高校、大学からの親友が離婚を考え始めていると言った内容の相談を受けていて、何度か仕事帰りに飲みに行っていました。
彼から相談を受ける半年くらい前に、ボク自身も離婚を経験しており、ある意味ボクの経験を踏まえて色々と話をしました。ボクが離婚した相手も、彼が離婚しようとしている相手も、実は学生時代から交流があり、4人で旅行したり遊んだりなど交流していました。
ある夏の日に、ボクの携帯電話に見覚えのない番号からの着信があり、出てみると通話口の向こうからは、親友の奥さんの声が聞こえてきました。
ボクが離婚してからは彼女と直接会うこともなかったのですが、経緯を色々と聞かされていたので、純粋に愚痴を聞いてあげるつもりで飲みに行く約束をしました。
彼女の住んでいる(親友はその時既に別居していました)街に車で向かい、彼女の家の前に車を停めて近くのおしゃれなダイニングに入りました。
彼女は昔から割りとお酒には強かったのですが、その時はストレスやら心労やらが溜まっていたのでしょうか、サワーと梅酒を2・3杯も飲むとすぐに酔ってしまい、ほとんど抱えるようにして彼女を家に連れて帰りました。
リビングのソファーに座らせると、彼女は無言のまま自分の着ていたものを全て脱ぎ散らかし、文字通り一糸纏わぬ姿になるとボクに有無を言わせることなく抱き付いてきました。
比較的冷静だったボクのアタマの中に親友の顔が浮かんだのですが、さすがに全裸の女性を放っておけるほど人間は出来ていないので、しっかり自分もその場で着衣を脱ぎ捨ててしまいました。
明るい蛍光灯がリビングを煌々と照らす中、夢中でお互いの性器を唇や舌で愛撫し合い、気付いたときにはボクの上に跨った彼女は、上体を大きくのけ反らしながら激しく腰を振っていました。
長い付き合いのせいもあり、実は彼女が妊娠することが出来ない身体だということをボクは知っていました。従ってわざわざ膣外で射精する必要がないことを分かっていたので、卑怯だなと感じつつも遠慮なく彼女の膣内に射精しました。
射精してしまうと一層冷静になっていて、頭の中では事態をどう収拾して良いものかと思案していたのですが、彼女の方はフラフラと立ち上がり、真っ暗な寝室にボクの手を引いて入って行きました。
言うまでもないのですが、僕らはそれからも何度も何度も朝方まで交わり、外でカラスが鳴き始めた頃にようやく深い眠りにつきました。
目覚めたとき、彼女は既にボクの隣には寝ていませんでした。バツが悪そうに寝室を出ると、キッチンでブランチの準備をしてくれていた彼女がシャワールームに案内してくれました。
シャワーを浴び終えたボクに、彼女は「昨日はスゴク酔ってしまって...」と、自分に言い聞かせるように呟いて微笑んでくれたので、「ボクも酔っていたんだ」と言い訳がましく言ってしまいました。
あの日以降、ボクと彼女が会うことはありませんでした。親友が僕らのことを知ったかどうかは確かめていないのですが、行き違いなどもあって今では親友とも連絡を取っていません。。。
再婚した今でも時々、あの日あの夜の出来事をごくたまに思い出します。
トイレでこっそりとマスターベーションをしてしまうほど、僕の中には強烈なインパクトを残した思い出となっています。