結婚15年目にして、嫁の浮気を知ってしまった。
嫁の千佳子とは、取引先の会社で出会った。
ルックスのよい彼女は、その会社の受付業務をしていた。
若くて美人な千佳子はかなり人気があったようで、来社した取引先の人間、出入りの業者、デリバリーピザのお兄さんにまで連絡先を渡されたりしていたそうだ。
そんな嫁と、取り立てて秀でたところのない私が結婚に至ったのは、本当に些細な偶然がきっかけだった。
千佳子のことは初めて見たときから奇麗だなと思っていて、その会社に行くのが密かな楽しみだった。
でも自分には高嶺の花だと思っていたこともあり、挨拶をする程度が精一杯だった。
そんなある日、学生時代からの趣味のビリヤードをしに行きつけのビリヤード場に行き常連と遊んでいると、女性が一人で入ってきた。
その頃はトムクルーズの映画の影響もとっくに終わっていて、ビリヤードブームでもなんでもない頃だったので、女性が一人で遊びに来るのはとても珍しいことだった。
そして、それが千佳子だった。
緊張している感じだった彼女に、「こんばんは。ビリヤードするんですか?」と、私の方から声をかけた。
すると緊張している顔が一気に笑顔になり、「柴崎さん!よく来るんですか?すっごい偶然ですね!」と言われた。
私の名前を覚えていてくれただけで感激だったが、その後の彼女の言葉はもっと嬉しかった。
「私、初めてなんですけど、もしご迷惑じゃなかったら、教えて頂けませんか?」
これが、二人の馴れ初めになった。
筋がよかった彼女は、その日のうちになんと形になり、ビリヤードにもすっかりハマったようだった。
制服姿ではない彼女はいつもより幼く見えて、いつもの冷たく見えるほどの美人という感じではなく、可愛らしい女子大生という感じだった。
そして彼女は想像以上にフレンドリーだった。
年齢が同じと言うこともわかり、すぐにタメ口で話をするようになった。
「柴崎さんは下ネタも言ってこないし、電話番号も聞いてこないから、すっごく好感度高かったんだよ!」
彼女にこんな事を言われて、私はすぐに恋に落ちた。
間近で見る彼女はとにかく奇麗で可愛くて、今で言えば吉高由里子をぱっちり二重にした感じだった。
その上160cmくらいの身長とは不釣り合いなほどの長い脚をしていた。
ほどよい大きさの胸も上品な感じで、私の好みそのものだった。
そして3時間以上もビリヤードで遊んだ後、次のビリヤードの約束と、電話番号の交換まで出来た。
私は浮かれてスキップでもしそうな気持ちだった。
そして何度かのビリヤードを経て、奇跡的に彼女と交際を始めることが出来た。
驚いたことに千佳子は男性と付き合うのは私が初めてだった。
そして、処女だった。
(これだけの美人がなぜ?)と思ったが、中・高・大学と女子校だったことが大きかったようだ。
初めて結ばれたときは、恥ずかしがりの彼女の希望で真っ暗な中でした。
あまりに暗くてコンドームの裏表を間違えてしまい、一枚無駄にしたほどだった。
キスをして、真っ暗な中彼女のタオルを外し、胸を揉み、乳首を舐めると、「んっ、ン・・・」と彼女は控えめな吐息を漏らした。
そしてアソコを触ろうとすると、「ダ、ダメ・・・恥ずかしいよ・・・」と、小さな声で言う千佳子。
極端な恥ずかしがりの彼女は、アソコに触れられるのが恥ずかしすぎて耐えられないようだった。
これは今でも同じだ。
信じられないかもしれないが、結婚して15年、付き合っているときからだと16年ちょっと経つのに、私は一度も彼女のアソコを触っていない。
そして、「私が・・・するね・・・」と恥ずかしそうに言いながら、千佳子が口での愛撫を始めてくれた。
それは、それほど女性との経験が豊富ではない私でも下手くそだとわかるレベルだった。
すぐに歯が当たるし、気持ち良いところをわざと外しているのではないかと思うくらいに、気持ち良くも何ともないフェラチオだった。
でも、あの高嶺の花の千佳子に、こんな事をしてもらえているというだけで最高に幸せだった。
我慢できなくなった私がコンドームを付けて千佳子を抱こうとしたが、コンドームの裏表を間違えてもたついてしまった。
装着が終わると私は千佳子に覆いかぶさり挿入をした。
アソコを愛撫していなかったが、コンドームの潤滑成分のおかげもあるのか、すんなりと入っていった。
「ンンッ!つぅ・・・あぁ・・・」
痛そうに呻く彼女に私は驚きながら、「は、初めてだったの?」と聞いた。
「うん・・・へへw今時重いよね?嫌いになった?」と泣き声で言う彼女。
今思えば変な話だが、確かに当時は処女は重いとか、今時あり得ないとか、そんな風にネガティブな感じで扱われていた。
私は感激しながら、彼女のことを大切にすると約束した。
そしてトントン拍子に交際も進み、結婚して子供も授かった。
あっという間に子供も中学生になった。
本当に、なに不自由ない、満ち足りた幸福な人生だと思っていた。
それに気がついたのは、本当に些細な偶然だった。
子供が出来て以来、仕事を辞めて専業主婦になった千佳子。
昼間に何をしているのかは詳しくは知らなかった。
炊事や洗濯、掃除など、色々と忙しいと思うので、さして意識したことはなかった。
そんなある日、会社から帰宅し、いつも通りソファに座ってくつろいでいると、固い物が尻に当った。
何かな?と思って手を突っ込むと、それはライターだった。
私は、なぜ?と思った。
私も千佳子も煙草は吸わない。
もちろん娘も吸っていないはずだ。
(お客さんの忘れ物?)と思うと同時に、(まさか浮気?)と思ってしまった。
でも、すぐに自分のそんな考えを馬鹿馬鹿しいと思った。
千佳子に限ってあるはずがないと思った。
そして千佳子に、「これ、忘れ物かな?」と、疑う気持ちもなく言った。
すると千佳子は近くに来て、「どれ?あ、ホントだ。お父さんったら、ドジなんだから。今度、みんなでフグでも食べようって言ってたよ。ご馳走してくれるってw」と言った。
その淀みない言い方に、一瞬でも浮気と思った自分を恥じた。
「へぇ、お父さん、元気だった?フグ楽しみだね」と答えた私。
千佳子の父は去年定年になり、義母と二人で悠々自適に暮らしている。
私達の家にもちょくちょく顔を出してくれる。
そして義父は煙草を吸う。
私はライターの件が解決してホッとしていた。
こんな事があった次の日、その偶然が起きた。
千佳子が風呂に入っているとき、何気なくテレビを見ていると、ニュースでインタビューを受けている人の後ろに、義父と義母が映っていた。
それは昨日沖縄で起きた事件のインタビューで、二人はそれを見物している感じだった。
昨日家に遊びに来ていたはずの義父が、沖縄に旅行に行っていた・・・。
私はこんな偶然で、千佳子がウソをついていることを知ってしまった。
疑い始めてしまった私は、すべてが怪しいと思うようになってしまった。
でも、そんな疑いの目で見ても、千佳子に怪しいと思われる部分はなかった。
いつも通りの笑顔で、良き母親であり、良き妻だった。
「あなた、お疲れですか?」
食事中に、心配そうに聞いてくる千佳子。
その表情には深い愛情を感じる。
なぜウソをついてるのか聞いてみたら案外納得できる答えを打ち明けてくれそうに思える。
でも疑心暗鬼になっていた私は、それを聞くことは出来なかった。
千佳子とは、子供が大きくなってきたので前ほどセックスはしていない。
それでも月に2回程度はしているはずだ。
私はもともとそれほどセックスが好きなわけでもないので、それで十分だと感じていたが、妻にとっては欲求不満だったのかも知れない・・・。
そんなことまで考えるようになり、結果、昼間に千佳子が何をしているのか調べようと思ってしまった。
私はさっそく持ち前の電気工作技術を利用して、隠しカメラを作った。
部屋のコンセントの部分を中のボックスごと改造し、電源供給もそこからにした。
カメラはUSBスティックタイプのミニPCを通して、2.5インチのHDDに録画するようにした。
HDDや、HDDを繋げるUSBアダプターなど結構かさばってしまって、コンセントボックスの中に納めるのに少し苦労したが、奥に少し広げてなんとか納めるようにした。
これで、24時間録画が出来るようになった。
連続3日以上は録画できるはずだが、熱暴走が少し心配でもあった。
そうして、家庭内での禁断の盗撮生活が始まった。
動画の確認は自宅ですると怪しまれると思ったので、帰宅後HDDを取替えて、次の日に会社で確認するという流れにした。
動態検知で録画できるようにすれば良かったが、私にその技術はなかったので、やむを得ず撮りっぱなしにした。
確認に少し骨が折れるが、それは仕方ないと割り切って確認を始めた。
イヤホンをしながら会社の自分のブースで確認を始める私。
こんなにドキドキしたのは、いつ以来だろう?
そんな事を思いながら、動画を確認した。
シークバーでおおざっぱに動かし、動きがあったところで再生をするという事を繰り返したが、特に怪しいところは無かった。
掃除洗濯をしたり、本を読んでいたりする妻が映るだけだった。
考えてみれば、仮に浮気であったとしても自宅でするはずはないと思う。
そんなリスクを冒すのは、まずあり得ないはずだ。
それこそラブホテルにでも行けば良いだけの話だと思う。
実際、本当に何もなく、動画はひたすら千佳子の日常生活を映していた。
何日も何日もそんな不毛な確認をしているうちに、自分がしていることを恥ずかしと思うようになっていた。
愛する妻を疑い、盗撮までする私・・・。
自分にストーカー気質があることが信じられなかった。
そして、さすがにもう止めようと思ったその日、動画に信じられないものが映った。
初めそれが浮気の始まりだと気がつかなかった。
なぜなら、動画に映った男性は、私もよく知っている人物だったからだ。
千佳子と一緒にリビングに入ってきたのは、千佳子の元上司の中田さんだった。
そして彼は、私からすれば取引先の会社の部長なので、今でも月に何回か顔を合わせている・・・。
私はそれを見て、挨拶か何かかな?くらいの、のんきな感想を持っていた。
でもリビングに入った途端に始まった二人のキスを見て、冷水をかけられたようなショックを受けた。
それはまったく現実感のない光景だった。
無言でリビングに入ってきた二人。
中田さんは、もう50歳をとうに過ぎているはずだ。
それでも、まだ若々しいといいうか、ダンディーな感じがする。
私も何度も会話しているが、ユーモアもあり、精神的にも若い人だと感じた。
そんな中田さんが、スーツ姿のままで千佳子とキスをしている・・・。
そして、千佳子を見て私は驚いた。
千佳子は見たことのないようなセクシーなミニスカートを穿いていた。
それはスカートと言っていいのか疑問を感じるほど短く、カメラが低い位置にあるので、ずっとパンツが見えてしまっている。
そして上は肩が丸出しのベアトップで、胸元がルーズなのか胸の谷間が眩しいほど見えている。
そんなギャルっぽいと言うか、露出の大きな格好を千佳子がするのは今まで見たことがない。
付き合っているときも、ワンピースとかブラウスとか、清純系と言われるような格好ばかりだった。
そんな千佳子がパンツが見える丈のスカートを穿いて、中田さんとキスをしている・・・。
私には、それが現実とは思えなかった。
リビングで行われているキスは、よく見ると千佳子が主導だった。
と言うよりも、中田さんはほとんど身動きしていない。
一方的に妻が両腕を回して抱きつき、積極的に舌を差し込んでいる様子だ。
もう、浮気は確定した。
でも、私はあまりのことに何も考えることが出来ない。
動画を止めることも出来ず、バカになったようにそれを見続ける私・・・。
「なおちゃん、これ忘れてったでしょ。一瞬焦ったんだからね!」
一回り近く年上の中田さんに砕けた口調で言う千佳子。
「本当に、ゴメン。彼、気がついてない?」
申し訳なさそうに言う中田さん。
何となく、力関係が逆のような気がする。
自分の妻が他の男性と仲良さそうにタメ口で会話をすることに、信じられないくらいにジェラシーを掻き立てられた。
「大丈夫。こういうケースもちゃんとシミュレーションしてたからwなおちゃんドジだしねw」
無邪気な顔で言う千佳子。
その顔や口調は母親とか妻という感じではなく、OL時代というか、若い女性に戻っているようだった。
「さすがに千佳タンは出来る女だねw」
中田さんが、そんな事を言った・・・。
二人のお互いの呼び方は、まるで学生同士のバカップルみたいだ。
そしてそれは二人の関係の長さを暗示しているようだった。
(いつから?いつから二人はこんな関係に?)
私は、いつから騙されていたのだろうかと、暗い気持ちになった。
「へへw上司の教育がよかったんですよ?」
千佳子はそう言うと、また自分から中田さんにキスをした。
相変わらず自分からは何もしない中田さん。
夢中でキスを続ける千佳子。
私は千佳子にあんなキスをしてもらったことはない。
千佳子はどちらかというとマグロに近い。
恥ずかしがり屋なので、いつも部屋を真っ暗にして、私が一方的に責める感じだ。
たまに口でしてくれたりもするが、いつまで経っても下手なままだった。
そして、キスをこんな風に千佳子が積極的にしてくれたことはない・・・。
と言っても、千佳子は私とのキスを嫌がっている感じでもなく、嬉しそうにしてくれてはいる。
でも、今、中田さんとしているキスは、嬉しそうを通り越えて、必死という感じだ。
千佳子は中田さんのスーツの上を脱がせながら、中田さんをソファに座らせた。
そのまま千佳子は中田さんの上に乗り、まるで対面座位のような格好を取る。
そして、そのままキスを始めた。
リラックスしてソファに座る中田さん。
そこに跨がり、スカートが捲れ上がり、はしたなくパンツ丸出しになりながらキスを続ける千佳子。
ベアトップの胸元を自分で引き下げる千佳子。
すると、真っ白な胸が露わになる。
こんなに明るい部屋で、胸を出す千佳子。
恥ずかしがる素振りも、隠そうとする素振りも見せない・・・。
こんなにも明るい中で千佳子の胸を見たことは、ほとんど記憶にない。
それは、本当に奇麗な胸だった。
子供を産んでいる40歳とは思えない程、張りがあり、乳輪も乳首もピンクに近い感じだった。
そして千佳子は、自分で胸を中田さんの顔に押し当てていく。
「なおちゃん、舐めて?2週間も空いちゃったから、もう我慢できないよぉ?」
可愛らしい口調で言う千佳子。
本当に彼女が若返ってしまったように感じる。
そんな、私には見せない姿を、元上司に見せている千佳子。
想像を超えるような事態に汗が噴き出していた。
(私が想像するよりも遥かに昔から二人はこんな関係だったのではないか?)
そんな疑念もどんどん大きくなる。
中田さんは、千佳子の胸を舐め始める。
そしてすぐに乳首も舐め始める。
「んっーンあっっーなおちゃん、気持ち良いよー」
千佳子は嬉しそうに喘ぎ始める。
「いつもよりカチカチだなw」
中田さんも楽しそうだ。
「だって、2週間も空いたの初めてでしょ?我慢できなくて、自分でしちゃったよー」
上気した顔で言う千佳子。
「彼とは?しなかったの?」
「ふふwしたよー4日前に、エッチしちゃったー」
千佳子は中田さんの耳たぶを甘噛みしながら言う。
確かに4日前、私と千佳子はセックスをした。
娘が起きないように、声を押し殺して慌ただしいセックスだった。
「・・・そうか・・・」
中田さんは、少し元気なく言う。
「ふふw硬くなってるー、嫉妬してるのー、可愛い~」
そう言って千佳子は一旦中田さんから下りて、中田さんのズボンを脱がせ始めた。
「気持ち良かったのか?」
中田さんは小さな声で拗ねたように言う。
「もちろんいっぱいイカせてもらっちゃったー」
千佳子は、そんな事を言う。
でも、それはウソだ。
ごく短時間のセックスだったし、おそらく千佳子はイッてもいないはずだ。
私は、今までの女性経験で相手をイカせた事はたぶんないと思う。
テクニックも持続力もないし、モノも粗末だからだ。
それは私にとってはコンプレックスだった。
でも、そんな私でも千佳子と結婚して、子も授かれた。
そんなコンプレックスは、持っていたことすら忘れていた。
「あぁ、千佳タン・・・」
切なそうな声で呻く中田さん。
何となく、わかってきた。
中田さんは千佳子が私とセックスするのを、とても悲しく思っていて、嫉妬していると。
そして千佳子はそれを利用している。
利用して、煽っている。
そんな風に見える。
「なおちゃん、カッチカチだよwそんなに私が他の男に抱かれるの、興奮するの?」
千佳子が、いじめるような口調で言う。
「・・・する・・・。興奮する・・・。千佳タンが他の男とセックスするのを想像すると、狂いそうになる・・・。でも、興奮する・・・」
呻くように言う中田さん。
「ふふw興奮しすぎだよー、もうお汁出てるw」
千佳子はそう言うと、中田さんのペニスを舐め始めた。
「あぁ、千佳タン・・・」
50過ぎの男が、“タン”とか言っているのは滑稽に感じるが、不倫しているカップルなんて、こんなモノなのかもしれない。
恥ずかしいようなことでも、二人だけの秘密・・・。
そんな風に盛り上がるのかもしれない。
「ホント、大っきいね。素敵ー」
そう言って中田さんのモノをフェラチオする千佳子。
たまに私にしてくれる下手なフェラチオとは大違いだ。
滑らかで巧みなフェラチオに見える。
そして中田さんのペニスは、私のモノよりも明らかに大きかった。
「か、彼より大きい?」
中田さんが震える声で質問する。
「さぁ?でも、もっとカチカチかなぁ?」
中田さんのモノを手コキしながら、千佳子が言う。
私は、愕然とした。
私のペニスは、おそらく日本人標準より小さいと思う。
そして、硬さも柔らかめだと思う。
完全に勃起しても、90度以上に上を向いたことはない・・・。