ゴールデンウィーク明けの飲み会で知り合った生保レディー彩との温泉旅行一夜目である。宿に到着早々、内風呂で一発目を決め、軽い虚脱感を憶えながらテレビを見ていた。
この頃はオリンピック一色で、どのチャンネルも同じ内容だった。
PayTVでアダルトを見るも、モザイクばかり(当たり前だが)で興味も湧かず、彩を見ると疲れからか寝息を立てていた。
夕食までには、まだ小一時間ある。
食前の運動は風呂で済ませたが部屋にいても、やることが無く散歩に出ることにした。
離れ(コテージ)から本館まで石畳で庭園の中を歩いて行く。
サンダルでは無く下駄が用意されていてサービスの良さが窺える。
さすがに丹前を羽織るには暑過ぎるので浴衣一枚で下駄を鳴らしながら本館へ向かった。
本館裏口から各離れが放射状になっているので、途中で人と擦れ違いをすることが無い。
本館まで来ても夏の掻き入れ時とは思えないほどひっそりとしていた。
ロビーでソファに寛ぎ新聞を読んでいると声を掛けられた。
チェックインした時のコンシェルジェの女性だった。
仲居さんは皆、和装だがフロントはスーツ姿をしている。余程こちらが退屈そうに見えたのか観光案内のパンフを手に微笑んでいた。
(女連れなのに独りでロビーで新聞読んでりゃ気になるわな。)
今更、当地の観光案内をされるほど田舎者では無いが、30手前くらいの美人なので話を聞くことにした。
旅館周辺の観光スポットを紹介してくれていたが聞くまでも無い内容だったのでパンフレットから視線を女性の方へ移すとブラウスの奥に純白のブラが見え、前屈みなのでブラの隙間から小ぶりのバストが見え隠れしていた。
こちらの視線を察してか否か、カーペットに片膝をつき膝丈のタイトスカートの奥が見えるような態勢を彼女が執った。
革張りのどっしりとしたソファなのでローテーブルの上の物を見るためには前かがみにならなくては、ならないが覗き込むために一層、身体を屈めた。
グレーのスカートの奥にパンスト越しだが白い三角形が逆さまに映し出された。
男と言う生き物は、どうも勘違いや妄想が多く少しでも親切にしてくれた女性はみんな、自分に気があるのではないかと思うものである。
若い時など、街行く派手目な女性は皆、デリヘル嬢に見えたくらいである。
男だらけの慰安旅行なら間違い無く、このフロントレディを口説いていただろう。
この女性と関係を持ったとしても恋愛関係に無い彩のことだから何も言わないだろうが、流石に節操が無いと思われるのも癪で、礼を言って部屋に引き返した。
今思うと、残念な気持ちもあり、ダメ元でも声を掛けてみれば良かったなどと悔やんでいる。
部屋に帰ったが、まだ彩は夢の中だった。部屋ではノーパンノーブラ指示を出していたので浴衣一枚である。
寒くは無いだろうが丹前を掛けてやった。
程無く、内線が鳴り、料理が運ばれて来た。
食事中は給仕係が付いてサービスをしてくれるのだが、彩は丹前を羽織っているものの襟元が肌蹴て生バストが露出しないか、ちょっとだけ心配した。
仲居さんは、給仕中に先ほど聞いた観光案内と、ほぼ同じような内容の話しをしてくれたのだが、意外にも彩が熱心に聞き入っていた。
上げ膳据え膳で美味しい料理を堪能した。
腹が落ち着くのを待って再び、温泉に浸かった。
少し酔ったからなのか何時でも出来るという安心感からなのか、愚息が項垂れたままである。
日中とは打って変わって静寂の中にある風呂場でバックから「パンパン」と音を立ててセックスするのは明日にしよう。
まだこの後に純和風の畳敷きの部屋でベッドではなく、蒲団の上での生挿入が待っている。
風呂から上がり、私は全裸で彩は浴衣を羽織ったものの帯はせず寝室に入った。
既に灯りは、枕元の行灯だけにしてあったので襖を閉めると部屋の中が薄暗く隙間無く並べて敷いてある蒲団の枕2つが浮き上がっている。
薄い羽毛の掛け布団を捲り、浴衣の前を肌蹴させた彩が仰向けに寝転がった。
美形で豊かな乳房により浴衣は肩口から滑り落ちた。ウエストラインに沿って浴衣がシルエットを浮かび上がらせ、艶やかな陰毛が綺麗な三角形を作っている。
無言だが彩が両腕を私に向け微笑みかけた。
私は誘われるように唇を重ね片手で乳房を優しく揉み片腕を彩の首下に滑り込ませた。
二の腕で彩の首を支え横向きになるように唇を重ねながら身体の向きを変えた。
自然に彩の手が、我が肉棒を包み込み愛撫を始めた。
半立ちだったペニスが硬くなっていくのが感じられた。
普段なら、このままフェラチオさせるのだが先程、充分に快楽を味わったので今回は彩を昇天させるつもりだ。
キスを唇から乳首に移し乳房を両手で揉みながら徐々に舌先を下半身に這わせて行った。
クンニの体制に入り、クリトリスを舌先で包み込むように舐めた。
彩が声を出し始める。
クリトリスと尿道口、膣口の間を、ゆっくりと舌を這わせる。
彩の声が大きくなってきた。
舌先でクリトリスを回すように舐める。
彩の一番感じる愛撫だ。
彩の声が一段と大きくなったので、クリトリスの先端を触れるか触れないかのところで舌先を転がす。
焦らしていると当然のように
「いじわる~」
と彩が言ったが、舌先がクリトリスに当たると「アウッ・・」っと発し喘ぐ。
「早く逝かせて・・・」
彩の声を合図に唇全部を使ってクリトリスを包み込み舌を高速で左右に動かしクリトリスに押し当てた。
「ア・アアア・ア~」
と言う声と共に彩が逝った。
彩は一回逝くと敏感になり過ぎるので、そこで愛撫は終了である。
いつもと違うシュチエーションで余程感じたのか、満足したのか完全に力抜けしぐったりしている。
たまに下半身がヒクついている・・・。
ここからは、お互いが気持ち良くなる時間だ。
彩の喘ぎ声や裸体を見ると条件反射?ではないだろうが必ず勃起する。
彩の半開きの両足を、もう少し開き、イチモツをゆっくりと根元まで深く差し込む。
「アグッ・・」だったか「ウグッ・・」だったか、彩が声を発し仰け反った。
くびれたウエストに両手を添えゆっくりと出し入れする。
ピチャピチャと音を立て愛液がペニスに絡み付く。
体位を変えたがったが、彩が虚脱状態だったので正常位でのピストンを続けた。
午後に一発しているだけに持続した。
時に力強く膣奥深くに突き刺し、時には亀頭だけを膣口に擦りつけ彩の身体を弄んだ。
数回、彩は声にならない声を出し、昇天したようだ。
ようやく、こちらが射精感を感じた時には、ほとんど失神したような状態だった。
程無くペニスに云い様の無い熱い物が込み上げ、彩の体内深くに熱い物を放出した。
彩も熱い物を感じたのだろう、身体を海老反りにし全身を震わせた。
余韻を楽しむように、ゆっくりとピストンをし残液を彩の膣奥へ流し出した。
ゆっくり引き抜くと愛液に塗れたペニスが、まだ力強く反り返っていた。
彩の秘部からは、白い液体が、乱れた浴衣の上に流れ出していた。