IT業界に就職してから数年が経ち、こき使われてすべての事がイヤになっていた。
古くからの友達が何度も遊びに誘ってくれたが、実際まったく暇がなく、
たまに訪れる休日は睡眠不足を補うために殆ど一日中気絶するように寝ていたと思う。
そうして俺に構ってくれる友達が、次第に離れて行った。
もはやギリギリの精神状態で自暴自棄になりかけていたそんな時期に、
ふと目にした出会い系の掲示板でメル友募集の記事を見かけたので何気なく応募してみた。
首尾よくメール交換が始まり、数ヵ月後には何となく会うことに…。
投げやりな気持ちの時に知り合ったメル友は「直ちゃん」という名前の女性で、
ケリー・チャンという女優に似たところのある可愛いタイプの女の子だった。
彼女は俺よりも3~4歳年下だったと思う。
事前に「ボブカットが好き」という話をしていたこともあって、
会う直前に長い髪をボブカットにしていたようだ。
そんなこともあって、初対面の時は「えっ、こんな可愛い子が来たの?」と驚いた。
しかしその性格がこれまた強烈で、ぶっちゃけこれまでに会ったことが無いタイプの子だったのだ。
一言で言い表すなら彼女は「超ワガママで性格のキツイ意地っ張り娘」。
そしてすべての事がどうでもよくなっていた俺はなんとなく彼女のペースに巻き込まれ、
主体性なく言いなりになったまま、数カ月が過ぎようとしていた。
仕事も一段落してだいぶ精神的に楽になってきた、とある日曜の午前中、
契約したばかりの俺のPHSに、突然彼女から電話がかかってきた。
事前に約束していた訳ではなかったのだが、水族館に行きたいから今からすぐに迎えに来いという。
彼女の家は県のほぼ最北端にあり、目的の水族館は県のほぼ最南端。
そして俺の家は県の中央辺りに位置するので、迎えに行くのも送り帰すのも大変なのだ。
迎えに行く途中にこれまでのワガママ&意地悪ぶりにかなり嫌気が差していたので、
なんとか一矢報いる方法はないかと必死に考えていたのだが、その時は何も思い浮かばなかった。
直ちゃんの自宅前で落ち合ってから方向転換し、空しく自宅前を通り過ぎて水族館を目指す。
自宅から直接向かえば既に目的地に着いているかもしれないと思いながら、
それ以上は余計なことを考えないようにする。
県の中央から南の地域は、田園風景が広がるのどかな田舎道で、コンビニもまばらになっていく。
直ちゃんはこれまで県南部には行ったことが一度もなかったらしい。
これからちょっとした峠道に入ることを説明し、途中コンビニなどが無い事も話した後で、
最後のコンビニに寄るか否かを尋ねたところ、
このままサッサと突き進めとぶっきらぼうな答えが返ってきた。
特に気にもせず最後のコンビニを通り過ぎ、そのまま峠道に踏み込んで行った。
この道は自分にとっては馴染みのドライブコースで、いわゆる旧道の類だ。
今ではもっと新しい道もあるのだが、若干遠回りになるし、
何より運転するのが楽しいこの旧道を進むのが俺は好きだった。
対向車とすれ違うのも大変な細い道がひたすら続く。
運転に夢中になっていて気がつかなかったのだが、道半ばでふと助手席を見ると、
いつの間にか直ちゃんがソワソワし始めた。
パラ:「直ちゃん、なんだか様子が少しおかしいけど大丈夫?」
直 :「え? そ、そう? 大丈夫だけど…。」
そうは言うものの何となく大丈夫ではなさそうだ。
パラ:「峠道が続いてるから乗り物酔いしたのかな?」
直 :「そんなことないよ。」
パラ:「もう少しスピードを落とそうか?」
直 :「大丈夫って言ってるでしょ!!!」
何かが気に障ったようで少し怒り気味の声を出す。いつものように多少の理不尽は感じたものの、
ここ最近は慣れっこになっていたため、黙って運転を続ける。
直 :「この道って、あとどのくらい続くの?」
パラ:「え~と、この地点からだと…。あと15kmくらいかな?」
直 :「えっ、そ、そんなにあるの?」
パラ:「距離的にはそんなもんなんだけど、この有様だからね。時間は随分かかるかな?」
直 :「この近くにコンビニはないの?」
パラ:「コンビニ? いやっ、さっき説明したとおり全然無いよ。何せこの山道だからね…。」
直 :「そ、そうなんだ…。」
そう言って視線を落とす。どうやら俺の話をあまり聞いていなかったのかもしれない。
自分の膝の辺りというか、太ももの辺りをしきりに気にしているようだ。
その内、両手を握り締めたり、膝の上に置いたり、足を小刻みに揺すったりしながら、
目に見えるほどハッキリと落ち着かない様子になってきた。
その様子を見ていた俺にはピキ~ンと閃くものがあった。
どうやら彼女はトイレに行きたいらしい。
直 :「あ、あのさぁ…。お店とかってまだ遠いの?」
パラ:「あと10kmくらいあるから、この調子だと少なくとも1時間はかかると思うよ?」
俺はそう答えながら内心ニヤニヤして様子をうかがっていた。
正直他の女の子だったら気を利かせて途中の横道からメインの通りへ抜けることもできたと思う。
しかしこれまで彼女には散々辛酸を嘗めさせられてきたのだ。
ちょっぴり心が痛みながらも、ここは敢えて予定通りの道を突き進むことにする。
俺は素知らぬ顔でとぼけて見せた。
パラ:「ここから先はさらに勾配が厳しくなってきて、カーブもキツクなるんだよ。」
直 :「えっ、そ、そうなの?」
普段なら大したことのない事だが、直ちゃんは驚愕の真実を聞かされたというような
オーバーなリアクションを返して来る。
どうやら彼女にとっては間違いなく良からぬ情報だったようだ。
パラ:「うぉっ、このカーブはキツイな!」
そう言いながら必要以上にスピードを出してグイッとハンドルを切る。
ドアに体を押し付けられるのを感じながら、景気良くコーナーを曲がって行く。
時々地面のひび割れを見つけては大げさにブレーキを掛ける。
直 :「ちょ、ちょっと、そんなに激しい運転をしないでくれる?」
パラ:「あぁ、ゴメン、ゴメン。何しろ道が悪くてね。うぉっと!」
また大げさに急ブレーキを掛けながらカーブを曲がる。
車体が前後左右に大きく揺すられる。
直 :「あっ、うわっ、あっ、あっ…。」
今ではハッキリと両手を股間の辺りに押し付けている。
足を内股にギュッと閉じて車体が揺られるたびに艶めかしい声をあげている。
パラ:「直ちゃん、なんだか顔が青ざめてるみたいだけど…。」
直 :「何でもないよ! さっきからうるさいな!」
パラ:「あぁ、ゴメン、悪かったね…。」
何やら切実そうな雰囲気ながらも、いつもの調子で憎まれ口を叩いてくる。
素直に「お手洗いに行きたい」と言えば俺もスピードを落とすのだが、
直ちゃんは意地でも言いたくないようだ。俺に弱みを見せたくないのだろう。
さすがにちょっぴり可哀想になってきて助け舟を差しだしてみる。
パラ:「直ちゃん、ひょっとしてトイレに行きたいの?」
そういうと、俺の顔をキッと睨みつける。
『おぉ、怖い、怖い…。ここはもう少し黙って様子を見るか…。』
そのまま無言で運転を続ける。
愛車の中でお漏らしされても困るので、若干運転をソフトにしながら
隣の直ちゃんの様子をコッソリ覗き見た。おしっこを我慢する女の子…。
しかも意地っ張りでこちらの親切を撥ね退け続けている。
なんだか想像すると途端に楽しくなってきた。
パラ:「あぁ~、あの茂みなんかはトイレとしては結構いい場所だなぁ~。」
俺は独り言を呟きながら、直ちゃんの様子をチラ見したが、
俺には恥ずかしいところを見せられないというつまらないプライドのためか、
何も答えない…。そのまま茂みをスルーしてしまう。
パラ:「あ~あ、この先あんなに都合のよい茂みがあったかなぁ~。」
そういうと、慌てて俺の顔を食い入るように見つめて来る。
今にも「そんなぁ~」と言いだしそうな雰囲気だ。
ギリギリまで我慢しているため少し顔が火照っている。
パラ:「茂みが無ければちょっと困ったことになるね。
この辺だと隠れる場所が無いからお尻が丸見えになっちゃうかも?」
直 :「………。」
また大きくカーブを切る。その先にちょっとした広場のような場所があり、
雑草で隠れられそうな場所も目に飛び込んでくる。
直 :「あっ! ちょっと! そこに止めてくれない?」
この期に及んでとても偉そうな言い方だ。
物凄く高飛車な態度だし、下々の者に命令しているような口調のため、
ちょっぴり意地悪することにした。
パラ:「えっ、どこ? どこに止めるの?」
すっとボケながらサラッと広場をスルーしてしまう。
直 :「うぅ…。」
ションボリしながらまた股間を抑え込む。
パラ:「あれ? 直ちゃん。そんなところを抑えてどうしたの?」
直 :「うぅ、い、意地悪…。もうわかってるんでしょ?」
パラ:「う~ん、よくわからないな。ハッキリ言ってもらわないと…。」
直 :「うぅ、も、もうダメぇ…。」
今にも消え入りそうな声を出している。目をギュッと瞑って股間を抑えている。
足がガタガタと小刻みに痙攣し始めた。これはいよいよ我慢の限界かな?
その様子を見かねて最後の助け船を出す。
パラ:「あっ、そうだ、この先にまた広場があったような気がするな…。」
直 :「うぅ…。」
パラ:「そこまで行ったら止めてあげようか? どうする?」
直 :「言わなくてもわかってるでしょ? さっさと止めなさいよ…。」
パラ:「何だって? よく聞こえないな…。」
直 :「………。と、止めてください。」
パラ:「止めてもいいけど、どうして止めたいんだったっけ?」
俺の事を再び凄い形相で睨みつける。
パラ:「う~ん、このまま通り過ぎちゃおうかな? この先はあんな広場は無かった気がするな…。」
そこまで言ってちょっぴり直ちゃんの様子を見ると、物凄く葛藤しているようだった。
パラ:「あぁ~、見えてきた。ここを逃したらもうチャンスが当分無いかもな?」
直 :「止めてください。お、お手洗いに行きたいの…。」
『ついにあの直ちゃんが折れた!』。
俺はその満足感に浸りながら車をそっと広場に入れ、すぐ用を足せるように茂みの傍で車を停車した。
この場所なら、万が一、他の車が通っても俺の車の陰で見られることはないはずだ。
直ちゃんはギリギリ限界のところだったらしく、ドアを降りた瞬間からスカートに手を突っ込み、
茂みに入りきる前に下着を脱ぎ始めた。当然助手席のドアはフルオープン状態なので、
運転席の俺の位置からは直ちゃんが自分で捲し上げたスカートの中が丸見えだ。
形の良い白いお尻にゾクゾクしながら見入ってしまった。
茂みに少し入ったところで勢いよくしゃがみ込み、溜まりに溜まったものを一気に放出する。
俺の位置からでも「シャ~ッ」という音がハッキリ聞こえて来るほどの勢いだった。
俺はそれを目に焼きつけながら悦に入っていた。
すべてを出し終えてブルブルっと体が痙攣した後、ほっとしてその場にガックリ崩れ落ちる。
その様子は耐えがたい屈辱に屈したかのようにも見えた。
俺は弱みに付け込んで少し悪い事をしたかなぁと罪悪感に駆られたが、今となってはもう仕方がない。
直ちゃんの両膝が地面に着き、両手はその膝の上にそっと乗っていた。
下着は膝よりも少し上の辺りまで下げたままである。
直 :「パラくん…。お願いがあるんだけど…。」
パラ:「な、何?」
直 :「ティッシュペーパーを取ってもらえる?」
しっかりとした声が響く。その声からは直ちゃんの気持ちを推し量ることは出来なかった。
パラ:「う、うん…。」
そう答えてボックスティッシュを後部座席から掴むと運転席から降りて、恐る恐る直ちゃんに近付いた。
直ちゃんはそのままの格好で動かない。見てみると直ちゃんの足元から先には、
今絞り出したおしっこの滴が雑草の至る所から反射して綺麗な光を放っている。
それを見ながらボックスティッシュをそっと手渡した。
直 :「ありがとう…。」
意外な事に棘が抜けたようなとても穏やかな声だった。
シュッ、シュッと音を立てながら何枚かティッシュを抜き取ると、股間を丹念に拭き取っている。
俺が横で見ているのも気にせずに、そのまま黙々と作業を続けている感じだ。
横顔からはやはり感情が読みとれない。
一通り拭き終わってからノロノロと立ち上がると、
下着をゆっくり持ち上げてお尻の辺りに指を合わせて履き心地を調節する。
そのまま俺とは視線を合わせずに助手席へ乗り込んだ。
俺も黙って運転席に戻り、静かに車を発車させる。
直 :「これまでちょっと意地悪しすぎてたかもね…。ごめんね…。」
驚くべきことに、そんなしおらしいことを淡々と語り始めた。
これまでの流れから、カンカンに怒って物凄い剣幕で喰って掛ってくるのを予想していたので、
この態度には正直、心底驚かされた。
パラ:「お、おぅ…。まぁ気にするなよ…。」
直 :「私がちょっと意地を張りすぎてたのかも…。」
パラ:「………。」
直 :「今日だってパラ君は初めから親切に説明してくれてたのに、なんだかイライラして
嫌な態度を取っちゃった。だからこんなに恥ずかしい目にあうことになったのかもね…。」
パラ:「………。」
直 :「こんな恥ずかしいところを見られちゃって、私これからどうしたらいいのか…。」
そう言いながら途中から直ちゃんは泣き始めた。
俺は仕返しとばかりにちょっぴり意地悪したことに罪悪感を感じたので、
過去の事はすべて水に流し、彼女を最大限励ますことにした。
その後の彼女は人が変わったように、素直な良い子になったのは言うまでもない…。
これまで散々理不尽に悩まされてきた俺だったが、どうしても聞いてみたい事があった。
今の直ちゃんならきちんと答えてもらえるかもしれないと思い、早速切り出してみた。
パラ:「よくわからないことがあるんだけど、教えてもらえるかな?」
直 :「うん…。」
パラ:「初めて会った日の帰りは、次に会ってくれるとは思ってなかったんだよ。
あの頃は仕事でボロボロになってて、抜け殻のような状態だったから、
退屈させてしまったというのもわかってたし…。
でも直ちゃんはその後、何度も俺の事を誘ってくれたでしょ? それが不思議でね…。」
直 :「あの(出会い系)サイトで募集する直前に、付き合ってた人と別れたんだ…。
その相手とは結婚も前提の付き合いだったんだけど、他に好きな人が出来たって言ってた。
それでアッサリと捨てられちゃったんだよ。だからとてもショックだったんだ。
パラ君と出会ったのはそんな時だった。パラ君の他にも色々な人に会ってみたんだけど、
みんな下心ばかりで、すぐにエッチな方向に持っていこうとする人ばかり…。
正直うんざりしていたの…。だけどパラ君は全然違ってた。」
パラ:「………。」
直 :「だからもっとパラ君の事を知りたいと思ったの。
だけど、ふとしたことで、どうしても前の人とパラ君を比べてしまったり、
パラ君も私の事をアッサリ捨てるんじゃないかと思ってしまって…。ごめんね…。」
パラ:「………。」
直 :「意地悪なことやワガママな事を沢山言ってしまったんだけど、
それでもパラ君は私に付き合ってくれたでしょ? それがとても嬉しかったんだ。」
パラ:「そうだったのか…。」
峠道を黙々と進んで行く。徐々に道幅が広くなり、ようやく幹線通りに辿り着いた。
進路を目的地の水族館へ取る。しばらく進むと突然直ちゃんが声を掛けてきた。
直 :「あっ、そこを左に入ってくれる?」
パラ:「えっ、そこ? そこって…。」
今走っているのは直線道路で、左にはラブ・ホテルの入口以外には何もない。
ここを曲がれということは、ラブホに入れということだろうか?
直 :「うん、ここに入ってくれる?」
パラ:「わかった…。」
そう言って静かにスピードを落とすと、左折して入口に車を進入させた。
敷地内には小柄な建物がいくつも点在していて、それぞれにガレージがある。
使用中の建物は車がガレージに入れられていているので、
空室状況がすぐに把握できる仕組みだ。
俺は端っこのほうの建物を選び、ガレージに車を停車させた。
もう一度直ちゃんの顔を見て『いいの?』と目で聞いてみると無言で頷いている。
車を降りて建物に入る。俺の心臓はドキドキと高鳴り始めた。
学生時代を含めて、これまでに何度もエッチな状況は経験していたのだが、
最後の一線を越えたことは一度もなかった。つまりSEXをしたことが無かったのだ。
だからラブホにも入ったことがなく、勝手がよくわかっていなかった。
フロントに電話をかけて入口付近の郵便受けのような小窓から支払いを済ませると、
ベッドのところには直ちゃんがちょこんと座っていた。
俺はぎこちない動きでベッドまで歩いて行くと、直ちゃんの横に腰を下ろした。
パラ:「あ、あの…。」
俺は落ち着きなく手を握ったり開いたりしながら、どう切り出せばよいのか悩んでいた。
パラ:「じ、実は俺…。まだエッチをしたことがないんだ…。」
直 :「えっ、それって本当?」
パラ:「うん…。だから上手く出来ないかも…。」
直 :「ふふふ…。そうだったんだ。私が最初の女になるんだ…。」
パラ:「うおっ、な、なんか余裕の笑顔だな…。」
直 :「えへへ、だって私、童貞君は初めてだよ~。」
パラ:「童貞君とか言うな! 一応SEX以外の事はしたことがあるぞ?」
直 :「ふ~ん…。」
そこで、これまでに体験したエッチぃ話をポツポツ話し始めた。
全部ぶちまけてしまうと一気に気が楽になった。
直 :「えっ、そこまでやっておいてSEXはしなかったの? ある意味すごい…。」
パラ:「ま、まあな…。(←精一杯偉そうに…。)」
直 :「しょうがないなぁ~。それじゃあこれまで意地悪してきた分、
ごめんなさいの意味も含めて、わからない事は手ほどきをしてあげるよ~。」
パラ:「そんな爽やかな笑顔で…。それじゃあ、とりあえず好き放題触らせて?」
直 :「な、なんかいきなりエロいな…。」
パラ:「はい! それじゃあ、じっとしててね…。」
そう言うとギュッと抱きしめて、頭から背中、腰までをスベスベ撫で始めた。
満足するまでスベスベすると、一旦体を放してから向かい合ったまま、手、腕、肩の辺りまで
指を滑らせて、やわらかい肌と服の感触を楽しむ。
直 :「あっ、私、手とか腕とか触られると弱いんだ…。」
パラ:「ふ~ん、そうなの? 俺は手とか腕とか触るの大好き。」
一通り体中の感触を楽しんだ後、直ちゃんの服に手を掛けた。
ボタンをはずすのはお手の物だ。スムーズに淀みなく服を脱がせていく。
以前はあれだけ手間取ったブラジャーのフックもするっと手早く外す事が出来た。
そこで一旦手を止めてみる。中途半端に脱げかかったブラがセクシーだ。
この状態で少し焦らしてみることにした…。
パラ:「わぁ~、凄く綺麗な肌だね。それにスタイルも凄く良いな…。」
直 :「な、なんだか恥ずかしくなってきた…。パラ君、本当に経験がないの?」
パラ:「うん、ここら辺までは経験あるけど、この先は未体験だよ。」
幼馴染との射精&射精後フェラの経験を思い出したが、これはそっと胸にしまっておく。
俺も服をササッと脱いでトランクス一丁になってから再び直ちゃんを抱き締めた。
パラ:「さっき服のまま抱きしめた時とは随分違うね…。」
直 :「う、うん…。」
パラ:「ブラを取っちゃうね。」
そう言って体を密着させたままブラをそっと外した。裸のまま抱きしめあう。
暖かくて柔らかい。まったく想像もしていなかったが、突然このような関係になったことに
戸惑いを感じながらも、抱きしめる腕にギュッと力を込めた。
直 :「はぁ、はぁ…。なんだか興奮してきちゃった…。」
パラ:「まだ抱っこしてるだけだよ?」
直 :「うん…。でも、こんな抱っこしたことないもん…。」
パラ:「そうなの? ふふふ…。それじゃあ一旦立ってみて?」
直 :「うん…。」
俺はベッドに座ったまま、直ちゃんだけを立たせてみた。
形の良いおっぱいが直ちゃんの動きに合わせてプルンプルン揺れている。
薄いピンク色の乳首や乳輪がエッチなツヤを反射していて、それが俺を興奮させた。
パラ:「わぁ~、凄く綺麗だね…。ちょっとその場でクルっと回ってみて…。」
そう言ってくるっと回らせる。胸とお尻は程良く出っ張っているのに、
他の部分には無駄がなく、メリハリのある綺麗な体つきだ。
先ほど山の中で見たお尻を思い出して、見ているだけでイキそうになる。
パラ:「それじゃあ、パンツも脱がしちゃおうかな…。」
そう言ってパンツに手をかけ、ゆっくりと脱がし始めた。
先ほどまでの直ちゃんは余裕の表情だったのに、恥ずかしさのためか少し硬くなっている。
膝の辺りまで下ろすと一旦手を止め、そのまま腰の辺りに抱きついた。
良い香りの中にちょっぴりエッチな匂いがする。
直ちゃんは俺の頭に手を乗せてどうすれば良いのか悩んでいる様子だ。
直 :「シャ、シャワーをしようか…。綺麗に洗ってあげる…。」
パラ:「うん…。」
そう頷いてからシャワールームへ移動した。
お互いの体を軽く洗いあってから、再び抱き締め合い、激しくキスを交わす。
舌を直ちゃんの体に這わせながら、徐々に首、胸、お腹、そして大切な部分へと降りて行った。
両手で腰の辺りを掴み、体が激しく反応する部分を探りながら、尖らせた舌で集中攻撃を仕掛ける。
既に自力では立っていられなくなった直ちゃんは、
バスタブの縁の部分にヨロヨロと座り込んでしまった。
直 :「あぁ、だ、だめ…。こんなに気持ちいいなんて…。」
その言葉が聞こえなかったかのように激しく攻め続けると、
直ちゃんは俺の頭を両手でグイッと押さえて、股間に押し付けて来る。
俺の方も両手を手探りで胸の辺りまで持っていき、乳首を軽く刺激した。
直 :「うぅ、だ、だめ、もういっちゃいそう…。」
その言葉を聞きながら、舌の動きを一層激しく加速する。
直ちゃんが息を飲み込んだ後、吐き出すのも忘れたような状態で体を仰け反らせる。
俺は直ちゃんが後ろへ倒れ込まないように胸から手を放すと、再び腰の辺りを支えながら、
舌をグリグリ押し付けて、ここぞとばかりに一気に攻め立てた。
直ちゃんの足がピンと伸びたのを確認しながらも、力を緩めずそのままグイグイ攻め続ける。
太ももの辺りがブルブル小刻みに震え始めてから、一際大きくビクン・ビクンと体が痙攣し始めた。
激しい快感が直ちゃんに何度も何度も襲いかかっているようだ。
「うくっ、うくっ」と息を詰めたような小さな声が、直ちゃんの口から自然に漏れる。
しばらくすると、止めていた息を思い出したように吐きながら、体の力がグッタリと抜けてきた。
そのままバスタブの縁からズルズルと滑り降りるように、風呂場の床にへたり込んだ。
直 :「はぁ、はぁ、はぁ…。こんなに…。こんなに一気にいかされちゃうなんて…。」
パラ:「うぅ~、ちょっと頑張り過ぎて舌が攣りそうになった…。」
直 :「あはは…。あはは…。うぅ~、足に力が入らない…。」
パラ:「直ちゃんは悪い子だなぁ。自分だけ先にいっちゃって…。」
ちょっと意地悪くそう言ってから、よいしょと肩を抱いてベッドまで連れて行く。
直 :「だって、こんなに一気にいかされちゃうとは思わなかったんだもん…。」
直ちゃんの体をベッドに横たえてからが大変だった。
枕元の棚の部分には二つほど、コンドームが用意されていたのだが、
これまで一度も自分では装着したことがなかったのだ。
一袋手に取って装着する向きを確認してから、破って中身を取りだしてみる。
それをクルクル巻きつけてみようと思ったのだが、どうにもうまく行かないのだ。
焦りながらモタモタしていると、直ちゃんがニッコリ微笑んで、
寄越すように合図をするので、それを手渡した。
直 :「あれ? あれ? なんだか着かないね…。」
パラ:「サイズが合ってないのかな?」
直 :「そんなことは無いと思うんだけど…。あんまり良いコンドームじゃないのかな?」
パラ:「コンドームに良い、悪いがあるの?」
亀頭の辺りから先に上手く進めることが出来ず、無理に押し込もうとすると
かなり変な形になってしまい、痛くて付けられない。
直 :「う~ん…。あの…。生でやってみる?」
パラ:「えっ、な、なんだって? ナマ?」
直 :「うん、多分タイミング的には生でも大丈夫だと思う。パラ君が気にしないなら…。」
びっくりしながら、なんと答えて良いのか悩んでしまった。
正直ちょっぴり『HIVとか大丈夫なんだろうか』というのも頭をよぎる。
それを見透かされたのか「病気の類なら大丈夫だよ」と答える直ちゃん。
とりあえず直ちゃんにあまり恥ずかしい思いをさせるのも申し訳ないので、
「気にしないよ」と答えて先に進むことにした。
しかし、ここでまた問題が発生する。
俺のソソリ立った欲棒をどのように入れれば良いのかがよくわからないのだ。
直ちゃんがそれを察したのか、俺の欲棒を握って上手く誘導してくれる。
少しずつ腰を近づけていき、直ちゃんの表情を確認しながら恐る恐る体重を掛ける。
先っぽの部分に若干引っかかりを感じたので、
一旦腰を引いてから再びズブズブと潜りこませた。
完全に入りきってから、俺は物凄く感動した。
これまで自分の体は「本来あるべき姿の半分でしかなかったのか」と感じざるを得なかった。
それほど、一体になったこの瞬間の素晴らしさは半端ではなかったのだ。
初体験がいきなり生だというのも、良い経験だったのではないかと思った。
これ以上の経験はこれまでにしたことが無いと感じられた。
しかし、やっぱりここでも問題が発生した。
それまでに見てきたAVでは、いとも容易く腰をグイグイ動かしているのに、
実際に自分でやってみようと思うと、全然思い通りに行かないのだ。
まず動かすリズムがよくわからない。
それにどこに力を入れれば良いのかも全然わからず、なんとか動く事が出来ても、
すぐに外れそうになってしまって、おっかなびっくりヘッピリ腰で動いているような状態だった。
直 :「私が上になってあげるね。」
直ちゃんが優しくフォローしてくれる。
俺はちょっぴり恥ずかしく感じながらも、黙って従うことにした。
仰向けになりながら、直ちゃんがうまく入れ直す。そのまま騎上位で動き始めた。
それまで俺は殆ど一人エッチで性欲を処理してきたので、この感覚はとても新鮮だった。
しかし、なかなか気持ちの良いポイントに辿り着かない。
そうこうしているうちに直ちゃんが再び気持ちよくなり始めて、そのままいってしまった。
直 :「あはは、私、何やってるんだろう? ごめんね…。」
パラ:「大丈夫。多分ずっと一人エッチで処理してきたからイキにくくなってるのかも?」
直 :「そ、そうか…。」
パラ:「ちょっとバックでやってみても良いかな?」
直 :「うん…。ちょっと待ってね。」
そう言って体勢を入れ替える。
直ちゃんが四つん這いになったので、俺は自分の欲棒を直ちゃんに入れやすく感じた。
自分で場所を探しながら再びゆっくりと入れてみる。
直 :「あっ、す、凄く奥まで入って来る…。」
パラ:「痛くない? 大丈夫?」
直 :「うん、痛くないよ。でも凄く気持ちいい…。」
パラ:「動かすよ?」
そう言って直ちゃんの腰を両手でガッチリ押えながら腰を動かし始めた。
これはとても動きやすい! そのまま出したり入れたり、中に入れたままグイグイ押し付けたり、
色々とバリエーションに富んだ動きが出来るではないか!
しばらく好きなように動かしていると、徐々に気持ちが高まってきた。
直ちゃんも体を支える腕の力が弱くなり、上半身がベッドにグッタリし始めた。
激しい声が俺の腰のリズムに合わせて聞こえてくる。
自分でSEXの流れをコントロールしている気がしてとても嬉しくなってきた。
直ちゃんが「うぅ、いきそう…。またいっちゃうぅ~。」と声を上げたのがきっかけとなって、
俺も一気に気持ちが高まり、そのままの勢いで中に全てをぶちまけてしまっていた。
気がつけば汗が体中から噴き出していて、
膝が接していた辺りのシーツも汗でビショビショになっていた。
そのまま二人でしばらくグッタリと倒れこんでから、
何とも言えない満足感に酔いしれた。
その日は結局水族館へは行くことが出来なくなり、
帰りは真っ直ぐなメインの通りを抜けて帰ることにした。
「あれ? 山道ではなくて、こんな道もあったの?」と少し非難されたのだが、
何とか誤魔化して家路についた。