夏と言えば怪談ですが、俺の身近な怪談の真相にこんな事がありました。
俺が通っていた高校では、ある時期から突然こんな噂が立った。
『時々夜の音楽室から女性のうめき声が聞こえる』
俺は理系だから、その手の話を信じない。
真相を確かめてやろうと思い、一人で三夜連続で夜の音楽室に張り込んだ。
高価な楽器がある音楽室は放課後に施錠されるが、その前に部屋の物入れに隠れた。
それを3日続けた3日目の夜。
その晩はなかなか施錠されず、おかしいなと思っていると、気づけば部屋に誰か居る気配がした。
俺は一瞬背筋が凍った。
まさか本当に霊が居るのか。
恐る恐る物入れのドアをスライドして覗くと、そこには男女が2人居た。
初めは薄暗くてよく見えなかったが、目が慣れてきた頃に気づく。
男性体育教師の武田と女性音楽教師の伊藤晴香先生だった。
武田は35歳ぐらいの既婚で、いかにも筋肉馬鹿といった感じの暑苦しい野郎でチョコボール向井似だった。
伊藤先生は今年新卒で赴任してきたばかりで、少し茶髪の色白で清楚なお嬢様育ちでワンピースの似合う感じだ。
体はスレンダーで胸は少し膨らみがあった。
そのまま見ていると、武田が伊藤先生のブラウスを脱がし始めた。
「あの2人がSEXしてたのか!!」
俺は驚いた。
「ちくしょーカメラ持ってくりゃ良かった。ま、いいか今度持ってきてやる」
武田の馬鹿と伊藤先生があっという間に裸になっていた。
2人はなにかを囁きあい、キスを始めた。
どうも伊藤先生は武田にメロメロといった様子だ。
武田は伊藤先生の胸を揉み、舐めながらマンコを触る。
そして伊藤先生は武田のペニスを優しくしごいていた。
「あんな清楚な感じでもやる事やるんだなあ。しかも学校で」
俺はそう思った。
その後、伊藤先生は跪いて武田のペニスを濃厚にフェラを始めていた。
武田は
「そうそう、上手になってきたね。気持ちいいよ。晴香ちゃん、エッチだね」
どうやら武田は音楽室で伊藤先生に仕込んでいたのだ。
「あの男め!やりやがって」
俺はそう思った。
武田は言った。
「そろそろ挿入してもいいかい?」
伊藤先生は
「うん、いいよ」
と言った。
伊藤先生は床のマットに仰向けにされ、武田が覆いかぶさる。
武田は正常位で挿入する。
速さと挿入の浅い深いの抑揚をつけ、ピストンをピストンする。
武田は聞く。
「どうだ気持ちいいか」
伊藤先生は答える。
「うん、気持ちいいよ。あっん・・・ああぁぁ・・・」
そうか、この声が霊の正体か!!俺はそう思った。
武田は正常位のまま20分ぐらいピストンを続けて逝った。
2人が帰り支度をする頃には、なんだかんだ50分ぐらい経っていた。
疲れて体勢を変えようとした時、足がしびれていてバランスを崩して物入れの中でこけてしまった。
なぜか馬鹿な武田が怒鳴った。
「誰か居るのか!!こんな真似許さんぞ!!出てこい!!!」
俺は心の中で突っ込む。
「おめえがそんな事してんのがいけねんだろ。勝手なやつめ!!」
そして咄嗟にこう発言した。
「見たことは誰にも言いませんから出てってください。俺がここに居ることも見逃してください」
馬鹿な武田はこう言う。
「声で誰か分かる。お前だな。言ったら承知しねーぞ!!俺の体育を楽しみにしてろ!!」
俺は言う。
「じゃあ誰だか当ててみてください!!」
武田は返す。
「うるさい!!屁理屈を!!!生意気なやつめ!!!さあ行きましょう!伊藤先生!」
そう言って2人は去って行った。
俺は物入れから出て家路についた。
家に帰ってオナニーをしようと思ったが、あまりに衝撃的な出来事過ぎてオカズにできなかった。
後日、武田とすれ違ったが全く気づいていなかった。
やはり武田は馬鹿だ。
俺は伊藤先生の為に、今でもこの話は内緒にしている。