してます」という奴もいた。
面白そうだったが、今回は「ガチで初絡み」が条件なんで見送った。
中には、なりすましで実在する母子の写真と連絡先を送りつけてきて、
「これは使える」と連絡したら全然話が通じないという悪質なイタズラもあった。
そんなこんなで具体的な出演交渉にまでたどり着いたのは、ほんの数人だったな。
その中の1人、マサル君は18歳。写真でもなかなかのイケメンだったが、
実際に会うと可愛らしい感じで、ショタ好きのする細身の美少年だった。
小学*は無理でも、中学*と言って普通に通用しそうだ。
メールじゃ「フリーター」と自称してたが、話を聞くと現役の高校生だという。
まあ、18歳未満じゃなければこっちは構わないんだけどな。
母親のミキさんは39歳の専業主婦。写真を見る限り、マサル君に似た
…というかマサル君が母親に似てるんだが、可愛らしい感じの美人だ。
自分に似た顔の女に欲情するんかいな、という気もしたが、
マサル君は小学*の頃からミキさんをオナネタにしてたというから、
かなり重度のマザコンなんだろう。こういうのがいるから近親物が売れるわけだ。
とりあえず本人はやる気十分。出演者もレベルには達してる。
脚本を渡し、Aさんを交えて何度か打ち合わせしてから撮影が決まった。
撮影当日、マサル君親子は繁華街の外れにあるイタリア料理屋でランチ。
ちなみにラブホ街からも結構近い。制作予算から大2枚ほど渡し
「バイト料が入ったから」という名目でミキさんを誘わせた。
何も知らないミキさんは喜んでついてきた。
さすがマザコンというのも変だが、親子仲はかなり良いらしい。
俺たちは少し離れた所から、ミキさんに気付かれないよう撮影を開始。
気合を入れて化粧したのか、実物も一般人にすれば美人の部類に入ると思う。
体型はぎりぎり標準というか、ややぽちゃ一歩手前。胸と尻の肉はかなり厚そうだ。
もっとも、熟ファンの間じゃ「むっちり系」は根強い人気がある。
あの母親ならナンパ物に出てくる「素人女優」じゃなくて、
ちゃんとジャケットに名前の入る女優で使えるよな、なんて考えたりした。
2人がレストランから出て少し歩いた所で、われらが精鋭ナンパ隊が出撃。
定番の「CATVの○○という番組なんですけど、ちょっとお話を…」ってやつだ。
中年以上の女って、カメラが回ってるだけで敬遠することも多いんだが、
そこはマサル君と打ち合わせ済み。ミキさんが断る前に「いいですよ」と応じる。
「思春期の親子関係」とか適当なテーマで2〜3質問した後、
撮影隊が「ここから先はお母様だけにお尋ねしたいんですが…」と提案。
マサル君は「じゃあ俺、本屋に寄って帰るから、ママ答えといてよ」と立ち去る。
残されたミキさんを「立ち話も何ですから」と撮影車(改造ワゴン)に連れ込む。
とりあえず、ここまでは想定したシナリオ通りに進んだ。
母親と別れたマサル君は、帰るふりだけして俺たちが陣取るラブホの一室へ。
打ち合わせ通りの展開に興奮してるのか、ちょっと鼻息が荒い。
残念ながら俺たちのカメラじゃライブ中継できないから、
撮影車内の様子はナンパ隊の隠し持ったマイクの音声で聞いた。
マサル君に指示しておいた通り、ランチでワインを何杯か飲ませたせいか、
ミキさんは上機嫌でそれほど警戒してないみたい。それでも質問が
「息子さんのオナニーとか、見たことあります?」とシモの方に行くと、
何度も「これ、放送されるの?」と尋ねてきた。
男優が「モザイク入れますし、声も変えますから大丈夫ですよ」と適当な答え。
この男優、チンコは小さめだが口は達者なんで、Aさんがナンパ物でよく使う。
ミキさんが答えるには、マサル君のオナニーは見たことないが、
男の子のオナニーがどんなものか、ちょっと覗いてみたい願望はあるそうだ。
マサル君が熟女物のエロ本やDVDを隠し持ってることも知ってた。
男優が「息子さんが、お母さんをオナネタにしてたらどうします?」と聞くと、
「それはないでしょ〜。でも、ちょっと嬉しいかも」とノリが良かった。
夫婦間の性生活は「ほとんどレス」で、浮気も「したことない」という。
あとはまあ、ナンパ物お決まりの展開だ。
エロい質問で雰囲気を盛り上げながら、徐々に服を脱がせて体をまさぐり…
なんてことがガチでできるナンパ隊がいたら、俺も弟子入りしたい。
他のメーカーもそうじゃないかと思うが、うちの場合は早い段階で
「実は素人参加のお色気番組なんですよ」と打ち明けてギャラも提示する。
下着見せで○万円、オッパイ見せで○万円、触らせて○万円…という感じ。
たいてい断られるし、説得しても無理そうなら諦めるしかない。
じゃないと強制猥褻とか、下手すりゃ未遂で訴えられかねないしな。
相手がある程度納得してから、改めて「雰囲気を盛り上げながら徐々に…」
という絵を撮るわけだ。これ、ヤラセじゃなくて演出な。
もちろん「ある程度」ってのがミソで、ブラ見せから生パイ見せへ、
マン見せからタッチへと少々強引でもエスカレートさせるのが腕の見せ所。
もちろん「ギャラ上積みしますから」と、なし崩しでも同意させるんだが。
その点じゃミキさんは結構やりやすい部類だった。
もともと「ノリはいい人」とマサル君から聞いてたし、
撮影隊とのやり取りからして、雰囲気にのまれやすいタイプみたい。
何より可愛い息子とランチした後で上機嫌だった上、
そこそこ飲んで気が大きくなってたこともあったんだろう。
という作り手の事情はさておくとして、
「ある程度の同意」を得ながら男優がミキさんにエロを仕掛け始めた。
俺たちはホテルで音声だけ聞いてたんだが、これが結構臨場感がある。
「ほらほら奥さ〜ん、きれいな色の乳首見えてますよ」
「やだっ、やめて下さい。いや、撮らないで!」
「またまた、そんなこと言って。触ってたら大きくなってきましたよ〜」
「そんなこと、あっ、あぁ…」
俺にすりゃ仕事で何百回と聞いたやり取りだが、声だけだと想像が膨らむ分、
余計に興奮するよな。ラジオドラマに根強い人気があるのも分かる気がする。
隣ではマサル君が、真っ赤な顔をして鼻の穴を膨らませてた。
やがて隠しマイクを通して「ヴィィィィ〜〜〜ン」という電マの音。
ナンパ物だと、完全には割り切れてない素人を手っ取り早くイカせる必要がある。
「電マは邪道。プロの男優なら指でやれ」というファンの声も根強いみたいだが、
まあ、その辺は理解してほしい…ってのも作り手のワガママだろうか。
「あらら奥さん、イッちゃいましたか?」
「……」
「うわ、もうおまんこがベチャベチャですよ」
「そ、そんなこと…」
「体が火照って仕方ないでしょ? ちょっと場所変えましょうよ…」
ラブホの部屋にはあらかじめ固定カメラが仕掛けてあって、
隣の部屋にいる俺たちはモニターでライブ映像をチェックできる。
撮影隊に連れられて部屋に入ってきたミキさんは、ちょっと不安そうな様子だ。
「ね、顔は出さないでね。お願いだから」
「分かってますよ。ちゃんとモザイクかけますから」
ラブホの部屋まで来たってことはある程度の覚悟を決めたわけで、
撮影車の中みたいになだめすかしたり強引に行ったりする必要があまりない。
落ち着いてベッドに座らせてから、改めて定番のインタビューに入る。
ちなみに、ここからA監督が加わって聞き役を務めた。
「奥さん、本当に浮気したことないの?」
「ないですってば」
「じゃあ、高校生くらいの若い男の子とエッチしたいって思ったことは?」
「そ、それは…」
酔ってたのと場の雰囲気もあったのか、案外あっさり願望を認めた。
隣に座った男優がミキさんの体を撫でたりしてエロい雰囲気を盛り上げ、
監督は言葉巧みに本題へと話を持っていく。
「一つ屋根の下に若い男の子がいると、気になっちゃうんじゃない?」
「息子ですか? それはないですよー」
「本当? 息子さんはお母さんの下着でオナニーしてるかもよ?」
「そ、そんなこと…」
「あっ! やっぱりしてるんだ!」
オナニーの件は事前にマサル君からリサーチ済みだ。
ミキさんもたぶん気付いてる、とも言ってた。
「オナニーしてるってことは息子さん、やっぱりお母さんとシタいんだ」
「まさかっ! そんなこと…」
「そうですって。男なら分かるけど、欲情しない人の下着には興奮しないし」
よくもまあ適当な出まかせを言えるなと感心するが、これも監督に必要な資質。
Aさんの質問が続く中、下着姿になった男優が手際よく彼女の服を脱がせ始めた。
ミキさんはまだ吹っ切れない様子だが、最初の時のような抵抗は示さない。
白いブラジャーに包まれた胸は、想像通りEはありそうなボリュームだ。
「今、愛撫してるのが息子さんだと想像してみて…」
「いやっ、そんなことできません…ああぁ」
言葉と裏腹にかなり興奮してるらしく、男優がブラ越しに胸を撫でながら
耳のあたりに舌を這わせただけで、ミキさんは体をよじって甘い声を漏らす。
俺は、隣で真っ赤な顔のまま息を荒くしてるマサル君に声を掛けた。
「どう? できそう?」
「あ…はい、大丈夫です」
「よし。じゃ準備しようか」
マサル君は部屋の風呂の所へ行って全裸になり、備え付けのバスローブを羽織る。
厚い布地越しにも、下腹部が異様に盛り上がっているのが分かる。
モニターの中では下着姿にされたミキさんが男優の愛撫に身を委ねてる。
素人さんの場合、土壇場で「やっぱり嫌!」とゴネられたり泣かれたりして
それまでの苦労が水の泡になることもあるんだが、今回は大丈夫そうな雰囲気だ。
ブラからこぼれ出た白いオッパイは丸くて思ったより良い形だ。
もちろん垂れ気味だが、大きさや年齢を考えれば保ってる方だと思う。
男優が可愛らしい乳房を吸うと「あああぁぁ〜〜ん」とヨガリ声。
モニターでは後頭部しか見えないAさんが言葉を続ける。
「息子さんも彼女とこんなことしてるんでしょうね〜」
「あっ、いやっ、そんなこと…」
「イケメンだしモテるでしょう。年上に好かれそうだし、相手は近所の奥さんかな…」
「それはダメッ! ああぁ〜〜っ!」
パンティーもあっさり脱がされ全裸になったミキさんの股間に指を這わせながら、
男優がニヤリと笑って口を挟んだ。
「息子さんのこと言うとおまんこがキュッと締まって、お汁が出ますねぇ」
茶化すような口調だが、あとで男優に聞いたら本当にそうだったらしい。
ミキさんが何度か軽くイッたのを見て、監督が用意したアイマスクを渡した。
「えっ? これ…」
「顔を隠すためですよ。それにこの方が興奮するでしょ?」
陵辱物とかでアイマスクを使うと、確かに反応が良くなる女優さんはいる。
俺は目隠しされると不安に襲われるんだが、興奮する人もいるらしい。
ミキさんは後者らしく、マスクを着けたら大胆さが増したようだ。
向こうの準備は整った。今度は俺たちが動く番だ。意を決してマサル君に尋ねる。
「行ける? 難しかったらやめてもいいんだよ」
「…大丈夫です」
マサル君や監督とは事前に、彼が少しでもためらいや抵抗感を覚えたり、
チンコが元気にならない気配があったりしたら、
脚本を急きょ変更して普通の人妻ナンパ物にしよう、と取り決めてあった。
実際、「逆ナン物」や「ファン感謝祭」といった素人男性を使う作品だと、
ヤル気満々だった男が、いざというときビビって勃たないことがあるんだよね。
「オチンチン、元気になりそう?」
俺の問い掛けに、マサル君は黙ってバスローブの前を少しはだける。
細身の体に似合わず、18センチはありそうなたくましい肉棒が顔をのぞかせた。
腹に付きそうなくらい反り返った太い竿には青筋が浮かび、
ズルリと剥けた濃いピンクの亀頭が揺れてる。カリの張り具合も申し分ない。
仕事柄、日本人離れしたチンコを持つ巨根男優は何人も見てきたし、
普通の日本人のフィストファックと変わらないくらいの黒人男優もいた。
だが、角度を含めたトータルな「美しさ」だと、マサル君のモノは最高級の部類。
俺に同性愛の気はないが、思わず見とれちまった。
2人で隣の部屋へ移動。初めてのAV撮影でもここまで緊張しなかった。
マサル君は不安を押し殺すような意を決した表情だ。
「はーい、ここからもう1人男優さんが加わりますよー」
声を掛けた監督の前では、アイマスクをしたミキさんが
四つん這いになって男優のチンコを咥えてた。
「あーっ奥さん、たまんないっす」
軽薄な言葉とは裏腹に、男優もかなり緊張してるのが分かった。
あとで聞いたらミキさんのフェラテクは、それほどでもなかったそうだが。
モニター越しだと細かな所まで分からなかったが、改めて見るとエロい体だ。
丸く豊かな尻もムッチリした太股も、太すぎない程度の絶妙な肉付き。
ウエストもそれなりに肉が付いてる分、生活感のあるリアリティーを醸し出してる。
何よりほんのり赤みがかった白い肌がきめ細かくて美しい。
最上級とは言わんが、これ以下の女優は熟女系以外にもいくらでもいるわ。
「じゃあ、これから2人がかりでいくよ」
目隠ししたまま仰向けに横たわるミキさんの前で、マサル君がローブを脱いだ。
華奢なだけに股間から突き出た禍々しいイチモツの異様さが際立つ。
監督の指示でマサル君は母親の豊かな両乳房に手を乗せ、ゆっくりマッサージ。
男優の愛撫で勃起した乳首を指先で摘んでコリコリと転がす。
そしてゴクリと唾を飲み込んでから、淡い色の乳首を唇で咥えた。
「ああぁ〜〜ん、ううぅ〜〜ん」
オッパイにしゃぶりついてるのが実の息子だとは知らないミキさんは、
マサル君が乳首を舐めたり吸ったりするたび、切ない声を漏らす。
男優が手マンしながら「奥さん、またお汁が増えましたよ〜」と茶化した。
マサル君はやはりモテるらしく、年上女性との経験もそれなりに豊富らしい。
そのせいか、10代の一般男性にしてはなかなかのベッドテク。
舌と手を巧みに使って全身をくまなく愛撫するたび、ミキさんが体をよじらせる。
「ねえ奥さん、息子さんのこと想像してオナったことあるでしょ〜?」
「そ、そんなこと…ありま…ああぁ」
「ホント〜? 正直に言っちゃいなさいよ〜」
「だって…そんな…あ…ああ…」
マサル君に上半身、男優に下半身を攻められるミキさんに監督が質問する。
目を血走らせ、ここまで興奮して撮影するAさんを見たのも初めてだった。
「本当は…あるよねぇ〜?」
「それは…ああぁぁ〜〜ん」
「やっぱりあるんだ〜。いいんですよ、みんなしてることだし…」
かなり強引な展開だが、素人相手だから仕方ない。
ミキさんが本当に息子をオナネタにしてたのかどうかは知らないが、
攻められながら息子の話を持ち出されて、異様に興奮してるのは確かだ。
「じゃあ奥さん、息子さんとキスしてると想像してみて…」
マサル君は事前にシャワーを浴び、歯を磨き、ついでにコロンも振ったが、
実の親子だし微妙な体臭や口臭でバレやしないか、内心はヒヤヒヤ。
それでも2人はカメラの前でねっとりと舌を絡めてくれた。
唇を重ねたまま、マサル君の手がミキさんの股間に伸びる。
「今度は息子さんに触られてると思って…。名前呼んでみようか」
「そんなこと…できま…ああぁ…」
「できるでしょ〜。いつも想像してることを口に出すだけだよ」
「そんな…ああ…マ…マサルくん…」
「そう、もう我慢しなくていいんですよ、奥さん」
これが本職の女優さんだと指示しなくても名前を連呼してくれるんだが、
ミキさんがマサル君の名前を口に出したのは1回だけ。素人だし仕方ないか。
マサル君のチンコの先端からは先走り液がドロドロ流れ出てる。
ミキさんの手を取って触らせると、大きさに驚いたのか一瞬ビクッと手を引いたが、
再度トライしたらしっかりと握って撫で回した。
「奥さ〜ん、この硬いのどうしてほしい?」
当然「オマンチョにぶち込んでかき回してぇ〜」という答を期待したいところだが、
そこまでこっちの事情が分かってないミキさんはアンアンよがるばかり。
監督のAさんが「入れちゃおうか?」と畳み掛けたら、
ようやく「入れて…お願いします」と言ってくれた。
マサル君は深呼吸してから俺が手渡したゴムを装着すると、
愛液まみれでヒクヒク痙攣する母親の割れ目に亀頭の先をあてがう。
一瞬だけ俺を見てから腰を突き出すと、太い肉棒がゆっくり膣へと埋まっていった。
「ああああぁぁぁ〜〜〜〜ん」
ミキさんは獣のような声を上げ、全身をよじらせながら受け入れた。
事情を知らないまま快感に身を委ねるミキさんを除いて、
ラブホの部屋は「やっちゃったよ…」という異様な緊張感に包まれてる。
男優はもちろん、俺もA監督もカメラのオッサンも全員が勃起させてた。
俺たちが見守る中、マサル君は柔らかいオッパイを揉みながら腰を前後に振る。
ミキさんは「すごい…すごいわぁ」とうわ言のように繰り返し、
程よい肉感の両脚を実の息子の腰に絡ませた。
マサル君が腰を突き出すたび、ミキさんが「ああぁ…」と切なく叫び、
大きなオッパイがブルンと揺れる。似たような光景は見慣れてるはずなのに、
緊張と興奮で喉がカラカラになった。
いつもなら仰向けになった女の口にもう一人がチンコを突っ込む流れだが、
緊張のせいか男優はすっかり段取りを忘れ、母子の絡みに見入ってる。
「ああん、もうダメぇ! イクぅぅぅ〜〜っ!」
ひときわ高い声を上げたミキさんが、全身をブルルッと震わせる。
同時にマサル君が一段と腰を深く突き出し、細い体をガクンガクンと痙攣させた。
時間にして挿入は5分かそこら。全体の構成を考えたら、
せめてあと5分くらい我慢してほしいところだったが、それを望むのは酷だ。
というか、そんなことどうでもよくなるくらいの充実した絡みだった。
ミキさんもマサル君も放心状態で、肩で息をしてた。
「お…奥さん、まだまだこれからですよ〜」
監督に促された男優が我に返ったように手マンを再開する。
ズルリとチンコを引き抜いたマサル君がベッドを降り、俺の隣に座った。
満足感とも後悔ともつかない呆然とした表情。
「大丈夫か?」という俺の問いかけには黙ってうなずいた。
激しいピストンで半分くらい取れかけたゴムの先端に、大量の精液が溜まってる。
俺たちの前では、四つん這いにしたミキさんの背後から男優が突き刺してる。
単調にならないようピストンの大きさや速度に強弱をつけ、
ハメながら手を伸ばして乳首をいじったり、クリを刺激したり。
白い豊かな尻に時おりスパンキングを入れながら、
「奥さん、スケベですねえ」と言葉をかけたりと、そこら辺はプロだ。
しかし、ミキさんは「あっあっあっ…」と控えめな声。
素人女性だと反応が薄いのはよくあることだが、
さっきまでの乱れぶりからは明らかにトーンダウンしてた。
途中で監督が「息子さん、マサル君でしたっけ?」と燃料を補給すると、
ようやく少し反応が良くなったけどな。
ともあれ現場は、いつも通りとはいかないが落ち着きを取り戻した。
本番撮影しながら気分が落ち着くなんて、後にも先にもあの時だけだったな。
あとで男優が「自信失っちゃうよ〜」と冗談交じりに言ってたが、
それでも何度か軽くイカせて、予定の15分ちょうどで発射するのはさすがだ。
マスク姿のままベッドにうつ伏せのミキさんに監督が声をかけた。
「ねえ奥さん、最初のオチンチンと2番目のオチンチン、どっちが好き?」
「…最初の」
即答だった。男優は仕方ねえなという苦笑いを浮かべてる。
マサル君は俺との隣でまだ緊張が解けない様子だった。
「やっぱり大きいのがいいんだ?」
「大きいし硬いし…何というか、アソコにぴったりくるの…」
「最初の男優さんともう1回やりたい?」
「…したいです」
監督に促され、マサル君がミキさんの隣へ行き仰向けに横たわる。
ミキさんは手探りで息子の体をつかむと、覆いかぶさるように唇を重ねた。
きつく抱き合って舌を絡め合う母子。ミキさんはそのまま体を下にずらし、
マサル君の股間にそそり立つ肉棒を握ると、ためらうことなく口に含む。
1回目の絡みじゃ母子のフェラはなかったが、
ミキさんは舌を突き出して美味しそうに勃起を舐め回したかと思ったら、
充血して膨らんだ亀頭を頬張ってバキューム。
マサル君には撮影中、絶対に声を出さないよう指示してたが、
我慢できなかったのかイケメンを歪めて「ううっ…」と呻いた。
ミキさんはマサル君の腰の上に跨ると、チンコに手を添える。
慌ててゴムを渡そうとしたが、俺がフレームインする前に腰を降ろしちまった。
ギンギンに反り返った勃起が、ズルリと母親の体内に消えていく。
「あああぁぁぁん、すごいいぃぃぃ〜〜」
女優顔負けの腰使いでミキさんが悶える。もうメスの野獣状態。
推定Eカップのオッパイがブルンブルン揺れる。
マサル君は豊かな膨らみを握り締めてミキさんの動きに合わせてたが、
やがて我慢できなくなったのか、体を起こして座位に移行。
丸い尻を抱えて下からガンガン突き上げ始めた。
「ああん…ああん…すごいいぃ〜〜」
目はマスクで見えないが、完全に恍惚の表情で喘ぐミキさん。
マサル君は目の前の両乳房に顔を埋め、乳首を吸いまくってる。
「ほらほら奥さん、今突いてるのは息子さんですよ〜〜」
「ああぁぁ〜〜〜ん、マサル…マサルく〜〜ん」
横から声をかけるA監督。ミキさんは自分でも何を言ってるか分からないんだろう。
マサル君は深々と挿入したままミキさんを仰向けに横たえ、今度は正常位になった。
体を重ねて激しく腰を振るマサル君。カメラの後ろ側に回って見ると、
濃い目の陰毛に囲まれた膣に、ものすごい勢いで太い杭が出入りしてる。
俺は再び激しく勃起してた。Aさんもカメラマンも股間が明らかに盛り上がってる。
さっき出したばかりの男優は、指示してもいないのに自分のモノを扱いてた。
ミキさん主導だったせいか、さっきより背徳感が高まってる感じすらする。
2回目だけあって、今度はマサル君も頑張って長持ちさせてくれた。
激しくピストンしながらミキさんとディープキス。
ミキさんは片手で息子の後頭部を撫で、もう片手で背中に爪を立てる。
俺は夢中で忘れてた脚本を思い出し、Aさんに耳打ちした。
「あの…マスク取ります?」
当初案では、母子が首尾よく絡んでくれたら
盛り上がった所でミキさんのアイマスクを外す段取りになってた。
相手が息子だと分からない状態より、分かった状態の方が背徳感が高まる。
「いや、やめとこう」
「そ…そうっすね」
ミキさんのヨガリ具合からすれば、マスクを外しても絡み続けたかもしれない。
だがやっぱりリスクが大きすぎる。さすがのAさんも怖くなったんだろう。
俺も「やめとこう」と言われ、正直少しだけホッとした。
「あ、やばっ…」
マサル君が呻くような声を上げた。射精感を我慢できなくなったらしい。
この期に及んでゴムなしで生挿入させていたことを思い出す。
「ダメッ、外に!」
小さく叫んだのは、ミキさんじゃなくAさん。
タイトルで「受胎」「妊娠」とうたってても、女優がピルを飲んでなければ
絶対に生中出しさせさせないのもこの人の方針だった。
ミキさんはといえば、完全に我を忘れて息子にしがみついてた。
腰を引こうとするマサル君に脚を絡め、抜かせないような仕草すら見せる。
マサル君は焦ってもがいたが、手遅れだった。
ズルリと抜けたチンコの先端からドックンドックンと白濁液が噴き出してた。
どうやら第1波を中に放出し、2波目以降を外に出したらしい。
サッとチンコを抜いて移動し顔射するほど慣れた行動は期待してなかったが、
せめて腹に出すくらいしてほしかった、というのが撮影側の本音。
間に合わないなら、いっそ全部中出しした方が絵としては様になる。
何とも中途半端なフィニッシュだが、こればかりはどうしようもないしな。
どうにかベッドを降りたマサル君にローブを羽織らせ、隣の部屋へ移動する。
ベッドでは半分放心状態のミキさん。あとで男優に聞いたんだが、
ミキさんは絡みの途中、気持ち良すぎて少し漏らしたらしく、
マサル君の精液とミキさんの愛液もあってシーツが大変なことになってたそうだ。
シャワーから出てきたマサル君は、満足と困惑の交ざった複雑な表情。
ミキさんとかち合うのはマズいんで、着替えを済ませると
「小さい時からの望みが叶いました」と頭を下げ、部屋を後にした。
モニターに映った隣の部屋では、ミキさんが「事後インタビュー」に答えてた。
マスクを外すや否や「もう1人の男優」を探してたが、もう部屋にはいない。
それでもセックス自体は大いに満足したらしく、
「エッチであんなに感じたの、たぶん生まれて初めて」なんて言ってた。
途中で「お色気番組」じゃなくAVの撮影だと説明してたんだが、
何度も「顔は出さないでくださいね」と念を押された。
「変なこと言っちゃったかもしれないけど、本気じゃありませんから」とも。
やはり息子の名前を呼びながらのセックスは、罪悪感が半端なかったんだろう。
実際にやってたことは罪悪感どころじゃない行為だったんだけどな。
マスクを外さなかったA監督の判断は正解だったと、今でも思う。
インタビューが終わる頃、ミキさんの携帯が鳴った。あらかじめ時間を決め、
マサル君に電話をかけさせて「一緒に帰る?」と誘ってもらう段取りだった。
「えっ? さっきインタビュー受けたすぐ近く。あなたは?」
答えるミキさんはかなり焦った様子。まあ当たり前か。
シャワーを浴びてから服を着て、化粧を直してギャラを受け取ると、
そそくさと部屋から出て行った。後ろ姿もエロかったな。
待ち合わせ場所には、別の撮影隊を派遣してあった。
少し離れた場所から隠し撮りした映像をあとで見たんだが、
落ち合った母子はやっぱりというか、どこか互いに気まずそうにも見える。
音声は拾えなかったが「インタビューどうだった?」「大したことなかったわよ」
なんて話してるんだろう。
時おりチラリと息子を見上げるミキさんの目は、恋する女の目…
というのは先入観のせいだろう。それでもミキさんの方からマサル君と腕を組み、
恋人みたいに寄り添って歩き出したのは印象的だった。
結論から言うと、企画自体は「中途半端なボツ」に終わった。
マサル君以外に2組ほど撮影にこぎつけた親子がいたんだが、
エロ撮影を持ちかけられた所で母親が断固拒否。まあ、これが普通だ。
どっちもマサル君親子と比べたら母子とも質は下だったんだけどな。
素人女優を使った偽装親子を2〜3組撮って頭数をそろえる手もあったけど、
マサル君のが強烈過ぎたせいか、納得できる作品になる気がしなかった。
Aさんも同意見で、最終的に母子物としての企画はお蔵入りに。
せっかく撮った映像を捨てるのももったいないんで、
インタビューと絡みの部分を編集して、他の人妻ナンパ物の一部に使った。
もちろん2人とも顔にボカシを入れたし、親子を匂わせる会話は全部カット。
出来上がり作品を見たら、ちょっとムッチリしたグラマー系の奥さんが
目隠しして若い男優と絡んでるだけの普通のナンパ物に姿を変えてた。
撮影中の緊張と興奮を考えたらやるせない気持ちになったが、これは仕方ない。
それほど売れもしなかったんで、今はレンタル屋にも残ってないかもしれない。
ちなみに、これがAさんの引退作品になった。
俺も程なく足を洗って、今はもう少し堅気に近い仕事をしてる。
アダルトDVDや動画は人並みに楽しんでるが、
いまだにマサル君とミキさんの絡みを上回る興奮は味わってない。
業界を少しでも知ってる奴からすれば「んんんん???」な部分もあるが、
その辺は大人の事情ってことでよろしく。