友人に、アングラ雑誌の編集者がいる。
芸能裏話とか、風俗体験談とか、アングラ系の話題を取り扱ってる雑誌。
そいつも含めて、友人連中と飲んでた時に、「別れさせ屋」と同じく、「落とし屋」がいるっていう話題が上がった。
別れさせ屋の派生版みたいなもので、どんな相手でも落として、変えることができる、みたいな人材らしい・・・。
そんなの需要あるのか、とか思ったけど、寝取られ願望持ってる奴をはじめ、憧れてる女、手が届かない女、自分が付き合えそうにない女、彼氏持ち、そういった女のセックスやハメ撮りを見たいって人間は多くて、そういった人種の嗜好を満足させるために存在してるらしい。
ハメ撮りを提供したり、実際のセックスを覗かせたりしてくれるってことだった。
ただ、雑誌社の友人が話の種に見せた名刺には、実際「落とし屋」って肩書きが書かれてる。
もちろん、全員が眉唾ものだった。
そんな業種があるのも初耳だし、ネットで検索しても全く出てこない。
ただ、俺も含めて全員が酔ってて、
「なんだったらこの中でじゃんけんで負けた奴の彼女か妻、落としてもらおうぜ」
みたいな話題になった。
雑誌の編集者の友人だけが、
「そういう社会の奴って、仕事結果が名刺代わりだから、きっちり仕事遂行する。遊び半分、冗談半分ならマジでやめたほうがいい」
みたいに、忠告してくれたけど、酔った勢いもあって、依頼することにした。
もちろん、実際に落とせるとは思ってなかったし、詐欺だろそれ、とか思ってて。
前金を全員で割り勘して、じゃんけんで負けた奴が落とす相手を指定することになって、じゃんけんで負けたのは、俺だった。
その時、かなり酔ってて落として欲しい相手が思い浮かばなくて、嫁をハメ撮りしてもらうことを選んだ。
俺は33歳、嫁の園子は28歳、結婚して5年。
元々裕福な家庭のお嬢様で、まだ若いときに結婚ということで、かなり反対された。
家はかなり厳しく、貞操観念もしっかりしてて、園子は俺と結婚するまでバージンで、結婚してからも幼い頃から貞操観念をしっかりさせられてたせいか、セックスは苦手みたいで、エロいものは悪いもの、ダメなもの、みたいに考えてる。
良く言えば純粋、悪く言えば世間知らず。
酔った勢いもあったし、そんな堅い嫁の痴態を見れるものなら見たいとか思ってたこともあったかもしれない。
ただ、本気で落とし屋が仕事するとは思ってなかった。
ノリで、飲みの席で依頼しただけ。
そして、そのことをすっかり忘れてた二ヵ月後に、俺宛に手紙が届いた。
送り主が書いてない封筒の中には、三枚のDVDが入ってる。
簡素なDVDの表紙には、それぞれ園子の名前と日付。
それ見て、「落とし屋」のこと思い出した。
ただ、園子の態度は変わってないし、いつも通り過ごしてる。
日付の日は普通の平日だから、俺は仕事だったし、帰っても園子が普通に出迎えてくれたと思う。
……まさか、本気で落とされてないよな。
ちょっと心配だったけど、結局落とせずに、ただDVD送っただけだろうって思ってた。
で、今度仲間うちで飲むときに笑い話になるって思ってた。
とりあえず12日、いちばん古い日付のDVDを再生することにした。
「はい、じゃあ浮気大好きな園子ちゃんのDVD、撮影しまーす」
「ほ、ホントに撮るの?」
DVDを再生したとき、心臓が止まりそうになった。
下着姿の園子が写ってる。
しかも……俺の部屋で、今DVD見てる、この部屋で。
声は、チャラそうな若者の声で……再生してても、こんな映像があるなんて、信じられない。
「うん、撮るよ? この間のセックスの時に、ちょっと焦らしてあげたら約束してくれたよね? エッチな動画撮影させるから、イかせてって?」
「だ、だって……」
「それとも、園子ちゃんは俺ともうセックスできなくていいんだ?」
「そ、それは……困る……けど……」
「だよね、浮気セックス大好きだもんね、園子ちゃん」
「…………うん」
二人の会話に、頭が真っ白になる。
こんな動画を撮らせてるってことは……これが初めてじゃないってことで、もうこの時既に、園子は……見知らぬ声の主に抱かれてるってことで。
「今から、俺と浮気セックスするつもりなんだよね?」
「………うん」
「じゃあ、ちゃんと旦那さんに謝らないといけないよね。ね、旦那さんがこの動画見ると思って、ちゃんと言って?」
「で、でも……そんなの恥ずかしくて言えないよ……」
「大丈夫、俺しか見ないから。あ、言わないなら俺、このまま帰っちゃおっかな?」
「ぁぁ……」
園子が、悲しそうな表情を浮かべた。
その表情に、目の前が真っ暗になる。
「じゃあ、言って? 言ったらごほうびに、たくさん園子ちゃんのこと、気持ちよくしてあげるから」
耳鳴りがする、聞きたくない……だけど、このまま再生を止めることも出来なくて……
「ごめんね、辰雄さん……わたし、今から……ここで、浮気セックスします……」
画面から視線そらしながら、罪悪感、だけどそれ以上に興奮してる表情で……園子は言った。
「へぇ……旦那さんは園子のために仕事頑張ってるのに、園子は浮気セックスして欲しいからって、そんなスケベなこと言っちゃうんだ?」
「だ、だって……命令されたから……」
カメラから視線を外して、園子が罪悪感にまみれたような表情してた。
「そっかぁ、命令してごめんね? でも、園子ちゃんもエロいこと言わされて、発情してるでしょ?」
「そ、そんなこと……ないよ……?」
「だったら、カメラの前におまんこ見せてみて?」
「だ、だめ……だって、そんなの恥ずかしすぎるから……」
「…………」
強要するように男の声が黙ると……園子は、
「……恥ずかしいけど……見せる、から……」
そう言って、最後に園子の身体を隠してたものまで脱いで……俺以外の男の前で、裸になった。
ベッドに座って、足を広げてアソコを見えやすくして……アップで園子のアソコが映し出される。
落とし屋なんてものも、浮気してるのも信じられないし、園子が……録画されてるのに、こんなエロいポーズをしてるのも信じられない。
「ほら、これが浮気セックスで発情した園子のおまんこでーす」
大胆に足がだらしなく広げられて……さわられてもいないのに、濡れてるアソコが、カメラにアップになる。
「はぁっ……ぁっ……だめっ……だめぇっ……」
「さわってもいないのに濡れちゃうほど、浮気セックス大好きな女になっちゃいました」
「ううんっ……違うのにっ……そんなんじゃ、ないのに……」
言葉とは裏腹に、まるでセックスするのを、気持ちよくされるのを待ってるみたいに、園子は足を広げ続けてて……。
目の前の光景が、信じられなかった。
そして……あっさりと男がのしかかって、園子の中に……俺以外のものが入っていく。
「また浮気セックスしちゃったね。ほら、旦那さんに謝んないと」
「ごめん、なさいっ……あなた以外の、おちんちんっ……入ってますっ……」
「違うよね? 前に教えたよね? おちんちん、じゃなくて、チンポって言うようにって」
「っ……ぁああああ……そん、なっ……」
だけど……卑猥な命令されて、園子は喜んでた。
「ごめんなさい……二本目の、チンポっ……おまんこに入ってますっ……」
「よく出来ました、続けて?」
「んんっ……ぁっ……はぁっ……ぁあああっ……今からっ、生、ハメっ、子作りセックスにっ、入りますっ……」
「ふーん、浮気セックスなのに、中出しされる気まんまんなんだ?」
「ぁっ……だ、だってっ……いつも、中で出すから……」
また、ハンマーで頭を殴られたような衝撃を受けた。
俺が知らない間に、園子は別の男に……中で出されてる。
吐きそうになる。
そんな俺とは正反対に、自分の欲望を表現して、園子は興奮して、乱れまくってて……。
いろんな体位で挿れられて、動かれるたびに、喘いで、感じまくって……。
「園子ちゃんがエロすぎるから、もう射精しそうになっちゃった。いいおまんこだね~」
「ぁっ……そ、そんなっ……恥ずかしいっ……」
「じゃあ、そろそろ園子ちゃんが大好きな中出しキメてあげるね」
そして……園子の中が、激しく突き上げられて……。
「んんんんんんんっ! あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」
見たことない声、見たことない表情で、園子が乱れて……最後に、思い切り、激しく奥を突き上げられて……男の精液を受け止める。
抵抗は、してない。
とろんとした表情、セックスの余韻に浸るような表情で園子は精液を受け止めてて……。
ぷつん、と、やっとのことで一枚目のDVDは終わってくれた。
変な汗で体中がびっしょり濡れてて、心臓がバクバク言ってる。
ただ、問題なのは……DVDがあと2枚もあるってことで。
一枚目のDVDを見ただけで、正直、かなりショックだった。
園子が浮気してることもショックだったし、結婚してそれなりに経つ俺にも見せることない、させたことないことをさせてて。
プライドがボロボロになる、頭がガンガンする。
しかも、DVDはまだ二枚も残ってるって思うと……ショックだった。
だけど、これは自分が招いたことだし……園子が他にどんなことされてるのか、DVDにどんな内容が録画されてるか、見らずにはいられなかった。
そして……二枚目のDVDを再生する。
二枚目は、ハメ撮りじゃなくて、隠し撮りみたいだった。
園子の部屋が映し出されて……そして、また心臓が凍りそうになる。
園子は、胸は丸出し、ショーツだけしか着てなくて、大学生くらいの若い男に囲まれてた。
「これがお前が言ってた園子ちゃん? すっげー可愛いじゃん」
「可愛い顔して、自宅に男連れ込んでセックス三昧かぁ。いい趣味してんね?」
「そ、そんなのじゃ、ないです……」
隠し撮りだからか、乱れた音声……だけど、はっきりと俺の耳に届いてる。
周囲を若い男に囲まれて、前のDVDと違って、園子は少し怖がってる。
ニヤニヤと園子の身体を見る視線から自分の身体を隠してる。
「でも、園子ちゃん、浮気セックス大好きでしょ? 出会ってから週3くらいで、二日に一回は浮気セックス楽しんでたもんね?」
「へぇ、そうは見えないけど、園子ちゃんって、浮気セックス大好きなどスケベなんだ?」
自分の痴態をばらされて……園子は、泣きそうな表情になってた。
「も、もう……そんなこと、言わないで……」
「じゃあ、もうやめとく? やっぱり浮気っていけないことだから、俺らってもう会わないようにしたほうがいいよね?」
「っ……」
その言葉に、園子は……悲しそうな表情を浮かべる。
「ごめんごめん、冗談だって。俺だってこれからも、こんな可愛い人妻とエッチしたいし」
「ぁっ……」
安心させるように、前回のDVDの男が、園子の頭を撫でると……園子の緊張が、少し解けたみたいで……また、嫉妬した。
「園子ちゃんのことだから、もうおまんこ濡れてるよね?」
「う、うん……濡れてる……」
「じゃあ、とりあえず最初は俺が園子ちゃんのこと気持ちよくしてあげる」
我が物顔で園子のベッドに座って、強引に抱き寄せる。
「足、開いて?」
「で、でも……恥ずかしい……」
「大丈夫、今はパンツで隠れてるから。今は、だけど」
「…………」
しばらく迷った後、園子は素直に抱きかかえられるようにして、男の股の間に座って、足を広げた。
「じゃあ、今日も園子ちゃんのこと、気持ちよくするね」
後ろから抱きしめるようにしながら、園子のショーツの中に、手がもぐりこんでいく。
「ぁっ……ぁああっ……だめぇっ……見ないでっ……」
まわりの男達に見られながら、園子は手でアソコを刺激されて。
園子のアソコに潜り込んだ手が、生き物のように動いて、園子のアソコを弄って、刺激して……元々興奮してたんだと思う、園子は、あっという間に気持ちよくなってて……
「んんんっ……ぁっ、あっ、はぁっ……んんっ、んんんっ……」
エロい喘ぎ声を出して、とろんとした顔つき、快楽に没頭してる顔つきになってる。
「見られてるのに感じてるんだ」
「人妻なのに、可愛い顔して、どんだけスケベなんだよ」
「だめぇっ……言わないでっ……」
恥じらいながらも、腰がびくびく震えて、落ち着きがなくなってて……もう、イきそうなんだってことが画面越しの俺にまで伝わる。
だけど……園子のアソコを弄ってる手が、突然止まった。
「んんっ……ぁっ……はぁっ……どうして……?」
せつなそうに息を乱しながら、園子は聞いてた。
「こんなにたくさんチンポがあるのに、手でイったらもったいないでしょ?」
「ぁああっ……そんなっ……」
「ほら、ちゃんとおねだりして、全員のチンポで、気持ちよくしてもらお?」
「で、でも……おねだり……なんて……」
そして、園子は耳元で何かを囁かれてて……その後、恥じらいながら、躊躇いながら、おねだりの言葉を口にした。
「わ、わたし……辰雄園子は……浮気セックス大好きな人妻です……今日も、夫がいないから……自宅に男の子を連れ込んで……浮気セックス、するつもりです……ぁああっ……も、もういえないっ……」
「ふーん、じゃあ、チンポはハメてもらわなくてもいいの? ちゃんと言えなかったら、チンポは、なしだよ?」
「っ……そ、それは……」
また、泣きそうな顔をしながら、興奮して……園子は言葉を続けた。
「浮気セックス大好きなわたしに……みんなのチンポでたくさん中出しして下さい……パパが……パパが誰かわからない赤ちゃん……妊娠させて下さいっ……」
可愛い、清純な顔が……発情した女の顔、発情した雌の顔に変わって、中出しをせがんでた。
「エロすぎだろ」
「可愛い顔して、そんなこと言うなんて、マジで女って怖いねー」
「じゃあ、全員で園子ちゃんのおまんこ、使ってあげるね」
そして、初対面の、大学生くらいの男たちに、かわるがわる身体を使われて、中出しされて、精液をかけられていく。
その度に園子は乱れて、イって、中出しだけじゃなくて、顔に精液かけられて、完全におもちゃ扱いされる。
「うっわ、風俗嬢でもこんなにザーメンまみれになることねーよ」
「企画モノAVくらいじゃね?」
「はぁっ……はぁっ……んんんっ……」
「ちなみに、園子ちゃん、二ヶ月前まで経験人数は旦那さんひとりだったんだぜ」
「ぁあああっ……」
園子が、心から恥らうような表情になって……周りの男達が、園子を使って盛り上がる。
「そっかぁ、園子ちゃん、純粋だから悪い男に引っかかっちゃったねー」
「浮気セックスの楽しさも教えてもらえたから、もう戻れないよ?」
「これからはどスケベ人妻として、毎日たくさん俺達のおもちゃにしてあげるから」
「童貞の奴も連れてきて、園子ちゃんで筆卸しさせてやろうぜ」
「そのうち、マジで経験人数三桁になっちゃうかもね」
「だ、だめっ……そんなこと……言わないで下さいっ……」
園子は、泣きそうな顔しながらも……興奮して、発情してる。
画面越しからでも伝わってくる。
今まで自分自身でも、周囲からでも性欲が抑圧されて、そして、解放されたんだと思う。
表面上は取り繕ってても、溜め込まれた性欲が開放されて、止まらなくなってて。
それからもさんざん男達に中出しされて、精液ぶっかけられて、言葉責めされて……園子は、興奮してた。
「じゃあ、そろそろアフターピルあげるからね」
そして、一人の奴が錠剤を開けて、チンポの上に乗せて……
「はい、園子ちゃん、あーん」
園子のほうに、チンポごと突き出す。
「ぁあああっ……」
女に対する屈辱的な行為、だけど、開発された園子は、恥じらいながらも興奮して、チンポごと、アフターピルを飲んだ。
そして……そのままフェラを始める。
「うっわ、本気でスケベになりすぎ。 誰もフェラしろなんて命令してないけど」
そう言って、園子の痴態に興奮したのか、別の男が、四つんばいでフェラしている園子の後ろに回って……バックからまた犯し始める。
「アフターピル飲んでも、これだけ中出しされたら、マジで父親誰かわかんない子、妊娠しちゃうかも」
「それにしても、つい二ヶ月前までは旦那さんしか知らないおまんこだったのに、あっという間に経験人数、片手じゃ足りなくなっちゃったね」
「次やるときは、余裕で二桁超えちゃうね」
好き勝手に言われて……なのに、園子は興奮しながら、フェラを続けてて。
目の前の映像が、信じられない。
AVみたいなシチュエーションに、園子が陥ってるなんて、どんな悪夢だよって思った。
そして、終わったと思った輪*は……まだ続く。
一枚目と比べ物にならないほど長い……もう、見てられなかった。
二枚目を停止して…………三枚目は、見れなかった。
二枚目であれだけ輪*されて、中出しされて、女としてありえない扱いされて。
その上で三枚目がどんな扱いされてるかなんて、想像もしたくない。
気持ちは落ち着かないまま、DVDを曲げて読み込めなくして……雑誌編集者の友人に相談した。
「向こうも仕事だから、きっちり報酬渡して、これ以上は連絡すればやらないと思う。俺のほうからもコンタクト取って、やめさせるから」
そう言ってくれて、それからは……落とし屋からも連絡は来ない。
酔ったノリで「妻の痴態が見たい」なんてことをアングラ業者に頼んで……死ぬほど後悔した
ただ、園子は、犯されたその日も、その後も……表面上は全く変わらなかった。
俺が鈍いだけかもしれないけど。
今でも園子とは、普通に結婚生活やってる。