生まれつきセックスが好きなのかな、私。
淫乱なのかもしれない。
なんていうか、1人の男性だけじゃだめなの。
自分を好きだって言ってくれる男がいたら、すぐ抱かれたくなるの。
これを読んでる女性はどう思うんだろ?
「好きだ。君が欲しい」
こんなことを言われたら、エッチしてもいいかなって思わない?
自分が彼氏持ちであろうが。
一応、特定の彼はいます。
大学の同じクラスの健介。
1年の頃から付き合ってるけど、健介以外の男と寝た回数は20回くらい。
すごいでしょ。
またそのことを健介が何も知らないってのもすごいよね。
なんて鈍感なんだろう。
男って、女は浮気しないとでも思ってんのかな。
昨日も渋谷でナンパされてホテルに行ったんだ。
それも健介と食事した後。
健介、居酒屋のバイトがあるらしくて、そこで別れたの。
次の日、健介のアパートで会う約束をして。
その帰りがけ、男と寝たの。
「1回だけ」という条件付きで。
逞しい男だった。
健介は挿入して5分くらいしかもたないけど、彼は15分くらい激しく突いてくれた。
「あぁ!イ、イヤ・・・アァァッ!」
私、3回くらいイッちゃった。
ペニスも大きくて、以前に横浜で寝たスペイン人並のペニスだった。
フェラしたら苦しくて吐きそうになった。
新宿のバイト先で2回くらい寝た男が、こんなことを言ってたっけ。
確か2回戦目のあと。
彼はコンドームの処理をしてた。
「色んな男と寝てるだろう?」
「図星、かな」
「それは君の才能だ。なかなか居ないよ、君みたいな女は」
「貶されてんのか褒められてんのか分かんないんだけど」
「褒め言葉だと受け取ってくれていいよ。その手の女はね、結婚したら絶対に浮気しないんだ」
そう言いながらティッシュで包んだコンドームをゴミ箱に投げ入れた。
「ガキの頃に悪さばっかしてた奴のほうが、将来まともな人間になる確率が高いのと同じ」
「そうかなあ・・・」
あの男の言葉が妙に頭に残ってる。
そんなものかもしれないなって思った。
結構正しいかもしれないって。
健介のアパートで抱かれる私。
「うう・・・美由紀を抱いてるときが一番幸せだ」
そう言って乳首をぺろぺろ舐める健介。
愛撫は下手。
渋谷の男のほうが上手かった。
ペニスも小さめ。
スペイン男の半分くらい。
「はぁン・・・ぃやんっ」
でも、健介に甘えてると、ほっとする。
健介が特定の彼氏になっている理由のひとつかも。
だけど、これからも「君が好きだ」って言われたらエッチしちゃう。
平気で浮気しちゃう。
でもね健介、それは今だけだから。
今は遊ばせて。
私の自由にさせて。
将来、健介と結婚したら、健介だけに尽くす女にきっとなるから。