自暴自棄というか完全に自分を見失っていたその頃、学生時代の先輩にばったり遭遇し、食事に行きました。
その先輩に誘われるがままにアルバイトをしたのがフーゾク系コンパニオン・・・。
いわゆる『ピンクコンパニオン』というものです。
確かにセックスはなかったけど、お客様の性欲を満たすだけのお仕事。
自棄になってたとはいえ自分で選んだこと。
後悔と共に、いま懺悔します。
ピンクコンパニオンのお仕事というのは、エージェントさんに登録しておけばケータイに連絡が入ってくるものでした。
空いてる時間(余暇)を利用でき、ある程度、どういう団体さんがお客様なのかも教えてくれましたし、行きたくなければ拒否することも可能でした。
私がよく行ったのはコスプレの宴会ですね。
(ご要望によっては、白ブラウスと黒スカートの場合もありましたが)
お仕事は約2時間。
女の子は4人前後から、多い時で10人ぐらいが参加します。
コスチュームで一番人気が高かったのはチアガールでしょうか。
チャイナやキャバクラ風のミニドレス、ランジェリーもリクエストは多かったみたいですね。
いずれもパンティストッキングは着用出来ました。
それだけが、お客様の過度のタッチからの“防波堤”という感じ。
でも、ランジェリー姿はパンストは穿けるものの、ブラ+ショーツにスリップだけの姿・・・。
これは、さすがに私には恥ずかしくって、なるべくドレスOKの宴会に行くようにしてました。
お仕事の内容は、簡単に言えば“お酒の相手をする”というものでした。
ただコスチュームがコスチュームだけに、“軽いタッチ”は我慢をしなければなりませんが・・・。
お客様が酔いに任せて過度のサービスを求めてきたら、その時はリーダーさん(女性の先輩)がうまく助けに来てくれます。
なので肌に直接触られるようなことは、ほとんどありませんでした。
私の場合、引き受けたほとんどのお仕事が、“ショート(2時間)”と呼ばれるものです。
でも、どうしても人が足りないという時は、ヘルプで“ロング(宿泊宴会対応)”にも行ったことも何度かあります。
これは、また少しお仕事の内容が変わりました。
ロングのヘルプは、サービスが少し濃厚になります。
少々遠方の旅館へ出向き、宿泊されているグループ客の宴会のお相手をします。
私たちの服装は一見シンプルで、ブラジャーが透ける程度の白いブラウスと黒いミニのタイトスカート。
ただしスカートの下は、各自色とりどりのガーターベルトに吊るされた黒の網タイツ・・・というセクシーなものでした。
ちなみにブラとショーツ以外はエージェントさんが支給してくれました。
1次会の内容は、先のショートとあまり変わりません。
旅館の宴会場でお酒の相手をしたり、軽いタッチを楽しんでいただく程度です。
しんどかったのは、その後。
2次会(いわゆる延長)で、お客様のお部屋へ移動してからです。
1時間程度は、お酒の飲み直しのお相手をするだけで良いのですが、その後は“お客様へのサービス”をしなければなりませんでした。
お客様へのサービス・・・。
それは“射精のお手伝い”をすること。
女の子同士が適当にペアを組み、お客様を1人ずつ部屋の浴室へ招き、順番に身体を洗ってあげる・・・というものでした。
もちろん、お客様も私たちも裸です。
まず私たちがお客様をカラの浴槽でサンドイッチの状態にします。
つまりお客様の背後に1人、向かい合わせで1人が立つ格好です。
シャワーをかけてお客様を綺麗にした後、私たちは泡立ったソープにまみれた身体と指を使い、前後で身体をくねらせながらお客様のボディを洗っていく・・・というものです。
“ペニスへの刺激”は、お客様と向かい合ってる女の子が担当します。
指をペニスに絡め、お客様が射精するまで、時には優しく、時にはくすぐるような感じでやんわりとしごいていきます。
私は後ろを担当したかったのですが、お客様の要望で“向かい合わせの担当”が多かったですね。
なので、あの一時期、たくさんの男性が私の手によってイクところを見ました。
お金はたくさんいただきましたが、実に虚しいアルバイトでした。
やったことを後悔しています。
私が所属していたエージェントさんは、女の子の若さと可愛さが売りのようで、フェラチオやセックスはNGとしていました。
それ以上のサービスを求めるのなら他のエージェントへどうぞ、という感じ。
セックスしなければならないのなら登録する女の子は減ると思います。
それに、意外と無理を言うお客様も少ないのです。
それは、エージェントの後ろにある“影(ややこしい人の団体)”が見え隠れしてるからではないでしょうか?
とはいえ、私自身はエージェントのオーナーにはほとんどお会いしたことがありません。
指定された集合場所へ行き、当日のリーダーさん(女性)が運転する車で現地を往復するだけですから。
アルバイト代も、その日のうちに現金でいただきます。
ただ、キスには応じることもありました。
舌の侵入は、なるべくお断りしましたが・・・。
キスは軽く歯を閉じ、舌の侵入を妨げてました。
でも、ぶっちゃけ私も軽く酔ってるし、雰囲気を持ってる優しいお客様には、本当に“その場だけの恋人気分”で、思わず舌を絡めてしまったこともあります。
1人のお客様にかかる時間は、2人がかりでせいぜい10分か15分間程度・・・。
束の間の恋人ですね。
私はショートがメインで、ロングはヘルプだったので、ロングの子に比べたら、そんなに経験豊富ってことでもないです。
ただ、ああいう場合(ロングね)、意外と男性は大人しいものです。
可愛い女の子サンドイッチされるなんて経験は普通ありませんから、ドキドキされてます。
なので、“主導権”は、あくまでも女の子にあります。
たまに説教をするお客様も時々いました。
ロングの時に多かったですね。
その内容は、次の2つに集約されます。
「君の親が、この仕事のことを知ったらどう思うと考えてるんだ?」
「他にもやるべき仕事はあるだろう?」
でも、そういうお客様が射精するのを見るのは、なんだか面白かったです(笑)
心の中で、(間抜けやな~)と笑ってたもんです。