10年ちょっとぐらい前、友達と呑んでた時、
隣の席に可愛い子が2人いました。
当然のように話し掛けてそのまま合流して、
俺は優里と名乗った子と意気投合。
友達はもう一人の子を攻めてたんだけど、
彼氏がいるからと頑なに拒んでた。
わりぃ〜ねぇ〜と俺は優里とメアドを交換。
後日2人で遊ぶ約束をしつつ、
その夜は全員大人しく帰った。
毎晩メールしてて思ったのは、
『この子すげぇ〜イイ子じゃん』って事。
メールのデコメも文章も可愛いし、
俺の事をすっごい理解してくれてる感じがしてた。
酔ってたとはいえ可愛かったのは記憶になるから、
次第に惚れ気味になっていったわけです。
週末はバイトがあるからと言われてたから、平日に呑みに行く約束をした。
なんでも親戚の小料理屋を手伝ってるとか言ってた。
『じゃそこに行こうか!』
と誘ったが、恥ずかしいからダメと。
仕事が終わって19時ぐらいだったかな。
池袋の西口で待ち合わせして、そのまま居酒屋へ行った。
『ここ安くて美味しいんだよぉ〜』
と俺の懐具合まで気遣ってくれてたみたい。
もうマジでキュンキュンしまくりでした。
2軒ハシゴしてその日は帰ったが、次は中華街へ行く約束をした。
それで2週ぐらいしてから俺の車で中華街へ行き、
昼間っからデートらしいデートをして過ごした。
平日だったから泊まるわけにもいかず、夕食後に車に乗って家路についた。
ぶっちゃけ助手席で脚を組んだりする光景や、
谷間がチラチラ見える胸を見ててムラムラしっぱなしです。
ホテルに誘うか、それとも付き合って下さいとか言った方がイイのか、
そんな事ばかり考えながら運転してた。
結論としては『先に告白しておこう』でした。
優里は三田に住んでて結構イイ時感じのマンション。
その斜め前で駐車して、思い切って告白をした。
『超嬉しいけど・・・今はまだ付き合えない』
優里の返事はそんな感じでした。
『なんで今は?彼氏とか旦那さんがいるの?』
『そんなんじゃないけど、今はちょっとそんな気分じゃないから』
凄く困った表情だったから、あえてそれ以上は突っ込めなかった。
『お茶呑んでく?』
誘われて嬉しくなり、地下の専用駐車場に車を停めて部屋に向かった。
部屋は2LDKでOLにしちゃ〜豪勢な暮らしっぽい。
『給料そんなに良いんだ?』
と聞く俺に
『ここ親戚のマンションだから』
と笑ってた。
地方に行っちゃってるから、今住まわせてもらってるんだって。
1時間ぐらいお邪魔して、優里は地下駐車場まで見送りにきてくれた。
『あと10分だけ』
と甘える優里と後部座席に座り、なんとなく妙な雰囲気になっていった。
ミニバンだから後部座席が広いんです。
なのに凄い密着してくるし、俺の手とか掴んで来たりするし。
沈黙のまま見つめ合ってたら優里の方からキスしてきて、そのままディープキス。
欲情しまくりの俺はキスしながらオッパイを揉もうとしました。
でも『ダメッ』と俺の手を掴んで揉ませてくれない。
初めのムニッていう感触だけで、それ以降は触れない状態だった。
ねっちょりキスを楽しむだけだなと諦めてた瞬間、
優里の指先が股間辺りに伸びてきた。
マジか!触ってくれるのか!と思ったら、
なおさら興奮しちゃってチンコなんてギンギン。
太ももを撫でられて、ゆっくり手が上にのぼってきた。
指先が勃起した亀頭に触れた瞬間は、思わず声が出そうだった。
爪の先で亀頭や竿をなぞる刺激に焦らされ、
俺の興奮を優里が楽しんでるような触り方でした。
舌の絡ませ方もエロくて、チンコ握られた時には至福の時。
『凄いね・・・凄い硬くなってるぅ』
甘えるように上目遣いでそんな事言われたらねぇ、
我を忘れて押し倒しちゃいました。
だけどまた『ダメっ』と言われ、じゃ〜どうしたらイイんだと。
『お口でしてあげるから・・・』
こんな事言われたの初めてです。
今にして思えば、なんでいきなり初めての時がフェラ?って思います。
でもあの時は頭が真っ白で、そんな事も考えられなかったんです。
慌ててベルトを緩め、一気に下半身を露出しました。
ブルン!と出てきたチンコを優里が握り、
一瞬俺の方を見て優しく微笑んだかと思ったら、亀頭に暖かい感触が。
亀頭を舌先が動き周り、
「うわぁぁぁ・・・・」
ってぐらい気持ちイイ。
優里にチンコ舐められてる・・・しかも車の中で・・・
亀頭が口の中に入り、ちゅぽちゅぽし始めました。
そんなに経験数はありませんが、ダントツで№1のフェラテクです。
根元を少し強めに握っていてシコシコされながら、亀頭をしゃぶられる快感。
だんだん竿まで咥え込むようになり、
気が付けば半分以上の竿までしゃぶっていました。
ノドの奥までのディープスロート。
しゃぶり上げる時は、裏スジや裏カリに舌が絡み付いてきます。
なんつ〜上手さだよと思いながら、しゃぶっている優里の横顔を見ていました。
谷間が気になり胸に手を伸ばすと、やっぱり断られます。
だから俺は何もせず、ただ終始優里のフェラだけを堪能していました。
気持ち良過ぎて過去最速の10分以内で射精。
イキそうって言ったら『このまま出してイイよ』っていうから、
思いっ切り口の中に出しちゃいました。
その後は一気に賢者モードになったんですが、
確実に惚れちゃってました。
次に会った時もなぜか触らせてはくれず、
またもや車の中でフェラ&口内射精。
『アタシ舐めるの好きなの』なんて言うもんだから、
会えばしゃぶってもらうようになってた。
トータルで10回以上。
『エッチは付き合う様になってから』
と変な感じで言い包められてて、
毎回口内射精という怪しい関係です。
運転してる時にフェラしてきたり、
路駐してフェラしてくれたりと、
俺的にはエッチ無しでも結構満足でした。
いつか付き合えるだろうって思ってたある日、
友達からビックリする話を聞いた。
友達はあの日メアドも交換できなかったんですが、
その後偶然バッタリ出会ったらしい。
それでなんとかメールする仲になり、その子から衝撃的な話を聞いたみたい。
『お前ってあの時の子と今でも仲良くしてるの?』
突然そんなメールがきたんで
『まぁ〜時々呑みに行ったりするぐらいだよ』
と答えておいた。
『この前の子に聞いたんだけどさぁ、あの子ってニューハーフなの知ってる?』
読んだ瞬間茫然としました。
それが理由だったのかって。
一応友達には『知ってるよ〜』と平静を装っておいた。
考えれば考えるほど、いろいろとつじつまが合うわけです。
妙に女の子っぽい仕草や態度、男心を理解してくれているデキた性格。
触らせてくれない大きな胸と、週末の夜のバイト。
男っぽいハッキリしたハデな顔立ちだとは思っていたけど、実際に男だったとは思わなかった。
完全に惚れてたし2日間かなり悩みました。
結局答えが出ずに、わがままを言って深夜優里に会いに行きました。
俺を見て察しが付いたんでしょう。
『バレちゃった?』
とヤケに明るい態度でカミングアウトしてきました。
優里は「目覚めちゃった時」の話や、今の仕事などを話してくれました。
『だから付き合えないって言ったじゃん』
俺の肩をバシバシ叩きながら明るく喋る優里を見て、思わず泣いてしまいました。
それを見た優里も釣られて泣き始め、どうにもならない状況になっていました。
俺の人生を考えると、アタシとは付き合っちゃダメなんだと言われました。
お別れするって事で話が決まり
「それじゃ・・・」
と帰る間際、優里が店の名刺をくれました。
小さなスナックみないた店らしく、今度彼女ができたら連れて来なさいって。
『アタシがどんな女か見極めてあげるから』って。
あれから数ヶ月経つけど、未だにスッキリしません。
優里への罪悪感というか、自分への情なさっていうか。
誰にも言えなかった事をここで吐き出させてもらいました。