同棲している彼女の裕美と、マッサージを受けにいくことにした。
彼女は高校生のころからの同級生だ。
大学は別々のところに進学したんだけれど、その後に同じ県で就職してたってわかった。
再会して、今では結婚前提で付き合っている。
もちろん、互いの両親にも挨拶済みだ。
裕美はバリバリのキャリアウーマンといった感じで、長くてつやつやの黒髪をひとまとめにして、ぱりっとしたスーツを着こなしていて、とてもかっこいい。
俺はSEをやっていて、給料はそこそこあるけど、その分残業もめちゃくちゃしなきゃいけない。髪を黒く染め直さなくてもOKだったことと、私服でもいいということで選んだ職場だった。
お互い仕事は大変だけれど、裕美はいつも家の家事も担当してくれていて、何か恩返しというか、たまにはサプライズでお礼をしたいなぁと思ってインターネットで探していたら、
「カップルでいっしょに受けられる格安マッサージ。大好きな人といっしょにリフレッシュしませんか?1時間お二人で、今だけの限定価格5000円」
というのがあって、格安だったことと、いっしょに受けられるっていうのに惹かれて予約してみることにした。
当日、裕美といっしょに行ってみると、まずは別室に通されて、紙パンツに着替えて水泳の授業で使うようなスナップのついたタオルを腰に巻くように指示された。
言われたとおりにして、施術を受ける部屋へいくと、裕美がすでに、長い髪をアップにまとめて同じようなタオルを胸の上で留めてワンピースにして、立っていた。
「いつもありがとな。リフレッシュして、あとでうまいもんでも食べて帰ろうな」
って声かけて、1メートルほどの間隔をあけて2台のベッドがあったので、そこにひとりずつ横たわって待った。
すぐにマッサージ師が入ってきて、ヒーリングのためにお香を焚くこと、音楽をかけて、心の奥底からリラックスできるようにアイマスクを着用することを説明され、そのとおりに従った。
うつ伏せに寝転ぶように指示されて枕に顔をうずめているとなんだか眠くなってしまって……悲鳴のような声が聞こえて、目が覚めた。
「ああぁぁあ!いやっいやぁぁ!出ちゃうぅっっ」
裕美の声だ。慌てて起き上がろうとしても、体が動かない。
「おい、裕美!!大丈夫か!」
「あ、彼氏さんがお目覚めですよ~」
アイマスクを外されたものの、体はびくともしない。どうやら、縛られているようだった。
なんとか顔を横へ向けると、隣のベッドでは、裕美が体をテラテラと光らせていて、さらに足を大きく開いてベルトのようなもので固定させられ、股間に電マを強く押しあてられて腰をぐねぐねとくねらせていた。
「裕美!おい、お前ら裕美を放せよ」
「彼氏さん、縛られてたら何もできないでしょ?おとなしくそこで見ててくださいね~」
「いやいやいやぁぁぁ!!もう無理よっ、もういけないからっっ!ああぁっ、ぐぅ……んんぅっ!」
びくびくっと腰をはねさせて、またいってしまったようだった。失禁してしまったらしく、ベッドから床へ、ぽたぽたと液体がこぼれている。
電マを外されても裕美はぐったりとしたまま荒い息をついていて、マッサージ師のひとりが裕美の足のベルトを外した。解放してくれるのか……と思ったら、裕美の足をもう一人のマッサージ師が器用に縛ってしまった。
「では、お先にいただきます」
下半身を露出させ、ぐっと押し付けると、ぬるんっとほとんど抵抗もなく入っていった。
裕美はぐったりとしたまま目をつぶって涙を流して、
「いや、いやぁ……やだぁ……」
と泣くだけだ。抵抗する力も残っていないんだろう。
そのままたっぷりと中に出されて、その後大きなシリンダーを膣に挿入されて。
「精子の残ったところに入れるのは抵抗あるんで、洗わせてもらいますね~」
「ひっ、や、冷たいっ……いっあ、あ、あ……!!」
ぶしゅう、と水か何かがお腹の中に吹き出す音がして、裕美がぶるぶると体を震わせて。
「さて、もう少しがんばってくださいね。大好きな彼氏に見られながらセックスすることで脳が刺激を受けて、女性ホルモンがいっぱい出て綺麗になるんですよー」
「まあ何の根拠もないんですがね。少しはマッサージらしいことしなきゃなんで、このおっきいおっぱいでも揉ませてもらおうかな。うは、これはEカップくらいはあるでしょ?たぷたぷ」
裕美の巨乳をたぷたぷと好き勝手いじり始めて、さらにはその乳房とか腋のくぼみにペニスを擦りつけて、裕美の顔にたっぷりと射精。
もう一人の男も、裕美の中で遠慮なく射精したようだった。
怒りよりも何よりも、茫然としている裕美を介抱することで必死で、男たちが拘束を解いて出ていったのを見て、すぐに裕美の体を置いてあるタオルでしっかりと拭いて、服を着せて……どうやって帰ってきたのかも、今となっては思い出せないくらいだ。
近くの警察に相談したけれど、マッサージ店だったところはもうすっかりからっぽになってしまっていたらしい。
マンションの一室で受けられるものや、あまりに格安なものには、必ず裏がある。
あれ以来裕美はすっかり男性不信になってしまい、俺の間であれ以降いまだにセックスをしていない。
俺のせいだから、これからずっと一緒にいて、裕美の傷を癒していかなければと思う。