ある都内のハッテン場として有名な公園で、
俺は一人で酔い醒ましにベンチに座っていた。
よく行くゲイバーがこの公園の近くにあり、
その日もゲイバーで仲間たちとお酒を飲んでいた。
酔っ払うと、ふっと一人になりたい瞬間が出来る俺は、
ハッテン場として有名な公園に
だいたい二時過ぎぐらいに座って小休憩していた。
夜中の2時くらいに公園のベンチに座ってた。
すると、向こうにいた女と目が合った。
その女はニコッと笑って荷物持ってこっちに寄ってきた。
それで体べったり引っ付けてきた。
この人何したいの?とか考えながら
暇潰しにはなるのでそのまま座ってた。
「女?男?」
「女の子と思って近寄ったけど男でも構わない、
どっちでもいける」
とか言い出した。
こっちは男しかいけないのに。
で、手引っ張って胸とか触らせようとしてきた。
「女の体知りたくない?」
とか言ってさ。
何の興味も湧かない。
人の股間も触ってこようとする、
「興奮してるんでしょ~?」
とか言いながら。
全く興奮も何もしてない。
で、無理矢理キスしようとしたり
「ホテルいこ?」
とか言ってくる。
人の上に跨ろうともしてきた。
キスとこれがなかなか厄介で、
結構グイッとくるので思いっ切り突き飛ばした。
何回もやってくるし、
「興味ない」
って言って突き飛ばしても復活してくる。
仕方ないので
「男にしか興味がない」
と言った。
そしたら
「え?そっちの人?」
って言った後に、
「女としてみればいい」
「してみないから気持ち良さが~、
男なんか~」
とか言い出す。
また跨ってきたりキスしようとするのでとにかく突き飛ばす。
「興味ない」
「嫌だ」
って何回も言う。
胸を見せられようが脚を見せられようがどうでもいい。
興味ないんだよ。
「嫌って言われた事ない、
こんなに拒否されたの初めて」
とか言い出す。
しかも何故か更に押してくる。
キスだの触りだのホテルだの。
ずっと断り続けてると、
「そういうのが好きになっちゃう」
「気に入ったからホテル~」
とかに変わってきた。
本人も
「男なら誰も私の誘いを断らない、
この何時間もあれば男何人か捕まえれるのに」
と言っていたがよく飽きないなと思うし、
他の奴捕まえればいいのにとか思った。
何故こっちに拘るのか。
その内、
「好きになった、気に入った」
とかが多くなる。
何に嵌ってるんだろうか?
他の男捕まえて金取っとけよって思った。
そして何故か、
「友達にも言えない悩みを貴方だから話す」
とか言い出した。
彼氏がどうこうの話を聞かされた。
話し終わった後、
「聞いて貰ってすっきりした。ありがとう」
とか言い出した。
何なのか。
何がしたいのか。
そしてそこから自分の身の上、
勉強は出来たが金がなかったから
進学も出来なかった~とか。
説教みたいな、親を大切に、
貴方の親は、とかが始まった。
そして所々でホテルに行こう、
ホストクラブに行こう、バーに行こう。
跨ってくる。
アレを挟んでくる。
はよ諦めればいいのに。
暇なのでずっと話聞いて遊んでた。
時々もう諦めた!
って言ってどっかに行ったと思ったらすぐ帰ってくる。
そんなこんなしてたら夜が明けました。
女はこの後寝て、朝になってやっとタクシーで帰った…と思ったら、
しばらくしてサラリーマン2人を連れて風俗街に入っていった。
ゲイバーの近くの公園には、
本当に色んな人と出会えます