借金をして彼女を売ってしまいました… | H体験談~エロばなまとめ

   

借金をして彼女を売ってしまいました…

あくまでも聞いた話だ。

話を分かり易くするために

「自分=タケシ」

「彼女=マミ」

「友人=アツシ」

・・・ということにします。

その当時、

自分はバイトを見つけるのにも苦労するような

地方の田舎にいた学生だった。

やることと言えば麻雀とパチンコくらいで、

週末のイベント的な活動と言えば、

車で1時間くらいの新幹線の駅のある街に行くことくらい。

地方都市の僻地にある大学だったので、

自分も含めて多くの学生がアパートなどに一人住まい。

そしては自分は夏休み前だというのに、

友人との麻雀で軽い借金状態で、本当に金がねー、という感じ。

ただ、周りの悪友どもには彼女がいないのに、

自分には彼女がいたことが、ちょっとした優越感であり、幸せだった。

いつものように負けがこんでいた麻雀中のことだ。

アツシが、「なー、タケシ。

どうせ金なくて(麻雀を)打っているんだろ。

負けたらどうすんだよ。

払えんのか、今週中に」

そして俺。

「うるせーな、夏にバイトでもして払うからよー」

そしてアツシがとんでもないことを言い出した。

「じゃーよ、3万円で一回で彼女を一晩貸せや。

一晩じゃなくて、一発でいいさ。

一発3万円つーことで」

そのときは麻雀中の軽い冗談と捉えていたので、

大して怒りもせずに、その場をはぐらかし、

他の友人たちも、そりゃかわいそうだろーとか、

3万円は安いだろーとか冗談を言ってた。

ただし、アツシだけはそれを言い出した半荘のあいだ、

ロン、ツモやリーチのたびに

「これで、マミとの一発に近づいた」

「一発ツモでマミと一発ぅ」とか言いつづけていた。

その日はいつも以上に大きく負けた。

アツシへの追加の借金と今までの総額で、

まだ決まってもいない夏のバイト代が飛びそうな額。

その晩の麻雀はお開きになり、

俺をアツシは帰りの方角が同じなので、歩いて一緒に帰ることになった。

二人で歩いている時、アツシが話しかけてきた。

「おい、はよ金返せよ。

こっちにも我慢の限界があるかんな」

「1X万円なんだから、3発くらいで殆ど返せるじゃんよー」

「あんまり返してくんないと、おめーの親に電話すんぞー」

奴は妙な圧力をかけてきた。

それだけはカンベン、としか俺は返事ができなかった。

「明日土曜日だから、どうせ彼女が部屋にくんだろ~、そん時に、

俺もおめーの部屋にいるから、ジュースかなんか買いにとか言って、外に出ろや。

ヤッた回数は、ちゃんと報告すっからよー」

歩いている間、殆どなんの返事もできなかった。

アツシの部屋は俺の部屋よりも近く、

彼は「じゃー明日の昼前には行くわー」とだけ言い帰っていった。

何も言えなかった。

アツシだけではなく、他の友人にも借金をしていた当時の自分にとって、

10万円近い金がアッサリとチャラになる・・・

というのは、本当に悪魔の囁きだった。

自分の部屋に着くとマミからの留守電が入っていた。

(当時はまだ携帯電話が一般的ではなかった)

明日の午後2時頃に部屋に来るとのこと。

・・・で、バスで街の方に行って映画でも見ようかーとか、

ノンキなことを伝言として残していた。

アツシの奴が来なければ・・・。

アツシの奴が来れば・・・。

その両方の思いでその晩は悩み続け、次の朝は寝不足だった。

アツシは午後1時過ぎに俺の部屋に来た。

今思えば何で奴を部屋に入れたのだろうと思う。

アツシは俺の気持ちなんかには、お構いなしで、部屋に上がるやいなや、

「で、マミちゃんは何時にくんの?」

「あ、あぁ、2時過ぎかなー、たぶん・・・」

うんうんとアツシは頷き、やつぎ早に話し続けた。

「タケシさ、おめー全部ですげー額の借金あんだろ?

でよー、それを随分とチャラか、

逆に儲かっちゃうようなことすんべーよ」

と半分興奮したように話し始めた。

黙って彼を見やると、彼は自分のバッグの中から、

8ミリビデオ(大昔の8ミリではない)と三脚を取り出し、

「これからさー、おれがやるとこ、

こいつ(8ミリビデオ)で隠し撮りすっからさー、それ売ろうぜ。

東京とか大阪の業者にマジで、一本20万円以上で売れるらしいんだよ。

東京と大阪の業者の両方に売れば、一本で丸儲けだぜ。

あとは俺の方でどうにかすっから、

おめーはコンビニにジュースを買うか、

コピーをしに外に出るのを忘れんなよー」

その20万円という言葉に負けたのだろう。

もうあとは何も言えなかった。

昨晩から本当に何も言えない自分が腹立たしかったが、

自分は何の痛みも無しに借金がチャラになることに、

感覚がおかしくなっていたとしか言い様がない。

彼女を待つのも気分的に不快だったのと、

アツシの顔を見るのも嫌だったので、

自分は一人でアツシを無視しタケシVを見始めた。

アツシはそそくさと、8ミリビデオをタンスとカーテンの裏に隠し、

「こんな感じかなー、いやー、ここまで動かせばいいかー」

などいいながら奇怪な動作をしていた。

マミが来たのは、アツシもタケシVを見始めた頃だった。

ちょうど2時。

憂鬱な気分を作り笑顔で隠し、彼女を部屋に入れた。

玄関の見たことのない靴に気がついた彼女。

「あれー誰かいるのー?あー、アツシ君ねー。

こんにちはー」

そしてアツシ。

「よ~久しぶり。

朝からタケシにXX論のレポートの内容を聞いてたんだわー。

これからデートだろー、もうちょっとで帰るからさー」

そのとき俺はアツシにジュース買ってきてとか言わせないつもりで、

冷蔵庫のお茶をアツシと彼女に出そうとしていた。

それを見たアツシが、

「タケシさー、すまんがさっきのレポート、



コンビニでコピーしてきてくれんかー。

俺、さっきのこと、忘れんうちに、

ノートに書き留めておきたいからさー」

そういいつつ、アツシは窓の外を見るフリをして

カーテンの裏の8ミリビデオをONにした。

正確には、そう見えた。

「そういうことで、マミ、ちょっと出てくるわー」

と、俺はマミにいうと、当のマミはタケシVを見ながら返事をした。

図らずも俺は彼女の顔を見ることができなかった。

彼女の顔を見れたら、気持ちも変っていたかもしれないのに。

そこから部屋を出るまでの10数秒はスローモーションだった。

コピーをお願いされているのに、手ぶら。

レポートなど有りもしないのだ。

玄関に向かい、靴を履き、玄関を開けた。

部屋から外に出た。

急ぎ足でアパートの階段を降りた。

部屋から歩いて5分くらいのコンビニに行くと、

雑誌の立ち読みを始めた。

マンガ雑誌を手に取り読み始めたが、

頭に入らないことに苛ついたので、別の雑誌を手にとった。

結局、それも頭に入らない、読もうとしても読めないことに、苛立つ。

早々にコンビニを出た。

県道沿いにある、そのコンビニ以外、

他の店は生活臭ただよう、暇つぶしになるような店は一つもない。

その間、自分の部屋で起きているだろう事が頭から離れない。

部屋から出て10分くらい経っただろうか。

今でも覚えているだが、時計を見るとなんと20分以上も過ぎていた。

何を思ったのか、足早に部屋に向かってしまった。

部屋の前で俺は立ち尽くした。

部屋の中から聞こえる声にビビッてしまい

部屋の前で身動きが取れなかったというのが正しい。

マミが泣き叫んでいる。

アツシがそれに対して何か言っている、いやアツシの方は怒鳴りつけている。

鬱勃起は初めてだった。

部屋に耳を当てると、もっとよく聞こえた。

マミは嫌がり、泣き叫びながら、時々俺の名前を呼んでいる。

それに対してアツシは、何かを言っているが、ここからは分からない。

2分ほど部屋の前にいると、中の声は静まった。

まだ部屋の前で、自分の部屋に入ることに躊躇していると、

隣の部屋の住人が、階段を上がってこようとするのが見えたので、

逃げるように、しかしドアを静かに開け部屋に入った。

玄関からは、ズボンを下ろしたバックでしている状態のアツシが見える。

マミは・・・というかアツシはマミをバックで突いていた。

マミはウグウグと言いながら、突かれている。

よく見るとマミは全裸にされていた。

服は部屋の中に散乱している。

もう暴れ疲れたのか、体での抵抗は少なく、

叫ぼうとして声を発しているのだけは分かる。

手だけは、床を叩いたりしている。

両手は紐のようなもので縛られていた。

マミが潰れた格好になると、アツシはマミを持ち上げ、

隠しカメラの方向に向かって、マミの体を起こしたりしている。

そのうち、アツシはマミから離れ、

カーテンの方に向かうとビデオを取り出し、三脚を外した。

マミは床の上でうつ伏せの状態でグッタリしている。

ビデオを持ったまま、マミを仰向けにすると、

アツシはハメ撮りをはじめた。

その時分かったのだが、声が静かになったのは、

マミの口に猿轡がされていたからだ。

マミは縛られた手で顔を隠し、呻きつつ泣いていた。

顔を隠すとアツシは、ビデオを持っていると

反対の手でマミの手をよけ、そしてマミの顔を何回か平手打ちした。

その光景、マミが平手打ちされるのを見て、自分は正気に戻った。

「もうやめろよ」自分が玄関からそう言うと、アツシはハメ撮りをやめずに

「もうちょっと待てよ、すぐイクから」

「いや、もうだめだ」と、アツシの肩を叩いた。

その瞬間、目の前がパッと黄色く光った。

頭に鈍痛が走った。

アツシにビデオで頭の横を殴られたのだ。

めまいがする。

そして今度は、殴られた逆側をパンチで殴られた。

突然のことと、頭部を殴られた反動と痛みで床の上で身動きが取れなかった。

その間に、ハメ撮りに戻ったアツシは、果てたようだ。

そして、アツシは立ち上がろうとする俺の横腹を蹴り上げ、また俺は床に突っ伏した。

その後にアツシは「タケシよかったなー、これで借金チャラだぞー。

マミちゃんにもそのことは報告しておいたからな、さっき」

と言って部屋から出て行った。

マミは・・・その日のその後のことは分からない。

俺は、アツシが出て行ったあと、マミに「ごめん」とだけ言って部屋を出た。

2時間後くらいに部屋に戻ったら、マミはもう、部屋にいなかった。

部屋は、かなり荒れた様子だった。

その夏、マミからも連絡はなく、マミにも連絡はしなかった。

大学は夏休みに入った直後だったので、友人たちも、実家に帰ってしまった。

会わないようにすれば誰にも会わないこともできる。

俺はアツシを含めた麻雀仲間には

あの一件があったあと一週間ほど誰にも会わなかった。

事件の10日過ぎ頃のことだ、

麻雀仲間とは別の友人から、マミのことを聞いた。

アツシとアツシの故郷の友人がビデオをネタにマミを輪姦しまくったらしい。

マミは夏休み後、大学には来なかった。

マミの女友達が、マミのことを心配し、

俺に何か知らないかと聞いてきたが、

夏休み前に別れたと言い俺は逃げた。

アツシは10月初旬まで大学に来ていたが、

噂によると売ったビデオのことで、

警察沙汰になり、退学処分になったらしい。

本当にアツシはビデオを売ったんだなーと、

当時の自分には驚異的なことだった。

季節が冬に近づくと、

きっと自分はマミのことなんか好きでもなんでもなかったのだな、

と思えるようになっていった。

以上。

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