この街は雪が降る。
そんな冬、俺は会社の三次会が終わり、深夜の二時に徒歩で帰る道すがら、彼女と出逢った。雪の降る夜、彼女は雑居ビルの玄関で酔い潰れていた。
俺はそれを目にした時、何とも言いようのないドキドキ感に襲われた。
それは深夜に若い女が・・・云々ではなく、真っ先に思ったのは「死んでるかもしれない・・・」だった。この街では毎冬、四、五人が凍死すると聞いていた。
俺は過ぎさろうか悩んだが、彼女へと歩を進めていた。
眼鏡屋の自動ドアの前に横たわる彼女。
ダッフルコートにニット帽、下はジーンズにスニーカー。
とりあえず、俺は彼女の顎下に手の甲を当てた。冷たい。
が、続けて当てた頬には温もりがあった。
ドキドキ感は「人命救助」から、「いま、俺はどうするべきか?」に気持ちはフィードした。
そんな時、頭に浮かんだのは、鬼畜友人・平山のエピソードだった。
友人の平山は言った。「なんとかしちゃえよ」
俺は彼女のコートの内側に手を滑らせた。
体温を知る為という名の、肌質のチェックだ。
二十歳前後にしかない肌触りだった。
次に、携帯電話と財布を探した。携帯には近い着信が無かった。
メールの内容も他愛ないものだけだった。
財布は免許で名前と住所、所持するカードで趣味を知るために見た。
周りは車道を時折通る車の音だけだ。雪の夜は音がない。
俺は友人平山の声に従い、彼女を背負った。
身長は163程度だが、身動きしない人間は重い。
歩道に出すのも一苦労だった。
背負ってあと500m程の俺のマンションまで帰ろうかと思ったが諦め、彼女を介抱しているふりのまま、タクシーを止めた。
近場で運転手にはかなり嫌な顔されたが、降車時には手伝ってくれたりもした。
それでも彼女は眠っている。
エレベーターに乗せた時、葛藤はあったが、戻りようのない展開に俺は完全に勃起していた。
部屋に引きづり込み、彼女をソファに寝かせた。
俺は腕が張り、水を飲みながら常に、彼女が目覚めてしまったときの対応を考えていた。
部屋が暖かくなると彼女は少し動いたり、何か寝言を言っているようだった。
俺はなぜかズボンとパンツを脱ぎ、チンコだけを洗い、パンツを履き替え、ズボンをまた履いた。
まだ彼女に起きる様子はない。俺はじっと彼女を見た。
バクバクの最高潮の中、俺は左手でコート越しに軽く胸を突つき、触ってみた。
大きい。柔らかい。俺は自分のモノを右手で触っていた。
この街に来てからオナニー三昧だった俺は、この生身の女もDVDも同じ錯覚に陥るところだった。
我に還った。
「なにしてんだ!」
それからの行動は早かった。
彼女のベルトのバックルを外し、普通にソファに座る形にし、ジーンズを引きずり下ろした。
抵抗も反応もない唇にキスをした。
耳を舐めたときは軽く反応したがまだ眠っている。
コートのボタンを全て外し、毛足の長いセーターの下に指を這わせた。
ブラを外す?いや、片足からジーンズを抜き、その下にあったピンクのパンツも一気にずり下げた。
そこにあったのは、まったく手入れのされていない陰毛と、まったく黒ずみのない、ぴったりと閉じられた縦のスジだった。
俺はコートを脱がし腕を震わせながら、お姫様だっこで寝室のベッドに彼女を寝かせた。
蛍光灯を点け、彼女の足をM字に開いた。まだ、ぴったりと閉じたままだ。
セーターを捲り上げ、ブラのホックを外し、ズリ上げてみた。
ウェストからは信じられないほどの巨乳がボロンとこぼれ出た。
武者ぶりつき、俺は下に纏う衣を脱ぎ、巨乳に挟もうとした。
いや、これは後だ。
完全に変態だった。
彼女の閉じられた裂け目に顔を近付けた。
ピタッと閉じられた彼女の部分を指で拡げてみた。
さらに薄く鮮やかで美しいピンクが目に写った。
次の瞬間、膣から白濁した液体がドロリと彼女の肛門へと流れ落ちた。
意識なく、眠ってても濡れるのか!?これは感動的だった。
次の瞬間、彼女の中に俺は居た。
そのまま入れた。とにかく動かした。
熱い程の中。すぐにでもイキそうだった。
そんなとき、彼女が声を上げ始め、俺の下で目を開いた。
「ぇっ?あっ!えっ?!なんでぇ?誰ぇ!?」
遂に目覚めてしまった。
俺は構わず動かし続けた。
彼女は喘ぎながらも「誰?誰?」と繰り返した。
俺はその「誰?」の問いに返すように強く深く突いた。
彼女は反応している。俺は動きを止めて言った。
「どしたの?マミちゃん」
自分の名に戸惑うマミ。俺は再びゆっくりと動かす。
「え!?まさか、憶えてないの??」驚いた顔を演ずる俺。
「え?だから誰?誰?」
「うわぁ」落胆する俺。
「憶えてないの?俺に相談したこととか?そりゃ知り合ったのは、ついさっきだったけど」
マミは困惑している。俺のモノが入っているまま。
俺はゆっくり動かしながらマミに問う。
「○○交差点(拾った場所)で声掛けて仲良くなったんじゃん?」
マミは何かを言おうとするが、その度、俺は強く突き上げた。
「マミの大学の話、○○でのバイトの話。寒いからって、あの眼鏡屋のところで話したんだけど・・・」
「んで、マミがウチに来たいって言うから・・・」
「で、マミがしたいって言うから・・・」
などと出任せを並べていたら、マミは目を潤ませ「ごめんなさい」の一言。
俺はまた、動きを止め、「やめよっか」と。まったくそんな気はなかったが。
だが、マミの返してきた言葉はこうだった。
「・・・やめない」
その一言で俺はさらに火が点いた。
全てを脱ぎ脱がし、朝まで貪りあうつもりだったが、ともに泥酔明け。
俺もイキそびれ、マミもフェラの最中に吐き気をもよおして終わりになった。
翌朝、日曜。
昼に目覚め、夜の八時まであらゆる角度からハメ合い、何度も射精をした。
こうして、嘘だらけの付き合いが始まった。
だが、一つだけ胸を張って言えることは、真剣にマミと恋してる俺がいるということだ。