人の話し声で目が覚めた。
目が覚めたといっても寝ぼけた状態だが・・・。
「男が寝てるぞ」
「話が違うだろ」
「ここにドアがある」
ボソボソ話すのが聞こえた。
(夢か?)とも思った。
やはり人の気配がすると思って、睡眠灯の明かりの中で上半身を起こした。
「チッ!」
顔面に衝撃があって、そのまま仰向け上半身がベッドに打ちつけられた。
後頭部をベッドの板にぶつけて、そのまま失神した。
朝起きると、後頭部に痛みが走り、顔面が痛い。
確かにサッシはロックをして眠ったはずなのに、なぜかカーテンが風で揺れていた。
ガラスを割られたわけでもない。
私が寝入ってから子供が開けに来たのだろうか?
考えみると不思議だ。
子供が夜、鍵を開けに来た時に、「お母さんに『鍵を開けてきて』って言われた」と言っていた。
思い過ごしだろうか?
妻とは寝室を別にしている。
妻はその数ヶ月前から不倫をしていた。
会社の同僚とすっかり出来上がって、周りからも色々言われるくらいになっていた。
毎日の行動もいい加減で、家のこともしないような状態だったが私は知らないふりをしていた。
このところ様子がおかしかったが、もしかしたらと思った。
朝、洗面所の鏡を見たら顔に痣があったので、「いったいどうしたのかな?」と妻に聞いてみたら、「大したことないから病院に行く必要もないくらいでしょう」と言う。
大袈裟にすることを避けているかのようだった。
数週間してまた同じようなことがあった。
寝室の鍵も閉めて眠るようにした。
それから1週間くらいして、眠れずに部屋のすべて明かりを消したままベッドに横になっていたら、アルミサッシの横の植え込みの中を誰かが歩くような音がする。
ザリッ!ザリッ!という音だ。
聞き耳を立ててアルミサッシの横に行った。
アルミサッシに触る音がする。
開かないのを確認していた。
しばらくして、少し離れた部屋のサッシが開く音がした。
誰かが話している。
男「今日はS代の体をもらっていくよ。1人だからな」
妻「早く上がって。・・・きゃっ!」
妻が尻餅をついたようだった。
妻「部屋にあがってからでええやん。うう~~~んもっ!」
男「待ち切れんかった」
サッシの締まる音がした。
外は新月で真っ暗だった。
少し離れた街灯の光のおかげで辛うじて状況が判別できる状態だ。
私は自分の部屋から外へ出て妻の寝室のサッシの横に身を潜めた。
妻の喘ぎ声が微かに聞こえた。
こんな分別のない女でも私や子供に気付かれるのは辛いのかと思った。
サッシを2センチほど開けて、カーテンの隙間から中を窺った。
妻はベッドに横たわり、白い胸を露わにして、両手で鷲掴みされて揉まれていた。
男の頭は両足の付け根の秘部につけられ、妻の両足は膝立て開脚していた。
しばらくして我慢できなくなったのか、「ああ~っ」と妻の声がした。
妻「いい~、いい~~、もっと~~~っ!」
妻の腰は自律的に動いているかのように波打っていた。
男は妻の両足を抱え込んで、男根を打ち込んだ。
何回も何回もピストンし、とうとう打ち込んだまま動かなくなった。
妻も体を弓なりにしてイッたようだった。
妻の耳元に男が唇を寄せて何かをつぶやいた。
妻は嬉しそうに男の上になり唇を重ねていた。
男「今日はもう帰るよ」
妻「もう一回」
そう言ってすぐに男のチンポを握って咥えた。
男がフェラをしている妻の口を右手で持ち上げて、いやらしく舌を絡め合った。
翌日、私は妻に離婚の話を切り出した。