大学3年の時に研究室の事務員さんに手ほどきを受けて脱童貞した。
幾つ位年上だったのかは分からない。結局年は教えてくれなかったんだけど、たぶん20代後半くらいか30前半くらいだと思う。
結婚していても、容姿からは人妻って感じは全然しなくて、ただ同世代の学部生にはない落ち着きをもってる人だった。
よく研究室で飲んだりしていたのだけど、学生や教授たちと一緒に杯を重ねて、いい気分でほろ酔ってる姿もそれまでよく目にしていて。皆で酔っぱらって、ついつい肩を寄せ合ってたり抱きしめられたりしたこともありました。
俺は女性に興味がいっぱいの年頃、そんな行為にちょっと(かなり?)ドキドキしていました。
ある日のこと、その事務員さん、慶子さん(仮名)が帰りがけに「飲みに行かない?」と誘うので、自分のアパート近くのショットバーに行って、他愛もない話を肴に二人で時間を過ごした。
夜も遅くなり、店を出るとすっかり千鳥足。自然に腕を組むような感じで歩いてた。
「こんなに遅くなっていいんですか?」
「旦那さんいるんですよね・・・」
とりあえず駅まで送ろうとしたら、腕にぴったり寄り添ったままだった。
「もう帰る?」
「今日は遅くていいんだけどな・・・」
「部屋、近くなんでしょ。行ってもいい?」
「飲みなおそう?」
こんな感じのやり取りをして部屋に連れて帰った。もうドキドキですよ。自分の部屋に、それもこんな夜遅くに、女性がいるんだもの。
それも酔っていて、大きく開いた胸元やタイトスカートから覗く脚についつい視線が行っちゃったりして、どんな話をしたかは、全然覚えてません。
気がついたら、舌を絡めてた。キスは初めてって訳じゃなかったけれど、興奮した。
「いいんですか?」
「もちろん・・・じゃなかったら・・・」
「こんな独り暮らしの男の子の部屋に来ないよ」
俺は服の上から胸を触る。スカートの裾から、太ももをさすりながら手はお尻へ。キスをしながら、右手はブラウスのボタンを外し、さらにブラジャーの下で直接ふくらみをまさぐる。左手は女性の秘所へ。
「あっ」乳首に触れると、ピクッと身体をのけぞらせる慶子さん。荒い息遣いと、その声に童貞の僕はますます興奮。小ぶりな乳房がむき出しになると、たまらず揉みしだき、吸いつき、次第にあえぎ声も大きくなっていった。
その時の慶子さんはもうすっかり、裸に近い状態だった。
「私だけ裸なんてズルイよ」
「え、あ・・・」
「私が脱がせてあげる」
シャツが、ズボンが脱がされて、最後にはトランクスも。お互い全裸になって、絡み合うようにお互いの体をむさぼる。初めて感じる、自分の硬くなったもの全体に、女の人の温かかくて柔らかい肌が絡みついている感触。
それだけでもうイキそうな感じ。慶子さんの手が、僕の一物をまさぐる。「あんまり大きくないから・・・恥ずかしいな」そう言う僕に「そんなことないよ」と優しい言葉をかけてくれた。
「あ、もう、出る・・・」と慶子さんの胸の感触を味わいながら、あっという間に僕は果てた。思わず謝ってしまった。
「・・・ごめんなさい」
「何で謝るの?」
「いや、俺、初めてで・・・」
「うまくできなくって、すぐに出しちゃって・・・」
「いいのよ。ほら、また大きくなってきてる」
まだ20歳そこそこの頃は、回復も早い。あっという間に元通りになってきた。そして、「しゃぶってあげるね」そう言って慶子さんは、僕のものを口に含んでくれた。あたたかい。初めての感触。舌が、唇が、優しく強く、絡みつく。あっという間にビンビンになった。
「・・・いつもこんなこと・・・」
「・・・旦那さんとしてるんですか?」
「んー、たまに、ね」
そう言いながら、慶子さんは竿から袋に唇を這わせる。「これは、旦那にもしないんだけど・・・」慶子さんの舌が、肛門のほうへ。くすぐったいけど、気持ちいい。
そのうち、「・・・入れてほしい」と吐息混じりに、耳元で恵子さんが囁く。俺は「え、でもしたことなくて・・・」と情けない事を言ったら「大丈夫、教えてあげるから」そう言うと、慶子さんは布団の上に横たわった。
上から覆いかぶさり、胸がドキドキいってる。うわあと入らない。「うん、もうちょっと上・・・あん、そこ」とリードを受けて、思ったよりすんなりと、俺のものは慶子さんの中に吸い込まれていった。
初めて味わう女性の中・・・フェラチオなんか比べ物にならないくらいの、あたたかさ、気持ちよさ。夢中でサルみたいに腰を振ってみた。
「あ、はぁ・・・んっ」と、感じてるのかな。うまくできてるのかな。慶子さんの声はだんだん大きくなる。
「はぁ、はぁ・・・ぁん、ぅくっ・・・」
「あ、あ、いっちゃう」
一回出してもらってるから、さっきよりはもったけど、やっぱり気持ちよさに耐えかねて爆発。すんでのところで引き抜いて、お腹の上にたくさんぶちまけた。しばらく二人で、そのまま横たわっていた。
ティッシュでザーメンの処理をして、慶子さんの口で、放出した棒をきれいにしてもらって、それでまたちょっとおっきしたまま、二人で抱き合って横になった。
身体のあちこちをまさぐりながら、しばらくして慶子さんが言った。
「・・・よかったよ」
「でも初めてが私みたいなおばちゃんでよかったの?」
「え、何言ってんですか。俺の方こそ・・・ありがとうございます」
「・・・でも、良かったんですか」
「何が?」
「いや、旦那さん・・・」
「いいの。大丈夫だよ。それより・・・」
そこで慶子さんは、俺の耳元に小さな声で言った。
「・・・中に出してくれても良かったのに」
「え、いやでもそりゃ、まずくないですか」
「いいの、もう一回しよ。今度は・・・中に出して」
そういうが早いか、慶子さんはまた俺に絡み付いてきた。俺のものは、また回復して、硬くなってきている。「今度は私が上になってあげるね」そう言って慶子さんは上にまたがり、ゆっくりと腰を振り始めた・・・。
結局その晩は、もう一度、今度は中に出して終わった。夜半過ぎ、慶子さんはタクシーで帰っていった。それからはその後も、何回も関係を持った。
俺の部屋に来てもらったこともあったし、研究棟の人気のない実験室でしたこともあった。さすがに実験室では大きな声は出せず、かえって興奮した。
初めてホテルで一泊したときには、思う存分にお互いの裸をむさぼった。ベッドでお風呂で、何度も何度も求め合った。朝、帰るときにはさすがに罪悪感が襲ったけど。
俺はこうして、女性の身体を知り覚えていった。大学卒業の折、優しく微笑みながら見送ってくれたその人には、仕事が忙しくなって、いつしか疎遠になっていったけど、今でもたまに思い出す。