夫が交通事故で入院しました。
トラックに後ろから追突されるという事故でしたが、幸い軽い鞭打ちと右足の骨折で済み、一ヶ月の入院で完治できるとのことで、私はとても安心していました。
結婚してから一年目のことなので、事故のことを聞いたときは最悪のことばかりが頭を占め、大丈夫だと友人に言われても号泣してしまいました。
慌てて病院にかけつけ、夫が「初めて救急車に乗ったんだぞ」と子供みたいにはしゃぎながらベッドでけらけら笑う姿を見たときは、安心を通り越して怒ってしまったくらいです。
本人の意識もこの通りで、心配することは何もないからということで、割と大きな事故でしたが、すぐに6人ほどで使う共同の病室に移りました。
夫のベッドは西に三つ置かれているうちの丁度真ん中にあり、左隣は空きベッド、右隣には四十台後半くらいの、田中さんという男性が入院していました。
田中さんは自宅の階段から落ちてしまい、夫と同じく足の骨折で入院されているそうですが、ほぼ完治しており、もうそろそろ退院できるとのことでした。
向かいのベッドにはお年寄りが三人入院しており、ほとんど寝たきりの状態で、まともにお話が出来る相手は田中さんだけで、夫は私がいない間は田中さんと話をしたり、田中さんの奥さんの差し入れの将棋を打ったりして余暇を過ごしているそうです。
私は専業主婦なので、家事が終わると必ず夫を見舞うようにしてました。
ただ入院したてなので、様々な検査があり、夫が病室に戻ってくるまで待たなければならない時間が多いことがあります。
夫が入院して一週間目だったでしょうか。
その日も夫は検査でベッドにおらず、私は本を読んで夫の帰りを待ってました。
すると隣のベッドとの境界になるカーテンが開いて、田中さんが顔を出しました。
しばらくは適当な世間話をしていたのですが、そのうち田中さんが、「うちの家内は全く見舞いにこないのにお宅は毎日で羨ましい」とか、「美人な奥さんで旦那さんも幸せだな」とか、少し返答に困る内容になっていきます。
やがて、「子作りはしてるの」とか、「旦那で満足できるの」といった下世話な話になっていきました。
さすがにそこは笑って誤魔化しましたが、突然田中さんがベッドのシーツを捲り上げたかと思うと、大きくテントの張った股間を出して・・・。
「女房とも全然だし、曜子さんがあんまりにも可愛いからさ」と股間の膨らみを主張してきたんです。
びっくりして、「見せないでください」とか、「セクハラですよ」と慌ててシーツを被せようとしたんですが、田中さんに腕を引っぱられ、胸を揉まれました。
当然抵抗しようとしましたが、「暴れると腕が折れる」とか、「足が痛い」とか、そんなことを言うんです。
普通ならそんな嘘に騙されずに逃げるんですが、相手は入院している身で、病院という独特の雰囲気と匂いについ影響を受けて、変に暴れて田中さんに怪我をさせてしまったら大変だと考えてしまい、腕を押す程度の軽い抵抗しかすることが出来ませんでした。
胸を揉む手を退かそうとしますが、男の人に力に敵うはずもありません。
田中さんの手は夫より卑猥で、それでいて悔しいほど気持ちよく胸を揉むんです。
駄目だと思うのですが、結婚一年目にして軽いセックスレスだった私は、久しぶりに女として触れる男性の手に感じてしまっていました。
すぐに夫が戻ってくるだろうし、戻ってきたら田中さんだって手を離さざるを得ないはず。
それに、ちょっとの間のちょっとした刺激と考えて、嫌がりながらも私は田中さんの悪戯を心の奥で楽しんでしまっていました。
田中さんは私の抵抗が中途半端であること、むしろ望んでいるような部分を見透かすように、いやらしい手つきで揉み続け、そしていきなりスカートの中に手を突っ込んできました。
さすがにそこはと思って腰を引きましたが、逆に引っぱられ、お尻を撫でられて脚を触られました。
「奥さん、嫌じゃないんだ?ならもっと触らせてよ」
田中さんは私の胸やお尻を何度も執拗に揉み続け触り続け、確実に私の弱い部分を攻撃してきます。
脚が震えて立っていられなくなるほど感じてしまい、田中さんの手が下着越しの割れ目にとうとう伸びてきても、私は抵抗することが出来ませんでした。
夫ではない男性の手で感じさせられている私の身体は、欲情して濡れてさえいました。
田中さんはそれを察して、パンティの奥へ手を伸ばし、濡れた割れ目の奥を辿るように指を往復させました。
駄目だと頭では分かっているのですが、誰かに気付かれてしまうかもしれない危険の興奮、夫以外に触れられている背徳の刺激に逆らいきれず、「駄目」とうわ言のように言いながら自ら脚を開いて、田中さんの指の愛撫を受け入れてしまってました。
性急な夫と違い、田中さんは私をわざと焦らし、物足りない愛撫と、愛液をだらしなく流してしまうような快感を引きずり出す愛撫を交互に行い、私から理性を奪いました。
クリまで剥かれ、弄られ、田中さんの太い二本の指が膣の中に侵入し、私は必死に喘ぎ声を殺し、田中さんに抱きつきながら激しい指の往復に悶え、そしてイカされてしまいました。
田中さんは私の愛液まみれの指を見せて、「こんなに濡らす女性は初めてだ」と笑いながら、朦朧とする私の身体を屈ませ、勃起したものを口に含ませました。
もう、抵抗する理由は今更無いような、そんな状況の中で、私は夫より硬くはないものの、中年の男性の逞しいそれを激しい興奮の中で奉仕しました。
強い匂いが余計興奮し、私はこのまま口の中で射精させるつもりで激しく吸い上げ、あちこちを舐め回し奉仕し続けましたが、田中さんは射精する前に私をベッドに押し倒し、正常位で服を着たまま挿入しました。
夫以外の久しぶりの性器はとても熱く、太く硬く、必要以上に私を興奮させました。
ベッドがギシギシと軋み、外の患者さんにばれてしまうかと少し慌てましたが、「耳の遠い年寄りばかりだから平気だ」と耳で囁かれ、ディープキスをされ、私は喘ぎ声を必死に堪え、田中さんにしがみついて激しい腰の動きに応えてました。
強く抱き合いながら田中さんは胸を揉み、シャツを捲り上げて乳首を強く吸いました。
乳首は性感帯の一つなのでますます感じて、また一層濡れてしまうのが分かりました。
てっきり田中さんはすぐに射精してしまうだろうと思ったのに、激しい腰の動きを繰り返すのみで射精の気配がありません。
でも田中さんは「疲れた」と言って動かなくなってしまったので、物足りなかった私は田中さんに仰向けになってもらい、騎乗位になって腰を振りました。
奥に当たる感覚がとても気持ちよく、いやらしい姿を晒していると分かってましたが、身体は止まらず、私は腰を前後に動かし、膝を使って上下に動き、田中さんとの禁断のセックスに溺れきってました。
再び正常位となり、田中さんは私を強く抱き締めて、腰だけを激しく動かしました。
「イクよ、イクよ」と田中さんが呻きます。
私もイキそうでした。
一瞬、避妊具をしていないことが脳裏を過ぎりましたが、田中さんに強く抱き締められ、激しく突き上げられ、「中出しは駄目」と叫ぶ前に、私はとうとう夫以外の男性にイカされてしまいました。
その後に田中さんが呻き、動かなくなりました。
「出したの?」と聞くと、黙ったまま彼は頷きました。
でもすぐ慌てた様子で、「もうこんな年だし、薄いから妊娠はしないよ」と言いました。
けれども、性器を引き抜いた直後に出てきた精液はとても濃く、量も夫より多いです。
妊娠の危険性が何度も脳裏を過ぎりましたが、「そろそろ旦那さんが戻ってくるよ」と田中さんが言うので、仕方なく後処理を急いでして、身支度を整え、トイレに駆け込みウォシュレットで膣内を綺麗にしておきました。
それからしばらくしてから夫が戻りました。
その元気そうな笑顔に、罪悪感が一気に膨らみますが、カーテンの隙間から田中さんが私のお尻をいやらしく撫でてきます。
私は罪悪に晒されながらも田中さんの愛撫にまた感じてしまってました。
田中さんが退院するまでの間、もしかしたらこの関係が続くのかもしれません。