その頃、姉は小学校の新米教員、大学浪人中の俺は姉のアパートに居候していた。
イケてる、と言うほどの2人ではないが、姉と一緒に歩いているところを友達に噂されても悪い気はしなかった。姉も姉の女友達が遊びに来るとわざわざ俺を呼び出して披露するような所があった。
家に置き忘れた教材を届けに授業中の姉を訪ねたことがある。
遠くから気付いた姉はブラウスの胸を揺らし無邪気に笑いながら駆け寄ってきた。
風を受け脚にまとわりつくスカートは無防備にデルタ部分の膨らみをエロっぽく露わにし、俺は姉に欲情した。
長く付き合っていた彼氏と最近別れたらしいことは薄々気付いていたが、深夜の浴室の水の音に紛れて姉の啜り泣きが聞こえてくる。
すりガラス越しの弟の盗視にも気付かないほど姉は悲しく取り乱していた。
俺も高校時代の一個下の子と別れたばかりで悶々としていて、残念ながら、凹んでる姉をズリネタにしちゃいけない、と思うほどのナイーブさはなかった。
姉のランドリーバッグを漁り、ゴミ捨て場のカラスのように目ぼしいパンテイを素早く手に入れ部屋に戻った。
獲物の全体を眺め回し、汗溜まりのしやすい部分を入念に嗅ぎ、それからおもむろにクロッチを吟味する。
パンティーの姉の汚れに重なって、生乾きの男の戻り汁に出会うこともあったが、この数週間それはない。
薄黄色でジェリーっぽい汚れに短くか細い陰毛が貼り付き、太く縮れた陰毛は淫らに頭をもたげている。
パンティーを被り尿臭を含んだ甘酸っぱい匂いを鼻腔いっぱいに吸い込み、ペニスをしごき始める。
ワレメから灰色がかった厚みのある陰唇がはみ出し、その奥の小さく開いたピンク色の膣口は処女の名残の不規則な突起に囲まれている。
紅く膨らんだクリトリスを探り当て、舌の先で圧迫をくり返し、舐め上げると姉の身体は大きく喘ぎ長い吐息が漏れる。
がまん汁でヌルついた亀頭を膣口に当てがい一気に姉を犯す。
姉の中は熱く、潤い始めたばかりの膣はペニスを硬く握り締め不規則に収縮を繰り返す。
俺はゆっくりと腰を振る。
ああーきもちいい、おねがい、うごいて、もっとうごいてクチュクチュ音を立て始めた膣口から溢れ出た粘液を指ですくい一口なめ、姉の口元に運ぶ。
いやよ、はずかしいわ、と姉は顔をそむける。
陰毛は黒く濡れそぼり、厚ぼったく膨らみ縮れた陰唇がペニスに絡み付き、膣口は大きく広がり出入りするペニスを咥えている。
いいの、すごくいいの、さして、さして。
あーだめもういっちゃいそう、だめええ、いっちゃう、いっちゃうの、いくの、いくううう・・・テッシュペーパーの中からペニスが跳ね上がり、いく筋もの精液が弧を描いて床に落ちた。
そのときだったなにしてるの、それ、わたしの下着じゃない。
かえしてよ、おねがいだからかえして…バスタオルに包まって現実の姉がそこに立っていた。
……被っていたパンテイーを慌てて外し、渋々姉に手渡した。
はずかしいわ、よごれているじゃない、いやなにおい。
いつもこんなことをしていたの、へんだとおもった叱られるべきシチュエーションにいる俺と、詰問する姉が半裸に近い状態でいるのが滑稽で思わずニヤついた。
なにがおかしいの、まったくもう、えっちなんだから、と言う姉の口元は非難するのを諦めたように緩んだ。
いつもこんなことをしているの。
なぜなの、いまわたしのしたぎになにをしてたのかおしえて、おしえなさいよバスタオル姿で近づき、ベッドの端に腰掛けた姉の身体からアルコール臭が漂った。
そーいうことをするとどーなるの。
どーなるかもういちどみせて、みせてよ、ゆるしてあげるから怒りが収まった、と言うより酔いのせいか甘えるような口調に変わった姉を見透かし、少し図に乗って胸の谷間をふざけるように覗き込んだ。
だめよ、まだゆるしていないんだから、どんなんだかみせて。
あーそうなの、ちいさすぎてみせられないんでしょうそれまで萎縮していたペニスは硬さを取り戻し、片手で隠し切れないほどの大きさに屹立した。
すご、いまだしたばかりなのに、こんなにおおきくしてどーするの。
いたくないの、わたし、こんなときどうしてあげればいいのそう言いながら、ためらいなく伸ばされた姉の冷たい指は陰嚢をゆっくりと揉み、ペニスをしごきあげ、しごきあげては亀頭を露わにするのを繰り返した。
唇が俺の口を塞ぎ、ゆっくり覆いかぶさるように俺をベッドに押し倒しそれまで二人を隔てていたバスタオルを引き抜いた。
片膝立ちで跨った姉は濡れた茂みの中にペニスを導き、ゆっくりと腰を沈めた。
一瞬、膣をつらぬくペニスの感触に眉間には皺が走り、歯の隙間から短く音を立て吸い込まれた息が長い吐息として吐き出された。
ああ、きもちいい、おおきくてきもちがいい暗く淫靡に潤った眼差しから普段の姉のあどけなさは消え、その変わり様に知る術のない姉の世界を覗いた気がした。
姉の唐突な行為と日頃の妄想が現実となったことに俺はあ然とした。
姉は髪を振り乱し、腰の動きに合わせてオッパイが重そうに揺れている。
色白な肌に際立って見える茶色く大きな乳暈はちりめん状に勃起し、揉みしだく指の間から乳頭が硬く凝って見えた。
姉は腰を前後に激しく揺すり陰部を擦りつけ、俺はその動きに合わせて従順にペニスを突き立てた。
ああいいの、すごくいいの。
でも、きょうだいでこんなことしちゃいけないのよね、ぜったいにいけないことよね。
ああ、たまらなくいいわわたしなんかおかしいのよ、わたしなんかどーなってもいいのよね。
あんなひと、ぜったいにゆるせないわ酔って支離滅裂になりながらも姉はその男の身体を忘れられないでいる。
俺は嫉妬し、膣の中をかき回すように腰を振り激しく突いた。
ああ、おまんこきもちい。
あたるの、おちんちんがおくにあたるの、あたるの。
もうだめいきそうなの、おまんこきもちいい。
いってもいいの。
いくの、いく、いく、いくのおお…一瞬、姉は後ろに跳ね飛ばされるようにのけ反り、次の瞬間、四つ這いになりガクガク震え始めた。
腰から始まった痙攣は脇腹に伝いやがて全身に広がり姉は耐えられずくず折れた。
おれは繋がったまま体位を入れ替え、姉の回復を待ちゆっくりとペニスをを送り込んだ。
最初は浅く小刻みに、合間をぬって深く差し込む動作を繰り返した。
だめよ、そんなことしたらまたきちゃうから。
ああいい、おまんこいいのああ。
いいいいそこそこ、いいの、そこいいの、おちんぽあたる、おちんぽあたるの。
いって、いっしょにいって、なかにだしていいのよ。
わたしもいくの、いくうう・・・
姉は腰に絡みつけた脚を締め快楽を貪るように必死に尻をくねらしペニスを弄んだ。
俺は射精が始まったのを知った。
ペニスが力強く脈打ち大量の精液が隙間なく膣を充していくのが分かった。
その日以来、気不味い日が続き会話は全く途絶えてしまい、向きあって食事が出来るのが不思議に思えた。
姉の警戒心から下着遊びはなくなり、そのことが一層姉への思いを募らせた。
